■トピック
創業時は車載LiDARで家をスキャンしてた/タイミングよくiPhoneにLiDARが搭載され転換/お金を払ってもらえたのは創業3年目/業界のことを全く知らなかったので、現場に行ってみてみた/具体的に何をしているのか・何が大変なのか聞くだけではなく見ることでわかる情報がある/導入意思決定者はまちまち/使ってない人が決める場合は稟議資料まで作る/資金調達はエンジェル→Seed→PreA→Sr A/大事なことは「諦めないこと・やり続けること」/住まいのスーパーアプリを目指す/
■nat社採用ページ
https://www.natincs.com/category/careers/
■ゲスト
劉 栄駿 Bruce Liu(@brucerongjunliu)
nat株式会社代表取締役社長。
早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系企業2社にてPMIに伴う財務・戦略・業務改革やコンサルティング業務に従事。2019年にnat株式会社を創業し、世界初のmm単位・曲線計測対応の高精度3Dスキャンアプリ「Scanat」を開発。スマートフォン1台で空間を高精度に記録可能とする技術により、建設・空間業界のDXを推進。現場対応・低コスト・高精度を兼ね備えた同技術は国土交通省NETISに登録され、東京都ベンチャー技術大賞やインフラDX大賞を受賞。
■パーソナリティ
平田 拓己(@internet_boy53)
waypoint venture partners 代表取締役 Founding Partner
甲南大学卒業後、独立系VCに新卒入社しファンドレイズやPreSeed~Seedステージを軸に12社のスタートアップに投資。2023年にwaypoint venture partner(独立系VC)を設立し、「新しい街づくり」「産業の持続的成長」「個人のエンパワーメント」を軸にPreSeed~Seedスタートアップへ投資
斎藤寛彰(@HiroakiSait)
戸田建設(株)ビジネスイノベーション部課長 一般社団法人建設テック協会事務局長 / 早稲田大学招聘研究員
東京工業大学大学院修了後、2012年に戸田建設に入社。建築施工管理、エンジニアリング等を経験後、経営企画、ICT戦略部門等を経て、現在は国内外の優れたスタートアップ企業への投資とオープン・イノベーションに取り組む。国内外の建設関連スタートアップ企業4社でEvangelist / Executive Fellow / アドバイザー 等を務める。建設DXや建設×イノベーション領域での研究活動にも取り組む
サマリー
nat株式会社の代表取締役社長である劉栄駿(ブルース・リウ)氏が、創業初期の苦労や資金調達、そして同社が目指す未来について語る後編。創業当初は車載LiDARを用いて住宅をスキャンするというユニークなアプローチから始まり、iPhoneにLiDARが搭載されたことを機にプロダクト開発を加速させた。最初の顧客獲得や、プロダクトリリース後の精度改善には多くの困難があったが、現場に足を運び、顧客の課題を直接理解することで信頼関係を築き上げた。特に、建設業界の専門知識がない中で現場のリアルを見ることに重点を置いたアプローチが功を奏した。同社のScanatアプリは、その手頃な価格設定と使いやすさから、現場の職人から経営層まで幅広い層の意思決定者に対応できる柔軟性を持っている。大企業向けにはカスタマイズ機能や稟議資料作成のサポートも提供し、顧客のニーズに合わせた価値提供を行っている。資金調達はエンジェル投資家から始まり、VC、そして事業会社へと拡大。特にトッパンとの資本業務提携は、相互の強みを活かしたプロダクト開発への期待から実現した。創業以来、最も大切にしているのは「諦めないこと、やり続けること」であり、顧客が困る状況を避けたいという思いが原動力となっている。将来的には、Scanatを「住まいのスーパーアプリ」として、空間の記録から家具提案、レイアウトシミュレーション、購入までを一気通貫で提供するビジョンを掲げている。建設業界での起業を考えている人々へは、社会貢献性の高さと面白さを伝え、共に業界を盛り上げていきたいとメッセージを送った。