はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております、ということで。
今日はね、比較的天気が良かったんですけども、昨日ですね、もうめちゃくちゃ雨が降って、ある商業施設に行ったんですけども、
大雨過ぎて、トイレが使えなくなって、その商業施設の半分近くのトイレが使用中してね、もうトイレ激込みで、人もめちゃくちゃ多いし、非常にね、そんな雨が降ったなと思ってね。
珍しくね、4月にしては珍しく大雨が降ったなということでね、全国的にも結構降ったみたいですけども、
大阪万博も開幕しましてね、大阪万博の方でも、高天でかなり雨が強くなって、世界最大の木造建築のリングの下にね、避難するようにみんな集まって固まってたみたいな感じでね。
でもリングはリングでね、屋根ないから屋根あるけど、横殴りの雨だと、横からめちゃくちゃ雨が降ってきてね、入ってきて非常にね、大変だったと。
並ばない万博とか言われてたのに、めちゃくちゃ並んでる。あとね、食べるものが高いとかね、非常にいい噂を聞かないというかね、いい情報がね、悪い情報しか聞かないので、どうなっていくのかなということで、まだ開幕者ばっかりですから、それを改善しながらですね、していくんだろうなということと、
あとなんかね、キャッシュレス決済というか、現金は使えないみたいな感じで、クレジットカードとかキャッシュレス決済のみしか扱ってないという割には、Wi-Fiが弱いというか、Wi-Fiがほとんどないみたいなね、感じで、オフラインでチケットをスクショしてきてくださいみたいなね、ネット繋がらんのかいみたいなね、そういったことを予想できたはずなのに、本当に運営どうなってるのかという感じでね、悪い噂しか聞かないんですけども、
10月までやっておりますからですね、まだ完成してない海外のパビリオンもあるんですけども、どうなっていくんでしょうかというところですかね。
今日のお話はですね、わりと衝撃的というかですね、そうなみたいなね、面白というかね、そうなるのねみたいなね、オタクも突き詰めるとですね、逮捕されちゃうんだというお話をしたいなと思いますけども、
どういったお話かというとですね、科学オタク周期表コンプリートを夢見て逮捕、フルトニウム密輸事件の詳細ということでですね、何かと言いますとですね、
これね、科学オタクで、元素ね、水平、離泳、僕の船みたいなね、元素記号あるじゃないですか。それをですね、例えば水素やったら水素、炭素やったら炭素みたいな感じで、全元素の実物をね、コンプリートしようと。
周期表の全元素を集めよう、コンプリートしよう、元素コレクターのね、科学オタクの方がですね、数々の元素を取り寄せてね、実物の周期表を完成させようとしたんでしょう。
そのことでね、フルトニウムを密輸したんだけども、フルトニウムを買ったんだけど、それあかんよってなって、ゆくゆくはね、最終的に逮捕されちゃったという事件なんですけども、
オーストラリアのシドニーに住む24歳のエマニュエル・リデン氏という方がですね、リデンさんがですね、周期表の全元素を収集するというね、壮大な目標を掲げてコレクターですね、その一環として放射性元素であるフルトニウムをオンラインで注文したんですね。
しかしですね、この行為がオーストラリアの各不拡散法に抵触し、逮捕に至ったということなんですね。フルトニウムを輸入したということなんですけども、フルトニウムって何っていうことなんですけども、これね、人工元素で、ほとんどね、自然界にもあるんですけども、ほんとにちょっとしかない。
ほんとにわずかしかないんですけども、原子番号94番の元素で、元素記号はPUですね。これね、人工的に作るんですけども、詳しい作り方はですね、割愛しますが、原子炉でね、ウラン燃料を核分裂させることで生成されるんですけども、
ウランからですね、核分裂させて、ベータ崩壊してね、フルトニウムを作っていくわけなんですけども、核分裂する性質を持っているので、高速増殖炉などの燃料に用いられると。
日本ってね、世界で有数のフルトニウムを持っている国なんですよ。比較三原則ということで、核を持たない、作らせないとかね、持ち込ませないとしてるんだけども、中国の軍事用に原子爆弾とかね、原子炉で使われる、原子力発電とかで使われるますよ、フルトニウムね。
核爆弾とかに使われるんだけど、中国が持っている核軍事用のフルトニウムの10倍の量をですね、日本は実は保有してるんですね。
これね、他の諸外国にしてみれば、フルトニウムめっちゃ持ってるから、核持ってないとかね、比較三原則言ってるかもしれないけど、日本核持ってるよって結構突っ込まれるわけなんですよ。
でもこれはですね、フルトニウムを燃料として再利用して、核燃料サイクルを実現しようとしているので、多くのフルトニウム持ってるんだけども、原子力用に使ってますよっていうこと言ってるんだけども、他の諸外国からしてみれば、いや、核持ってるよっていう国に結構突っ込まれてるんですけども、それぐらいね、46トン保有しております。結構それはめちゃくちゃ多い。
それを置いといてですね、このフルトニウム、原子爆弾とか原子力に使われるので、非常に危ないというかですね、そんな個人で持ってたらね、それは疑われるよっていう話なんですよ。
このリデンさんはですね、アメリカの科学系ウェブサイトを通じてフルトニウムのサンプルを注文し、それを両親の家に配送させて、分かってたけど当局はですね、荷物の内容と注文者を事前に把握してたんですけども、あえて泳がせて警察、国境警備隊、消防、救急隊を総動員して逮捕劇を繰り広げたということで、
こいつは何か企んでる、原子爆弾を個人で作ってるんだということで、企みがあって、そういうふうに疑いかけられて、逮捕に行ったということなんですね。
この弁護側の主張はですね、リデンさんの弁護士はですね、今回の事件を過剰反応と批判しております。
リデンさんをですね、悪意のない科学オタクと擁護しているということなんですけども、リデンさんはきってやコインの収集家でもあり、元素収集もその延長線上にある趣味だったと説明しているので、悪気ないよと。別に核爆弾作るためにフルトニウムを輸入したわけじゃないよということを弁護側は言ってるんだけども、いやいやね。
そもそも核不拡散法に抵触しているから、そもそもフルトニウムを輸入すること、密輸すること自体がダメだから、ダメだよねということになってるわけだということなんですね。
一方、この検察側はですね、違法物質の入手が新たな犯罪を誘発する可能性があると指摘して、無害な収集家という主張に真っ向から反論しているということで、結構司法が揺れております。