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ブログの管理者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。 英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間に、おもとに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は6月4日日曜日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。本日お届けする話題は非常に身近な単語の語源についてです。
日本の語源と英語での初出年代です。 どうぞよろしくお願いいたします。本題に入る前に、おととい6月2日にオープンしましたプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語史の話の宣伝をさせてください。
今お聞きのこの通常配信ですね。voiceの英語の語源が身につくラジオheldioが丸2年、始まってから丸2年が経ちました。その記念日である6月2日にこの通常配信に上乗せする形のプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語史の話をオープンいたしました。
おととい金曜日の晩ですね。夕方6時にその初回をお届けしたんですけれども、早速プレミアムリスナーに参加して聞いていただいた方もおられるということで、大変心強く思うわけなんですけれども、こちら有料となっているんですね。有料チャンネルで月額800円ということになっています。
こちら有料の放送ということになっているんですけれども、決してプレミアム放送ではないんですね。内容がワンランクアップするとかではないんですね。むしろ通常回はですね、私ベストを尽くしていますので、これ以上プレミアムな内容の放送っていうのはできないんですね。
ですのでプレミアム放送ではなくて、プレミアムリスナーになっていただいて、そのプレミアムリスナーになってくれた皆さんに対して限定配信するという趣旨です。内容としては特にワンランク、ツーランク、上とかいうことではありません。
むしろこのVoicyを活用した英語詞活動、英語詞を広めていくっていう英語詞活動ですね。これをヘルカツと私は呼んでいますが、ヘルカツを応援していただけるリスナーの皆さんに寄付していただくと言いますか、クラウドファンディング的なそんな場と捉えていただくと趣旨が一番わかりやすいんではないかと思うんですね。
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そこで得られた収益を原始として、さらに私自身がこのヘルディオもそうですけれども、それ以外にもですね、ヘルカツ英語詞活動を広めていくというそういうことを考えています。
もちろんこのプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語詞の話の内容自身にもベストを尽くすわけなんですけれども、広く英語詞活動ヘルカツにご賛同いただける方はぜひ参加を検討していただければと思います。
新チャンネル開設の趣旨であるとか狙いについては、このヘルディオでも過去の回で喋っています。それから私のヘログ英語詞ブログの方でも書いています。
関連する記事へのリンクをこちらのチャプターに貼っておきますので、ぜひ参加を検討されている方はそちらを読んでいただき、あるいはヘルディオの関連過去回を聞いていただき、その上でご判断し決定していただければと思います。
ということでプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語詞の話のお知らせでした。
今日の本題ですけれども、日本の語源と英語での初出ということで私たちにとって極めて身近なこの3つの英単語ですね。英語としての単語です。
この語源に迫り、そして英語での初出年代ですね。いつ現れたのかということを歴史的に探ってみたいと思います。
まずオックスフォードイングリッシュデクショナリー、こちらに当たってみたいと思うんですね。
ジャパンこれで引いてみます。その語源欄にですね、いろいろと情報が載っているわけなんですけれども、まずヨーロッパの言語ですね。英語に留まらずヨーロッパの諸言語では大体同じ系列が使われていますね。
英語でジャパンですね。フランス語でジャポンですね。スペイン語でジャポン。それからイタリア語でジャポネのような形です。
それからドイツ語ではヤーパンという形ですね。このJの音がヤっていうヤ行になるというのがドイツ語であるとか、オランダ語であるとか、他のゲルマン語ではですね、割とこのヤという音になるものが多いと思いますが、語源的にはこのJAPANこれに遡ります。
各言語の発音と綴り字の関係によって読み方発音の仕方が異なっているだけで基本的には同一です。
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そしてこの英語のJAPANも含めたこの形ですよね。これはどこから来ているかと言いますと100%確証はないんですけれども、多くの語源辞典、OEDを含めましてマレー語から来ているだろうと言うんですね。
マレー語経由でヨーロッパに入ったんだろうということです。これがJAPUNとかJAPANのように語末にNGと綴るようなあの音が現れるって言うんですね。
そしてこのマレー語のNGが語尾につくこの形の大元はというとおそらく中国語のJIPUNという形ですね。
いわゆる日本と漢字で書いた時の読み方をJITSUと読んで、そしてPONと読んでJIPUNということですね。
日本ならぬJIPUNと読んだ中国語がスタートで、それがマレー語を経由してNGの音に変わり、このマレー語の形を経由してヨーロッパに運び込まれたということですね。
ヨーロッパの言語では再びNGではなくNに戻ったわけなんですけれども、こんなルートが想定されています。
西洋と東洋との出会いと言いますとマルコポーロが思い出されると思うんですね。
マルコポーロは日本のことをいわゆるJIPANGというふうに読んでいました。
これはこれでマルコポーロによって西洋に持ち込まれた語形ということになりますが、今定着している英単語としてのJAPANなどはこのマルコポーロのJIPANGという形がベースではなくて、あくまで中国語の先ほど述べたような経路ですね。
JIPANG、そしてマレー語のJAPANのようなものを経由してヨーロッパ語に入ったその形が現代に直接伝わるものだということです。
つまりルートはいくつかあったんだと思うんですね。
マルコポーロルートもあったでしょうし、中国マレー経由のルートもあったでしょうが、おそらく後者の方が現代に伝わるこのJAPANに直接連なる形態だということなんですね。
ではこの単語の英語での初出年はいつかと言いますと、OEDによりますと1577年ということになっています。
ある本のタイトルの中に出てくるんですけれどもJAPANっていうのが出ますね。
ただその時の初出のスペリングはJAPANではないっていうのが面白いところですね。
どう書いたかと言いますとGIAPANです。
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GIAPANということでこれでJAPANと読ませたっていうことなんですね。
これが1577年のことです。
その11年後の1588年に今度はJAPANESEが出ています。
これは日本人という意味で出てますね。
THEを伴ってTHE JAPANESEみたいな読みなんでしょうかね。
これで出ています。1588年です。
ただこれはですね少しラテン語的な雰囲気のする語尾なんですね。
英単語というよりもしかしたらラテン語単語を英語がそのまま使ったみたいなそんな雰囲気がするんですね。
実質的な英語での書類はもう少しだけ後なんですけれども1604年日本人の語彙でJAPANESEが現れています。
これが1604年ですね。
さてJAPANESEには日本人という意味だけでなく日本のという形容詞の使い方がありますね。
この意味で現れるのはおよそ100年後の1719年です。
さらにJAPANESEには日本語という意味もあります。
こちらはやはりおよそ100年後の1808年ということなんですね。
語形としてはJAPANESEは17世紀初頭に出たんですけれども意味の広がりということで考えると
日本人としては1604年、日本のでは1719年、日本語では1808年というふうに100年おきに意味が拡大しているっていうようなそんな格好になってるんですね。
今述べたのはジャパン系列の日本を表す語形が英語で初めて使われたのはいつかという話で
先ほども述べたようにマルコポーロはチップングという形で14世紀の人ですからね。
14世紀にヨーロッパに持ち込まれた日本はしたがってチップングとか他の形だったということです。
今回メインでお話ししているのは英語という言語にヨーロッパ語の中の一つです。
英語という言語に今に通ずるジャパンという形が現れたのは最初いつなのかということで話をしています。
整理しますとジャパンに関しては1577年、そしてジャパニーズについては1588年あるいは1604年ぐらいということで
いずれにせよ1600年前後だというところがポイントです。
歴史のタイミングとしては差もありなんということですよね。
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西洋と日本が接したのが16世紀半ばということですので、まあそのあたりの年代ということでとてもよく符号します。
さあ最後にですね、日本という英単語があります。
ジャパンの影で目立たないかもしれませんが、たまに英語の文献の中で日本っていうのは出会いますね。
それからニッポニーズも含めて英単語としてあります。
こちらは少し遅れてジャパンに比べて遅れて1670年に初出しています。
後にはジャパンの交互的な変異形、交互的な異形であるというふうに捉えられて日本というのも使われるようになりました。
頻度はもちろんジャパンに比べればずっと低いわけですけれども、とりわけ国家的意識を強く伴う場合の変異形ですね。
として結果的には用いられるようになったということです。
日本1670年ということですね。
そして派生語としてのニッポニーズの意味では日本のという形容詞の語彙で1859年に出ています。
そして日本人の意味では1860年に出ています。
時は幕末ということですね。
もちろんこの日本という形はですね日本における国語である日本ですね。
つまり日本語としての語形が元になってある意味直接英語に入ったものだと考えることができます。
さていかがでしたでしょうか。
日本の国語を表す単語、これが異なる時代に異なる語形で、そして異なるルートで英語に入っていったということがわかるかと思うんですね。
これは日本と英語との接触が異なる時代に異なる環境の下に行われてきたというような、という歴史的背景を示唆する、そういうことになります。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございます。
とても身近な単語、ジャパン、ジャパニーズ、ニッポンという英単語の語源、そしてそれが英語でいつ初めて現れたのかという観点からお話ししてきました。
いかがでしたでしょうか。
日本人を意味するジャパニーズのこのイーズという語尾については過去の関連過去解として非常に重要な解が2回あります。
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この2回はですね、ケルフ慶應英語史フォーラムの現会長である青木光さんと一緒に対談した2回でですね、680回と701回になります。
なぜ日本人はジャパニアンなどではなくジャパニーズなのというこの語尾に注目した大変面白くそして重要な対談会となっています。
ぜひですね聞いていただければと思います。
680回と701回です。
今日の放送会と合わせましてこれで日本周りの英単語につきましては皆さんも詳しくなったのではないかと思います。
これはぜひとも知っておいて良い語源的知識ですよね。
このチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオではあなたからのご質問ご意見ご感想をお待ちしています。
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それでは日曜日ですね。
今日も皆さんにとって良い1日になりますように。
ホッタリオイチがお届けしました。
また明日。