「『たすけて』と『たすけたい』を『おやつ』でつなげる」(前)
2026-03-08 08:43

「『たすけて』と『たすけたい』を『おやつ』でつなげる」(前)

OA日時:2026年3月8日

出演:松島 靖朗さん(認定NPO法人おてらおやつくらぶ 代表理事)

聞き手 中井 優里(RKB)

お寺のお供えは、そのままだとフードロスに。一方困難を抱えたひとり親家庭は、給食が唯一の栄養源になっているケースも。これを全国の約1500お寺と企業の連携でつなぐことで、お供えや日用品を配布し、困難の解消をめざした活動を行うおてらおやつくらぶを運営する松島さん。グッドデザイン賞を受賞されたこの活動について、そのきっかけや今後の展開について伺います。

https://otera-oyatsu.club/

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サンデー・チェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、中井優里です。 RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。
いつもは田中瑞希さんがインタビュアーですが、今回は私、RKBアナウンサー中井優里がリモートでお話を伺います。
今日のチェンジメーカーは、認定NPO法人お寺おやつクラブ代表理事、 そして奈良県の浄土州庵陽寺住職松島聖郎さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず、お寺おやつクラブ代表理事ということですが、お寺おやつクラブってそもそも何ですか?
日本全国にお寺たくさんあると思うんですけれども、それぞれのお寺にですね、いろんな季節だったり行事ごとがあるときに、お供え物が集まってくるんですね、お寺には。
ありますね。
食べ物ですね。そういった食べ物、お寺の中で我々住職だったり、お寺の家族が食事、もしくはおやつで頂戴をするんですけれども、それだけではなくてですね、子供たちが集まる法要だったりお寺にお越しになるお客様にお茶菓子、おやつとしてお出汁をしたりする、
お裾分けをするという、そんな習慣があるんですね。
このお寺のお供えをお下がりとしてお裾分けする、こんな習慣をですね、今一方で社会には子供の貧困と呼ばれる社会課題があって、なかなか食べるものに困っている子供たちが今増えているという社会課題があります。
このお寺の習慣と子供の貧困という社会課題を解決するために、お寺おやつクラブという名前をつけまして、特にですね、生活に本気をする一人親家庭におやつをお裾分けしよう、そんな活動を始めました。
それはどうやっておやつをお裾分けしてるんですか?
日本中で一人親家庭を支援されている団体さんというのがたくさんありまして、そういった活動している団体さんの地域にあるお寺さんとその団体さんをおつなぎする、ご紹介することによって、そしてその団体さんの活動、例えば子供食堂とかですね、学習支援をしている、そんな現場でお届けをしているという流れになっています。
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私たちが応援したいけどどうすればいいかわからないという時も、お寺に持っていくということで、そういった子供たちを応援するということができるんですね。
そういうことですね。お寺にお供えをする、そういったご協力をいただくことで、子供たちに最終的に届いていくと、そんな流れです。
特にきっかけとなったのが、今から14年ほど前になりますかね、2013年に大阪市で起こったお母さんと子供がガシ状態で発見されるという大変痛ましい事件が起こって、それを知って何とか自分にできることはないかなと思った時に思いついたのが、このお裾分けをするという活動です。
実際にどんなものを子供たちにはお渡ししているんですか?
基本的にはお寺のお供え物というと、箱菓子、和菓子とかですね、果物、あと季節のお野菜なんかをいただくんですけれども、そういったものを箱詰めして送るんですけれども、最近はちょっとお供えが変わってきていまして、
どうして変わってきたかというと、お寺でそういう子供たちへのお裾分けをしていますよということを知ってくださった皆さんがですね、それであるならば、お母さんたちも喜んでくれるものということで、例えばご飯が簡単に作れるデトルト食品だったり、日用品ですね、文房具とかマスクとか消毒液とか、
普段であればお供えに上がらないようなものも、その先にある一人や家庭のお母さんや子供たちのことをもってお供えしてくださる、そういったものを届ける活動に広がってきています。
食べ物ばかりかと思ってましたけど、そんなことないんですね。
そうなんです。食べ物以外もかなりたくさん、バリエーション豊富にあります。
実際に送って、送った先の方々からお声をもらうこともあるんですか?
お届けをしたら、受け取りの報告というのをできる範囲でしていただいているんですね。
それは中身に問題がなかったとか、無事に受け取りましたかという確認もあるんですけれども、そういった報告の中で、だいたいお母さんたち、お子さんたち、ありがたいですとか、お寺の珍しいおやつが届いて子どもたちが喜んでいますとか、
中にはですね、子どもたちがなかなか一人家庭って外からの荷物が届かない、孤立をしてしまっている社会とのつながりがないということを表しているんですけれども、荷物が届くということに、それが喜びになっているというご感想をいただいたりもして、
なかなかやっぱり我々想像できないですけれども、孤立している子どもたちが実際にいるんだということを、そういったお声の中からも感じ取ることができます。
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今もかなり多くのお寺がお寺おやつクラブの活動に参加されているんですか?
活動も十数年になるんですけれども、今ですね、日本全国たぶん2300家寺ぐらいのお寺さんが実は登録してくださっています。九州でもかなりたくさんのお寺さんにご参加いただいて、その地域でのお裾分けをしていただいていますね。
よく驚かれるのが、私のお寺は浄土宗という宗派のお寺なんですけれども、その宗派を超えてですね、いろんな日本中のお寺さんに参加をしていただいているというところがすごいですねと言っていただくんですけど、
実はですね、神社さんとか教会さんも登録してお供えされたもの、その地域で使われた食べ物をお裾分け協力してくださっています。
お母さんたちから届くメッセージの中にですね、大体共通しておっしゃるのが、自分たちのことを見守ってくれる人がいるということが本当にありがたいですというふうにおっしゃってくださって、それだけつながりがないということの裏返しでもありますし、我々がこういった活動をしていますということを発信することで、
助けての声が上げやすい環境を作っていきたい、そんな思いで活動を続けています。
誰かとのつながりという面でも、そういう一人親家庭、子どもたちを応援していく活動ですね。
おっしゃる通り、おやつを送ってすぐに生活の困窮が解消するかというと、決してそんなことはなくて、どこかで誰かが思いを届けてくれているということ、これが本当に大きな力になるんだろうな、そんなふうに思っています。
お話ありがとうございました。この続きはまた来週伺います。
今日のチェンジメーカーは、認定NPO法人お寺おやつクラブ代表理事、そして奈良県の浄土州庵陽寺住職、松島聖郎さんでした。お相手は中井ゆりでした。
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サンデー、チェンジメーカーズ。この番組は、スタービル博多擬音の提供でお送りしました。
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