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【ゲスト:真鍋昌平先生】後編「人の葛藤を描き、自分がどう生きていくのかを探していく」
2023-09-14 30:47

【ゲスト:真鍋昌平先生】後編「人の葛藤を描き、自分がどう生きていくのかを探していく」

ゲストに「九条の大罪」「闇金ウシジマくん」の著者・真鍋昌平先生をお招きしインタビュー!前後編に分けてお届けします!後編では、真鍋先生の「軸」の話を中心にインタビュー!真鍋先生の特徴である徹底的な取材についてもお聞きしています!

<目次>団地で育った影響/周りに理解されない/軸を自覚した瞬間/人間を描ききれていない/自分の葛藤を描く/ウシジマくん1巻を終えてスタイルの変化/他者が介在すること/体験型取材/最近の取材「メン地下」/取材したことを漫画にするしないの基準/ウシジマくん分岐点となったシリーズ/「法律」を描こうと思った理由/真鍋先生にとっての「言葉」

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神奈川に縁のある漫画家をゲストに招き、作品から多大なる影響を受けてきたノルオブがロングインタビュー。辿ってきた道のり、現在までの地図をほんのちょっとのぞき見。人気作品を世に送り出す先生方の「過去のおもしろがり方」を学び、「生き方のヒント」を探っていく番組です。30代に突入し、これからの生き方を模索中のノルオブとともに、さまざまな先生の地図を収集して、自分だけの地図帳(=アトラス)をつくっていきましょう!

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■ノルオブ海と山しかない町に生まれた音楽と漫画をこよなく愛する気さくな⻘年。ラッパー。ラップグループ「JABBA DA FOOTBALL CLUB」に所属。FMヨコハマで毎週日曜10時から放送している「まんてんサンデーズ」のDJも務める。・X(Twitter):https://twitter.com/jiro_no_musuko・Instagram:https://www.instagram.com/handsome_kanemochi/
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FMヨコハマ
PODCAST
こんばんは、のろぶです。
COMIC ATLAS
苦情の滞在
闇金伏島くんの著者
真鍋昌平先生のインタビュー
後半です。ぜひ、お聴きください。
まあその、小学校の時とか、ダンチーで育ったっておっしゃってるじゃないですか。
それがやっぱ影響してるんですかね。なんかすでに子供が常に多いとこに
しかも1年間6年生とかまで、たとえば中学生までいるみたいな環境
っていうのは、そういった目を養うというか、そういう生き方を、生き方って言うんですかね。
選ばせるには、なんか影響したりするのかなって思うんですけど。
真鍋 確かに、ヘタしたらもっと幼稚園ぐらいの時から、中学卒業するまで一緒だった人間も何人かいて、
いまだに連絡取ってるんで、だからそこはちょっといいなと思ってますね。
だからどう見られたかっていうのを、他者が自分のことを形づけてくれるんで。
そうですよね。ある意味自分の客観視もできてたってことなんですかね。
真鍋 うーん、それはできますね。
それも幼少期からというか中学校の時ぐらいから、
俺はこんな感じだなみたいな評価もできてたってことなんですか。
真鍋 まあなんかその周りが見てる自分がこんな感じっていうのと、
自分が今思ってて、自分はこれができるって思ってることってあるじゃないですか。
それはきっと、やってる努力だったり、運だったり、
どうやって形づけていくかっていうもので、
自分は将来的に漫画家になるっていうのをもともと決めてたんですけど、
でもそのことは別に他の人には言ってなくて、
いきなり出てきたっていうふうに思ってる人もみんないると思うんですよ。
もしかしたら本当にFM横浜とか、自分の同級生が聞いてる可能性もあるんで。
でもずっと実績でやってたっていうだけで、
でも内面のところは多分気づかないと思うんですよね。
それは言ってこなかったんですか、周りには。
漫画家をしたいんだよねっていうのを話はしてこなかったんですか。
昔って漫画家になるっていうのを使って、
割と後ろ向きな感じに見られてることが多かったんで。
ああそうかそうか。
今みたいに漫画とかアニメとかが当たり前じゃなかったですね。
自分の時代もギリギリアニメも漫画はちょっと。
漫画はどうかというか、アニメは特にあんまりいい顔されなかった時代だったので、
確かにそう思うと。
そうなんですよ。
それを言った時にみんなもハテナになっちゃうというか。
ハテナなんですよ。
漫画家みたいな。
YouTubeを3年か4年前にYouTubeになるって言ったらみんなハテナってなりますよね。
そういうことですよね。
だから黙ってやるしかないってことですよね。
そうなんですよ。
ああ。
なるほど。
そうなってくると歩く理由もわかってくるというか。
周りにもこんなん言っても絶対理解されないから。
そうですよね。
未だ理解されてませんけど。
それは僕から何も言えないですけど。
03:00
どうだとかは言えないですけど。
そうか。
今ずっと取材を続けていく、取材を続けながら作品を描いていらっしゃるじゃないですか。
なんか冒頭の中で話していた軸がないとやっぱり続かないよなとか、
描き続けれないなってお話だったと思うんですけど。
その軸みたいなものを自覚した瞬間っていうのはどのタイミングなんですかね。
連載が取れて、アフタヌーンという雑誌でやってたんですけど、
それが打ち切りになったんですよね。
もう一個、クイックジャパンという雑誌で片隅祖道という漫画を描かせていただいたんですけど、
それは宗教漫画で、アフタヌーンはSFの漫画だったんですよ。
それが同時に打ち切りになったんですよね。
その時に感じたんですよね。
何がダメだったかなとか。
単純だったのはちゃんと人間を描き切れてないなって思ったんですよ。
人間を描き切れてない。
自分の中で。
それでもう一回連載をしようっていう話になってアフタヌーンで、
それから原作つきますっていう風になったんですよ。
いろいろ話して、刑務所の話を描こうっていう話になったんですよ。
だけど、刑務所の中の話を描くのをやってもサスペンス調のものしか多分描けないなと思ったんですよ。
なんでかって言ったら、そこに捕まってる人の背景だったり、
監視の人たちの背景だったり、そこをちゃんと描くことが多分俺にできないって思ったんですよ。
で、一旦それを断ったんですよ。
やっぱり無理ですって。
さっきみたいに借金して賞を取ったっていう話したじゃないですか。
ああいう感じで、次の連載っていうのを何がダメだったかっていうのが、
さっきの人間描ききれてなかったっていうのがあって、
じゃあ自分にとってそういう描くものが何かとか、
そういうのを考えて、読み手の人たちにどう届くかっていうのを考えたときに、
単純なんですけど、本当にお金って誰にでも共有してるものだから、
まずお金の話にしようって、
その当時金融とか闇金とか流行ってる時代だったんで、
そこをベースにして、
犯罪ものはやっぱり自分得意だったんで、
それを合わせようとかってどんどん重ねていくんですよ。
そこの中にある描きたいものっていうのは人の葛藤なんで、
物語は自分の中で好きなのって、
振り幅があればあるほどいいと思ってるんで、
心が揺れ動くような。
それで、自分にとってのどう生きていくかっていうのを、
探せるものっていうのにしたかったんですよ。
先生自身のことですね。
そうです、自分のことです。
それはやっていく中での葛藤が自分にあって、
その動き何なんだって考え続けてたからってことなんですか?
そうですそうです。
じゃあこれを書くぞっていうのが、
その時一番自分に密着したお金だし、
これまで積み重ねてきた犯罪漫画というか、
犯罪っていうものをトピックに持ってきたものが、
重なった時に自分の軸っていうのが見えたかもしれないと。
06:02
そんな感じでしたね。
なるほど。
内島くんが書いた時に、
あ、これかもしれないみたいな感覚はあったって感じですか?
そうですね。
その前にスマグラっていう4話だけ、
一旦プサスブンの時は結構、
自分の中でさっき言った軸はあったと思うんですよ。
そこのものっていうのと、
もっと世間一般の人に伝わるようにっていう。
スマグラは単編としてすごく気持ちよく楽しめるというか、
映画的だなってすごく思ってたんですよ。
皆さんの背景がだんだんこう分かってくるというか、
劇的な事件が真ん中を通ってて。
確かに確かに。
そうなってくると内島くんは性質が違いますもんね。
そうなんですよ。
あれ3巻か4巻分くらい作ったんですよね。
それを短くしてくれって言われて1巻にやるみたいな。
そうですね。
へー。
で、内島くん書いてみて、
その1巻を終えた後に取材のうちをするようになるってことじゃないですか。
それは1巻の段階で軸が見つかって、
書き切ってみて1巻分話しよう。
軸が見つかったから次のレベルだってことだったんですか、印象としては。
1冊分だったんですよ、最初内島くんって。
1巻だけしかもらえてなくて機械っていうか。
このくらいの連載だよってことですね。
そうです。
で、1巻で終わるものだったんですけど。
でも、頑張ったら多分2巻目の話来るなって思ったんです。
だから打ち切りになった時に、
自分の感情以外の話で言うと、
漫画って残る理由は商業史だったら、
人気投票で上位投票か売るしかないんですよ。
その両方取ろうって思って作ったんですけど。
とりあえず人気が出たんですよ。
批判も多かったんですけど。
ほんと批判が多くて。
それって、つまり人の心を動かしたってことですよね。
それはだから成功したと思ってますね。
軸があったから、その葛藤っていうのをちゃんと古山と表現したから、
見てる方もグラッとして、
そのサンでもピでもリアクションが生まれてるってことですよね。
ほんとそう思っていたいですね、思ってるんですけど。
だからもう見たくないって人もいっぱいいたんで。
でもそれでもやっぱり人気があったから、
じゃあ2巻以降もやろうかってやっぱ、
編集部になって、2巻以降のタイミングで
スタイルを変えるってなる。
もっと広げないといけないって思ったんで。
このままじゃあ、この人気とか、
人に届くってことが難しいかもしれないって考えたってことなんですか?
なんかエネルギーとかをもっと注入させるのに、
いろんなそういう人の意志とか考えっていうのを、
もっともっと取り込みたいっていうのもあったんですよ。
なんかちょっと変な抽象的な言い方をすると。
その熱としてってことなんですかね。
一貫分解の時の熱みたいのを持続させていくには、
自分から湧き上がる熱だけじゃなくて、
その事象に関わっている人の熱を集めてきて、
違う形で放出していくぞみたいな。
09:00
それもあったほうがいいと思って。
だから悪くはないんですけど、
割とその半径5メートルで書き切っちゃう方って多いんですよ。
自分の中の日常とか。
それを続けていくと広がりがないなってちょっと思ったんですよね。
他者がどんどん開催しなくなっていっちゃうと、
新しいものにならないんじゃないかなっていうふうに、
自分はその時の判断ではそう思ったんですよ。
いずれ多分力が続いてたら、
自分個人の話ってもっと商業紙じゃないところで載せると思うんですけど、
描こうと思ってるんですよね。
だから日記書いたときみたいな。
別に人に見せるために作ってないから。
そうですよね。
でも最高傑作っておっしゃるくらい熱はあったってことですよね。
葛藤と熱が。
超不満の流れがありましたね。
そうですかね。
本当軸になることは実はその時積み重ねてたかもしれないってことですよね。
めちゃくちゃいい感じでやってますね。
繋がってるような感じがすごくするというか。
ありがとうございました。
さっき言った他者を開催するってこと。
他者を開催させることの成功体験が2巻3巻であったってことなんですかね。
あった気がしますね。
3巻っていきなり芸の話に関して、自分芸ではないんですけど。
2丁目通って結構それで取材してましたからね。
本当、小川先生のこの取材方法とかを見ているととにかく体験。
とにかく空気を感じに行くというか、体、五感を使って飛び込んでいくぞっていうのは何かが大きくて。
まずやりながらですね。
最初の頃ってもうそういう専門的な方に会うことっていうのはまず行き方がわからなかったんで。
そういうことを取材しているライターの先生方とかをやっぱり紹介していただくんですよね。
それでそのライターの先生方の取材のやり方っていうのも旗で見ながらこうやってやるんだっていうのを見てましたね。
それでどんどん自分のスタイルを見つけていくみたいな感じになっていくってことですよね。
でもやっぱり飛び込まないと、行ってみないとわからないぞみたいなのがそのライターの方々の影響があったってこと。
結構影響は受けましたね。
そうか。それでとにかく現場に行くし、飛び込んでみるしを繰り返しているってことですよね。
そうですね。
僕も喋っていく中でたくさん驚くポイントがあったんですけど、
その中でも一回シェアハウスなんですかね。一緒に住んでたみたいなお話があった。
住みました。
共同生活に飛び込んでみて、もうどんな生活してんだよと思って。
あいたつればそのまま取り込まれてしまいそうな気も。
もっとすごい取材される方って、もっと密接に行くと思うんですよ。
そこまで行かないですね。
金融業者の人と関わってて、自分が貸し付ける側までになっちゃったら、結構えぐいって感じ。
犯罪じゃないですか。それは絶対しないですよね。犯罪行為になるようなことは。
12:00
モチベーションとしてはどんなモチベーションになってくるんですか。
例えば作品のために行くんだっていうのか、それとも最初の方で言った違和感を感じて、
なんだこれみたいなことを確かめに行く感じなのか。
どうなんすかね。一番最近はメンチカの取材してるんですけど、メンズチカイドル。
それは違和感しか感じないですよ。
まず女の人がいっぱいファンでいて、なんで俺ここにいるんだろうっていうところが。
そうかそうか。もう自分とその世界の違和感ってことですよね。
そうですね。
その女の人の持っているエネルギーがすごいんで、それがなんなのかなっていうのを、
一緒の腸みたいな、お腹の腸みたいな変な並び方すんじゃないですか。
確かに確かに。
グルグル回って顔がこうやって合うんですけど、その時に一緒にこう、
なんか推しの人にとりあえず自分の中で作って並ぶんですけど、
挨拶するときめっちゃ恥ずかしいんですよ。
確かに。
向こう、なんでこの前来てんのってあるじゃないですか。
そうですよね。モード切り替えますよね。
チューニング無人みたいな。
それはやっぱり、今メンチカの話だと思うんですけど、
石島くんでも、くじの大大でも、常に今起こっている、現在この世界で起こっているものっていうものに、
先生が単純にこれなんだって思うからって感じなんですかね。
それもあるし、こういう面白い人いるからっていうパターンもあるし。
その面白いはどこで感じるんですか。
メンチカに関して言うと、生きてて自分の痛い場所っていうのがなかなかない人って多い気もしてるんですよ。
本当に好きになれる人とかいなかったり、自分の生活圏内に。
そのときに選んだときのエネルギーってすごいなって思ったんですよ。
女性が推しの人に対しての。
逆に昔、女の子のアイドルを推してるオタクの方達っていうのも見たときにすごい熱烈だったんですけど、
ちょっとまた違う感じがしたんで。
身の捧げ方が尋常じゃないなって女の人の方がすごい面白いなって思ったんですよ。
身の捧げ方が尋常じゃないんですか。
人によるんですけど、もちろん。うまく関わってる人ももちろんいますけど。
でもその居場所っていう話のときに、やっぱり社会における自分もすごく感じるんですけど、
コロナ禍もあったりして、いわゆる学校職場とか以外の場所に自分の存在を認めてもらえる場所がないみたいなのはものすごくあるなと思ってて。
そういうところの社会における歪みというか、みたいなの先生は意識してらっしゃるんですか?
15:00
それとも出題していくなんて感じていくんですか?
最初は自分にとって違和感としか見えないようなものなんですけど、
でもそこでそんだけ熱意を使ってるってことは何かあるわけじゃないですか。
ものすごいG版になってるような場所っていうか。
で、掘り下げていったら、面白かったら、じゃあこれ漫画家にするためにどんどんやっていこうっていうような感じですかね。
ってことは、漫画にするために行くんじゃなくて、もう取材しに漫画にするために行くんだけど。
取材しても結局漫画化しなかったこともあるんで。
それはどういう基準になってくるんですか? するしないは。
YouTuberを書こうと思ってやめたことがあったんですよ。
それはしじまくんの時ですけど。
しなかった理由は、漫画って出るの遅いじゃないですか。
YouTuberも同時にじゃあ取りたいって言うんですよ。
そしたらYouTuberの方が即時性があるから、これは同じことやっても叶わないなと思ったから、
書くならもっと時間かけて調べないと叶わないって思ったんですよ。
そういう場合もあります。
本当に理由は一つじゃないってことですかね。
その場その場で、今回はこういう理由で書けないなとか。
そうですね。
それがまた別の作品の時に繋がってくることもあるってことですか。
そんな感じで。
なるほど。
しじまくんも九尾大三も、自分のイメージはすごく短編が連なっているような印象だったんですよ。
一応しじまくんが主人公ではあるんだけど、毎回なんとかくんっていう、それが主に立ってシリーズを作っていっているような感覚があって。
スマグラの時もすごく気持ちよく短編を読める印象があったんですけど、
先生は短編の連作みたいなのを書いているイメージなのかなって。
でもそれはありかもしれないですね。
それは短編がお好きなんですか、そもそも。
何だろうな。でも気持ち切り替えられるっていうのもありますよね。
気持ちが切り替えられる。
うまくいかない章もあるんですよ。
これちょっと失敗したかなっていうような。で、次頑張ろうみたいな。一回切っちゃって。
切り替えしやすいってことですよね。
ただ九条は一応最初からずっとつながっている物語になっていて、章ごとに分けているんだけど、
基本的には主人公と周りの主要キャラがずっと続いていくっていう物語には変えましたね。
なんとなく自分は九条先生を読んでいて、
牛島くんの長期シリーズを意識していないのかなっていうふうに、
これは勝手になんですけど、思っていて、ずっと九条先生が真ん中にいらっしゃるような印象があったので、
違う動きですごくワクワクしてたんですけど、印象違うぞみたいな。
牛島くんの最終章みたいなところが、牛島くん編みたいなのをずっとやっているような感じの印象で、
これなんかよりハードな感じだみたいな。
辛いです今。
先生の気分っていうのも、そういう意味で言うとシリーズで引っ張られてしまったりしてたってことなんですか?
18:04
そのシリーズの引力みたいなものに。
そういうのありますね。
だからそれこそ、1個のシリーズが終わるごとに深呼吸して、歓喜してというか。
そうですね。
つながっているものはあれど、そうしないと先生自身も身が持たなくなっていくってことですよね。
そうですね。だからわかんないですけど、将棋とか。
でも将棋で悪い手1個打ったら次からどんどんダメになっていっちゃうってあるじゃないですか。
でもそしたら将棋1回やめて、また1回並べ直すってやったら、また違う方法ができるんじゃないかなって。
そういう感じのイメージじゃないですかね。
それは、うしろまくんのシリーズで言うと、1巻終わって2巻が始まって、取材が始まって、
その1巻のタイミングで、この1巻で言ったら終わるかもしれなかったっていう可能性を提示されてて、
毎回必ず突破しなきゃいけないみたいな気持ちがあったからそのスタイルになったんですか?
でもそうかもしんないですね、うしろまくんとかは。
連載打ち切りになった人間とかって、その相手もちゃんと物語を終わらせたいっていうのがあるんですよ。
もしここで終わりって言っても。だからそういう準備をしてたのかもしんないですね。
いつ終わっても別にこれはこれでなんとかなるように。
そうですね。だから1回ヒット作みたいに出すと、そうならないなっていうのがあったから、
だからちょっとスタイル変えてもいいなって思ったのもありますね。
ヒット作をまず出すぞっていうところで、もう覚悟決めていったってことですよね。
ちなみにこのシリーズの中で一番反応が良かったのはどの回なんですか?どのシリーズなんですか?
九条ですか?
うしまくんで言うと。
うしまくんなんだろうな。
でもなんかこれから売れそうだなって気配が出たのがフリーターくん編っていうのが終わって、
今までなかった層の人たちが来てる感じがしたんですよ。
秋葉原の本来自分の漫画読まないような人たちが反応してくれてたんで。
かなり自分はネットのミームになってる印象がすごくあったんですよ。
そのうしまくん出てくる言葉とか、SNSですごい使われてるとか、
その台詞で煽るみたいな文化がもう自分が読んでる時にはあった印象があって、
そのタイミングではそういう人たちもそこに乗ってきたって感じなんですかね。
だと思うんですよね。
最初はそこ全然イメージしてなかったんですよ。
あんまりしてなかったですね。
それこそ九条の大作になってくると、先生のスタイルを理解してもらってる部分もあったりするから、
多分受け入れ方も違う気がするんですよ。
でもなんかよく言われるのが、漫画って漫画のタイトルに人がついてて、
切り替えたらそこにいた人たちが来る人っていうのが少なくなるって言われてるんですよ。
だから作家についてるっていうのがなくて、漫画にそうなんですよ。
だから次こける人って結構多いっていうふうに言われるんですよ。
21:03
九条の大作僕すごい楽しく読ませてもらってて、
本当ですか?ありがとうございます。
何ですか、自分は初めて先生の作品で出会ったのが、田舎から出てきて18ぐらいの時で、
真田役の近くにあるブックオフで立ち読みをしてたんですよ。
その時に東京怖えって思って、そこから間違えた選択をしたくないっていうふうに、
変な甘い話とか怪しいぞみたいなやつには近づかないようにしようっていうふうに考えるようになってからは、
周りにも人生間違えたくなかった、読んでもいいみたいな。
九条も自分はそんな感じで読ませてもらってて、災害のようにある意味どんだけ準備しててもとか、
普通に暮らしてても人は暴力の脅威に襲われてしまう可能性があるし、
不条理に巻き込まれてしまうかもしれないっていうことをすごく感じさせてくれて、
その時にどうするんだっけみたいな、その的確な対処はできないかもしれないけど、
その不条理っては来るかもしれないから備えていけなきゃねっていうのを感じるんですよね。
特に後山君の時と違うタイプの九条の第一話とかは、ものすごい気分にまた支えられて、
動かされて、おーすげーの始まったなーみたいな感じで読ませてもらってたので、
子供ができたら読ませようと思ってくらいの、タイミングがちょっと必要な気がするんですけど。
ほんとタイミングだけは。
ちょっと刺激的すぎるってのを。
変な子供になっちゃいますからね。
変な子供になっちゃうかもしれないですけどね。
でも青年誌であることに意味もわかるというか、
フリーター君のタイミングぐらいからそうなっていった。
そんなイメージですね。
イメージであったってことなんですね。
あー面白え。
先生が、自分が今書いていく中で軸、自分の葛藤を描いていくって話があったじゃないですか。
それを気づいてから、もうかなり時間経ってると思うんですよ。
そこに関しては変わったりはしなかったんですか?
成熟は絶対するじゃないですか。長く生きてて。
関わる人間もどんどん変わっていくし、
やるべきこととか、自分がやらなきゃいけない立場のものとかもどんどん変わってきてるんで、
そこをこなしてたとしても、
藤島君初期にやってたよりも、今書いてるやつの方が自分の中ではレベルが高くなっちゃってるんですよ、作るものの。
そうすると自分の足らなさっていうのがめちゃくちゃ感じるんで、
補うためにものすごい大変だなっていう思いはしてますね。
自分で感じる足らなさっていうのは、技術的な話なのか、それとも表現的な話なのか?
表現と知識的なものもなんですけど、毎回調べなきゃいけないし、
法律扱ってる漫画だから、嘘もつけないじゃないですか、適当な。
24:02
で、ちゃんと確認しながらやったりとかっていうので、その中でちゃんとのびのび書かないといけないっていうのがあるから、
どこまで嘘つけるかとか、どこまで自由にできるかとか、そこの辺で悩みながら作ってる部分があるんですよね。
それは、藤島君のときは、一つファンタジーで書ける部分、話を聞いてファンタジーとして出すっていうのがあったけど、
今回は法律っていうのがあるから、自分に貸した制限みたいな感じなんですかね?
それとも面白かったからなんですか?
法律とそういう持ってる暴力的なものとかって、一緒なんじゃないかなって思うときもあるんですよ。
だって、究極に死刑にすることができるって、ものすごい暴力なわけじゃないですか。
そういう規制で。だからお前は犯罪すんなよみたいな。
こんだけ捕まえるからっていう。
だからそこは一対なんじゃないかなっていうふうに今考えてて、
そこの中でそれを法を扱っている弁護士の先生とか、
法の中、検事の先生だったり、そういうのの考え方っていうのを、
どう真っ進めるかっていうのを今やってるんですけど、
今、その真っ最中のとこなんで。
自分、戦ってる最中なんですね。
そうなんですよ。ただ、のげでも飲みますけど今日は。
飲むけど、それがあるとき気抜けますけど。
そうですね。でもそういう場所に生きてるっていう自覚っていうのも、
自分もよりしなきゃいけないっていう。
この法治国家にいるっていうのは、
それはつまり裏を返せばとんでもない暴力の形でもあるんだよっていうことですよね。
法律の暴力性みたいなのを表現するためには、
他のファンタジーがあったら、よりそれが強く見えるっていうことなんですかね。
そうですね。
実際そういういろんな専門の人に会って、
嘘だろっていう話もあったりするから。
そこは描いていこうと思ってますね。
それを描くことによって、読んだ人たちの中で、
さっきの僕みたいな感情になったりとか、
生き方みたいなのが変わってくることが起こるってことなんですかね。
こっちは嬉しいですよね。そういうのを意図してやってるんで。
屋上を描いていく中で、
描きたいことが増えすぎてしまう可能性もあるんですかね。
やり方によったら、いろんなことを描けるんで。
そうですよね。一生続ける可能性もありますもんね。下手すれば。
死にますでしょ。
確かに。ハードすぎて。
そうですよね。ある程度自分の中で結末を決めつつやっていくってことですよね。
で、さっきちょっと話してた絵日記みたいな、
僕個人的な話みたいなのをやっていくっていう。
そうですね。
最高傑作かもしれませんってポロっておっしゃってたのは、
それはずっと自分の頭の中にあるってことなんですか。
やっぱりすごかったなみたいな。
全然読み返してないから、読んだらもう大したことないだろうかもしれませんけど。
自分の想像の中で、やっぱりすごかったんじゃないかなみたいな。
27:04
軸になる葛藤をずっと描いてるからってことですね。
面白すぎますね。
リアルタイムでずっと内島くんを読み進めていって、もちろんその中で人生の変化もたくさんあって、
やっぱり言葉とか出てくる、なんかドキッとさせられる瞬間がすごくあって、
それは真部先生が自分で人生哲学として出てきた言葉なのかなってすごく感じるようになってきて、
その言葉っていうのは真部先生とってどんなものなんですかね、出てくる。
2巻ぐらいで内島くんが、最初に信用を作るより一回失った信用を戻そうが大変だぞっていうのがあって、
中学ぐらいの時に万引きみたいなのをして、一緒に万引きした弁当屋の息子がいて、そのお父さんに言われた言葉なんですよ。
弁当1個いくらっていう風に売ってて、やっとここまでやってきたんだけど、
一回信用を失ったらそれが全部なくなって、またそれを作り直すのが大変みたいな話をすごい印象的に残してたんですよ。
そういうのも入れてますよね。
取材してる中でこの人の言葉面白いって思ったものも。
入れられたりしますね。
それ先生自身がハッとしてみたいな感じなんですか。
そうですね。
その時は自分もそういうとこあるなとか思ったりする感じなんですか。
それとも漫画の中であのキャラの今この現状にピッタリハマってるぞみたいな。
そういうのもあるし、あとリズムでその言葉とか見開きで絵だけとかあるんですけど、
その時に一番いい言葉を置いて、どうですかみたいにやりたいっていうのがある。
その見開きにおける言葉っていうのは結構大事にしてたりしますね。
リズム。
リズム、自分の中で気持ちいい感じでコマの割り方とか、言葉の運び方とかって一応考えてるところがある。
なるほど、今日本たくさんお話を聞かせてもらってありがとうございます。
最後にこのコミックアトラスでは先生方からノルウェーブに行ってほしい場所みたいなのを宿題でもらってるんですけど、
神奈川県内どこありますかね。
野芸に。
野芸ですよね。何度もこの中で飛び出してきた言葉。
そうですね、野芸しかないです。
野芸しかないですね。
じゃあ野芸。
野芸飲んでくればいいってことですね。
そうですね。
もうこれ仕事ですから飲んでいきませんでした。
ありがとうございます。ということで今日はゲストに小林先生来ていただきました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
30:47

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