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#1077 2歳前の記憶がないのは消えた訳じゃなかった!?
2026-03-27 13:57

#1077 2歳前の記憶がないのは消えた訳じゃなかった!?

2026.3.27配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、幼児期の記憶についてお話しました。

それではまた。


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はいみなさん、こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、今ですね、講師園ではですね、選抜が行われておりますよね。
今日はベスト8が出揃いまして、ベスト4を賭けた対戦をしているわけなんですけども、このベスト8が一番面白いですよね。
1日4試合あって、どのチームがベスト4に進むのかということで、ベスト8の対決が一番面白いなと思うんですけども、
講師園といえば高校生ですよね。高校生、今非常に選抜を頑張っているわけですけども、
みなさんがね、高校の時はどうでしたかね。私は野球とかやってませんでしたし、打ち込むものとかっていうのもあまりなかったので、
見てるだけでね、高校休止見てるだけで胸が熱くなるなと思うんですけども、
高校生の頃の記憶なんてね、遠い過去みたいな感じですよ、今となってはですね。
中学校の時何打ち込んでたかなとか、小学校の時何夢中やったかなというふうに記憶をたどっていくとですね、
みなさんはですね、一番古い記憶っていつ頃の頃ですかという質問なんですけども、
記憶にある限り、幼稚園の頃とかも記憶あるし、4歳ぐらいの記憶はですね、たどっていくと思い出すことができるんですけれども、
今日のお話はですね、そんなに記憶に関するお話なんですけども、
0歳とか3歳未満、3歳の記憶はね、ちょっとねチラッとあるかもしれない人もね、
いるかなというふうに思うんですけど、もう一人いると思うんですが、
めちゃくちゃちっちゃかった頃、幼少期、幼児期の記憶ってありますかって言われたんですよ。
で、大体の人はですね、覚えてないよっていうふうに答えると思うんですよ。
中にはですね、体内の記憶ね、お母さんの体内にいた時の記憶があるっていう人もレアキャラで中にはいるんですけれども、
0歳から3歳の頃の記憶って、なんでか全然覚えていないよねっていうお話になると思います。
このね、0歳から3歳までの記憶がほとんどないよっていうのはですね、この現象にちゃんと名前がついていて、幼児期見忘っていうふうに言うんですね。
でもですね、最近の研究で、科学の研究で、どうやら私たちはその頃の記憶を消しゴムで消しちゃったわけじゃなくて、
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思い出せないだけで、実はちゃんとしまってあるんじゃないっていう説がですね、浮上してきたので、
そちらのお話をしたいなと思うんですけども、0歳から3歳の記憶ほとんどないけど、それはね、全然記憶がない、消しちゃったってわけじゃなくて、
実はまだ残ってる。それはね、その引き出しが開けてないだけで、実は残ってるよっていうお話をしたいと思います。
そもそもね、記憶というものがですね、自分が体験したことを脳に刻み込むことですね。
自分という意識、自意識が生まれないと記憶も始まらないはずっていうふうに思いません?
だから自意識がないから赤ちゃんのときはね、だから覚えてないんだというふうに思うかもしれませんけれども、
この自分という感覚はいつ頃生まれるのかということなんですね。
イギリスの研究で、まだ言葉もしゃべれない生後4ヶ月の赤ちゃんを対象に実験が行われたんですね。
どんな実験かというと、赤ちゃんをスクリーンの前に座らせて、画面上のボールが自分に近づいたり離れたりするのを見せるんですね。
そしてボールが一番近づいたタイミングで赤ちゃんの手にプチッというですね、小さな衝動を与えるんですね。
するとどうなるかというと、生後4ヶ月の赤ちゃんの脳は、あ、ボールが来た。もうすぐ手に触れるかもというふうに予測して、
実際に振動が来る前から触った感じに関わる脳の、その触感が生まれる脳の部分がですね、活性化した。
あ、ソワソワしてたんですね。これね、めちゃくちゃすごいことが起こっていると思うんですけども、
つまり赤ちゃんはもう自分の、この時点で自分には手があるということも理解しているし、
ボールが近づくとその手に触れようと、ボールを触ろうとしているんですね。
なので、自分と世界の関係性を理解しているということになりますよね。
さらにですね、生後8ヶ月の赤ちゃんにはちょっとね、ズルをしたね、実験をしたんですね。
何かというと、ボールが一番遠くに行った時に手に振動を与えると、今度はですね、赤ちゃんの脳に、え、なんで?というふうに驚きの反応が現れたらしいんですね。
これはもう完全にですね、ボールが近い時に触れるはずという予想を裏切られた証拠なんですね。
言語や経験が乏しいと思われがちな赤ちゃんが、実はこんなにも早い段階から自分と外の世界、自己と外界を理解しているというところにつながるというところなんですね。
ここでですね、冒頭の疑問に移るんですけども、生後4ヶ月で自意識が生まれているなら、1歳未満の記憶だっていいはずなのに、
なぜか我々はですね、思い出せませんよね。このボールの実験でもう自分と外の世界というのも理解しているし、ボールが近くできたら触ろうとするし、
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自分には手があるということも分かっているし、自分の自己意識というものがもう生後4ヶ月からあるにも関わらず、自意識、自分というものがなければ記憶できないという思いがちだけれど、
4ヶ月で自意識があるのであればですね、覚えとってもいいよねって話になりますよね。記憶というものがね。でも覚えてない。分からない。忘れているよね。
思い出せないですよね。0歳のこの4ヶ月、8ヶ月の記憶なんてね。この謎を解く鍵を握っていたのが、自閉スペクトラム症候群ですね。ASDの人と呼ばれる人たちですね。
ASDの人の中には驚くべき記憶力の持ち主がいるんですね。子供の頃に行ったあの公演のあの日の風景はありありと思い出せるとか、私たちがとっくに忘れているような過去の出来事をまるで昨日のことのように話せる人がASDの人たちでは結構いるんですね。
このASDの人たちはこの幼児期健忘、0歳から3歳にも記憶ないよっていうのを幼児期健忘と言いますが、これを影響を受けてないんじゃないかというところですよね。覚えてるから。
そう考えたアイルランドの研究チームは、ASDの発症に深く関わるとされる母体免疫活性化という現象に注目したんですね。英語でMIAですね。この母体免疫活性化っていうのはちょっと難しい言葉ですけども、簡単に言うと妊娠中にお母さんの免疫システムが感染症とか炎症とかで活発になっちゃうことなんですね。
これまでMIAが起きると、なかなか赤ちゃんの神経の発達に影響が出て、ASDなどの発達障害のリスクが高まることが分かってたんですね。研究チームはマウスで実験をしたんですけども、マウスで妊娠中の母マウスにわざと炎症を起こして、この母体免疫活性化状態を作り出したんですね。
すると、生まれてきた子供のマウスたちを観察して、結果として母体免疫活性化マウスの子供はASDのような行動を示した。コミュニケーションの異常などですね。
2つ目が、このマウスに幼少期のトラウマ、電気ショックの恐怖を覚えさせて、大人になるまで育てたところ、母体免疫活性化の母から生まれたマウスは、大人になってもその恐怖を忘れていなかった。
さらに、普通のマウスはそのトラウマを忘れていたということで、人間に言うとASD、母体免疫活性化状態のマウスから生まれた子供マウスというのは、小さい頃の記憶がしっかり覚えているということなんですね。
さらに驚くべきことに、この現象を引き起こす原因物質はインターロイキン17、IL-17という免疫物質だということも特定されて、IL-17をなくした母マウスでは、たとえMIAを起こしても母体免疫活性化を起こしたとしても、子供は普通のマウスと同じように幼少期の記憶を忘れていたというところなんですね。
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たどり着いた答えが、研究チームはさらにたどり着いた答えなんですけども、普通のマウスでもあるスイッチを入れると、忘れたはずの幼少期の記憶を呼び起こせることを発見したんですね。
そのスイッチとは、記憶を保存している神経細胞、エングラム細胞と言うんですけども、それを無理やり活性化させると、ちゃんと幼児期、0歳から3歳のように、幼児期健忘の忘れていた記憶を呼び起こせることが、しっかり呼び起こすことがわかったと。
なので、記憶そのものは、ちゃんと脳のどこかに保存されているけども、普段はその引き出しが開けられない状態になっているだけという可能性が浮上したと。
まだマウスでの実験なので、それがそのまま人に対しても言えるかということは、なかなか難しいところもあるんですけども、今回の研究をまとめると、人生の初期の記憶は消えたわけじゃないということなんですよ。
ただ、思い出せないだけで、脳のどこかにしまっている。さらに、妊娠中のお母さんの免疫状態が、その記憶への蓋、要は幼児期健忘するかしないかを決めている可能性があると。
なので、活性化してしまうと、ASDのような蓋をしている、普段覚えていてどこかにしまっているんだけれども、その蓋が開いちゃってる状態の状態の人だと、幼児期の記憶が思い出せるし、記憶力が非常に活発化すると。
このASDの人に初期記憶の保持者が多いのは、MIAの影響でこの蓋がうまくかからなかったかもしれないということが言えると。
この研究チームは、健常な人にはこの蓋、つまり初期記憶に対する忘却スイッチが自然に入る仕組みになっているんだろうということを推測しているということなんですね。
でも、最後にこんな疑問が思い浮かびませんか。何でそんな仕組みがそもそもあるの?別に0歳から3歳の記憶なんて別にいいやん。
なんで忘れるというか蓋しちゃってるのか。覚えてるのに、どっかの細胞に閉まってあるのにも関わらず、なぜ蓋した状態で思い出せないような状態になっているのかということなんですよ。
なんでそんな仕組みをするのって話なんですけども、これですね、哺乳類の進化の過程で、必要かどうかっていうのはまだ分かっておりません。
蓋することにおいて、メリットがあるかどうかまだ分かってないんですけれども、ここまでは推測というか考察の域になるんですけども、新しいことをどんどん学んでいきますよね、我々ね。
幼少期からどんどん過ぎていくと、好きなこともいっぱいできてきますし、いろんな記憶をどんどん覚えないといけない。新しいことをどんどん学ばないといけない。
ってなるとですね、古すぎる記憶は邪魔になっちゃうから、忘れたわけじゃないけども別にいいよね、引き出し締めたままでいいよね。もっと覚えないこといっぱいあるから、そこ別にエネルギー使って、
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思い出す行為そのものが、新しいことを覚えなあかんから邪魔だよねっていう話なんですよ。妨げになるから閉まってあるんちゃうかということとか、あまりにも多すぎるから脳がパンクしちゃうんで、ちょっと閉まっとこ。
いや、覚えてはいるよ。覚えてはいるけど蓋しとこっていう状態になってるんじゃないかということなんですね。
まだ謎は深いですけども、記憶は思い出せなくなることはあっても完全に消えることはないという、なかなかロマンチックな話になりますけども、覚えてるけど取り出さないっていう、なかなか面白い脳の反応だなと思うんですけども、
なので、みなさんは無理矢理2歳の時にタイムスリップしなくても大丈夫です。覚えてはいますので、その何かしらの影響で蓋がされたりすると、実は記憶を生みがえるみたいなところもあるんですけども、覚えだしてたからといって、
赤ちゃんの時の記憶とか思い出してたら結構面白いかなっていうふうにね。どんな人が来てるのかなっていうのも面白いですし、そういえばこのおじちゃんすごい可愛がってくれたなっていう記憶とか思い出すと、いろんな人に感謝せなあかんなっていうふうに思いますからね。
ということで、別に0歳から3歳の記憶は忘れたわけじゃなくて、思えてはいるんだけれども、蓋してあって思い出せない状態になっていると。なぜそうなっているかっていうのはまだまだ、これからの研究が進んでいくと新たなことがわかってくると思うんですけども、忘れたわけじゃないよっていうことですかね。
これがロマンチックで面白いなといったところですからということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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