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2025-11-21 10:24

#1006 クマ被害が多いのはアレが原因かもしれない!?

2025.11.21配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、野生動物トラブルと気候についてお話しました。

それではまた。


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はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
最近、日本のニュースといえば、高市総理とクマということで、この2大巨頭が多くのワイドショーを賑わしているニュース番組で、多くの時間を割いているわけなんですけども、
今日は取り上げるのはクマの方なんですけども、日本各地でクマが人里に降りてくるというニュースをよく本当に目にしますし、
過去最高のクマによる死者が出ているということで、非常に大きな問題になっていて、自衛隊も出動している自治体もあるんですけども、
なので、クマ以外の野生動物も含めて、人間と野生動物の距離が何か最近急に近くなっているような気がしませんか、ニュースで取り上げられておりますので。
この距離が縮まる現象というのは、何も日本だけではなくて、世界的な問題ということなんですね。
今日取り上げるテーマは、野生動物と人間が距離が近くなっている生活空間を被ってきたよというのが、あることが原因かもしれないというお話をしたいと思います。
アメリカのカリフォルニア大学デイビス校の研究チームが、気候変動と動物トラブルの関係性を大規模なデータを解析して示してくれたということなんですけども、
結論から言うと、どういう気候変動かというと、雨が降らなくなるほど、野生動物とのトラブルが増えるという研究結果が出てまいりましたので、ちょっと深掘りしていきたいなというふうに思うんですけども、
この研究チームが注目したのは、寒抜なんです。雨が少ない。寒抜が影響しているんじゃないかということなんですね。
世界的に寒抜が長期化すると、動物たちが生きていくために必要な水とか植物が自然界からどんどん消えてしまいますよね。
動物たちにとっては、大ピンチなんですよ。生命線が途絶える大ピンチなんですね。そこで彼らが向かう先は、他でもない私たちの生活圏なんだということなんですね。
研究者たちはカリフォルニア州で7年間、2017年から2023年に報告された3万件以上の野生動物トラブルデータと地域の年間降水量を徹底的に分析したということなんですね。
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通報内容の中心は、野生動物トラブルの内訳というか中身なんですけども、家畜が襲われたとか庭が荒らされたといった被害や、ゴミを漁る住宅をうろつくといった迷惑行動というかね、それは人間目線だからあまり好きじゃないんですけども、そういった実害があったよという報告と降水量を調べたということなんですね。
この研究結果は結構驚くべきものなんですけども、地域の年間降水量がわずか1インチ、約2.5センチですけども、1インチ2.5センチ減るごとに動物によるトラブル報告が2から3%も増加していたということなんですね。
特にこの傾向が顕著だったのが肉食動物だったんですね。アメリカのカリフォルニア州なので日本の動物は違うんですけども、ボブキャットによる被害がですね、年間降水量が1インチ減少ごとのトラブル増加率、ボブキャットが一番多くて2.97%増加していると、約3%ですね。
ボブキャットっていうのはですね、大山猫かなの動物で、でかい猫だと思ってください。でかい肉食の猫。1メートル近いんでめちゃめちゃでかいですよね。
あとアメリカグマ2.56%増加。コヨーテ2.21%増加。ピューマ2.11%増加ということで、2から3%降水量が1インチ減少するごとに野生動物のトラブルが増えているということなんですね。
で、干ばつでどんな悪循環が起こるかというと、干ばつで植物が枯れますよね。そうすると草食動物の数が減る。この草食動物というのは肉食動物の餌になりますよね。餌が減るということですよ。肉食動物は必死で餌を探す。
で、ないないないってなった時に人間の家のゴミやペットフードがご馳走に見えてしまうので人里に置いてくる。要は人間の生活空間のところに彼らがやってくるということなんですね。つまりですね、気候変動が動物たちを追い詰めて私たちの食料やゴミを代替の餌場として利用しているという構造が浮き彫りになったということなんですね。
これはデータマトメティックウェイで一つ興味深いことがあって、単なる動物を見たという目撃情報は降水量とは関係なく増えていなかったという点なんですね。
どういうことかというと、感抜に人がイライラして、動物を見たみたいな感じで自暴自棄になって報告しているわけじゃなくて、実害が増えているということはですよ。母数が、動物を見たという母数が感抜によって増えたというわけじゃなくて、感抜だろうが降水量は年々通りでちゃんとあった場合でも動物を見たという報告数は変わっていないにもかかわらず、
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実害が増えているということは、単に人間との距離が近くなったトラブルが増えたという証拠になりますよね。
なので、やっぱり動物たちは生存のために私たちのテリトリーに深く張り込んで生きているという裏返しでもあるということなんですね。
その点で、この研究者たちは、この仕組みがわかったのならトラブルを減らす方法も作れるという前向きなメッセージを伝えているということなんですね。
私たちが肉食動物と共存していくために、これから本当に大事になるのは、動物が人里に来なくても生きていける環境を整備することが大切だよということなんですね。
具体的には、動物の故郷を守るということで、人里から離れた山奥に動物たちが安心して利用できる水場や、餌となる食性をしっかり確保するということと、
人間側の対策としましては、ゴミをしっかり密閉するだとか、コンポストを管理するなどということで、動物にとって魅力的な代替の餌を極力なくすことが大切かなといったところですね。
今回の研究は、地球規模の気候変動というか、基本的に気候というのは何万年単位で見ないといけないから、
基本的に1年、2年、3年とか10年、50年というのは誤差でしかないので、たまたま寒伐というか雨が少ない時期が続いているだけで、気候変動という大きなことを言ってしまうのはどうかなというふうに思うんですけれども、
私たちの寒伐になったりとか雨が少ないということが、庭先や町中での動物の距離まで変えてしまっているという、そういった現実はあるのかなといったところですよね。
野生動物との新しい共存の形を見つけるために、まずはこの気候変動をどうにかしていかなければならないなとか、何か変わっているなというのはですね、
あとは何ですかね、やっぱり人間がもともと、人間なんて死んだものですから、彼らの方が先にいたのに、そのまま生息域を脅かしているというのが、気候変動も含めてですね、あまりよろしくないかなと思われたところなんですね。
アメリカの研究なんで、そのままそっくり日本に置き換えることはどうかなと思うんですけれども、今年ね、東北地方ね、結構東北地方の熊被害多いじゃないですか。
東北地方はですね、羽目少なかったんですよね。
軒並みですね、東北地方のダムの貯水率が例年に比べて低くなっています。減少しています。
特にですね、宮城県の鳴子ダムなんて、43日連続貯水率0%なんですよ。ダムどうなっているの?というくらいのレベルですよ。
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地域差によるので、貯水率が例年どおりのところもあるんですけども、全体を通して東北地方のダムっていうのは貯水が続いていたんです。
雨が少ない。なのでね、それがね、やっぱりね、日本にも置き換えられるから、基本的にどの動物も繋がっていますから、
やっぱり間伐だったし、やっぱり雨少なかったので、人里に降りてきやすい条件が、今年はやっぱり整っていたのかなと。
なので雨を降らすことはなかなかできないけども、そういった気候変動も注目しながらですね、やっていく必要があるかなと。
急にね、凶暴化してね、人を襲っちゃえ、みたいなことはですね、ありませんので、やっぱりそういう気候であったりとか、
食べるものが少なくなると、やっぱりね、その食べ物を持ち出していかないといけないし、冬眠するから、やっぱり荒食いしないといけないから、
そういったところもやっぱり関係しているのかなということで、やっぱりこの科学的な目で見てね、熊怖いとかそういったことを言っているんじゃなくて、
自衛隊に頼るんじゃなくて、そういった科学的な視点を持って対策していくことがですね、やっぱり大切かなと。
それがね、地域の安全にもつながりますし、そういった生活の場においてですね、やっぱり科学という目をですね、しっかり持っていただくと、
ちょっとは見方も変わってくるのかなと。
まあ、いったところですねということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆さん、さようなら。バイバイ。
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