「『たすけて』と『たすけたい』を『おやつ』でつなげる」(後)
2026-03-15 08:49

「『たすけて』と『たすけたい』を『おやつ』でつなげる」(後)

OA日時:2026年3月15日

出演:松島 靖朗さん(認定NPO法人おてらおやつくらぶ 代表理事)

聞き手 中井 優里(RKB)

お寺のお供えは、そのままだとフードロスに。一方困難を抱えたひとり親家庭は、給食が唯一の栄養源になっているケースも。これを全国の約1500お寺と企業の連携でつなぐことで、お供えや日用品を配布し、困難の解消をめざした活動を行うおてらおやつくらぶを運営する松島さん。グッドデザイン賞を受賞されたこの活動について、そのきっかけや今後の展開について伺います。

https://otera-oyatsu.club/

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
サンデー・チェンジメーカーズ これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、中井優里です。 RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。
いつもは田中美月さんがインタビュアーですが、今回は私、RKBアナウンサー 中井優里がリモートでお話を伺います。
今日のチェンジメーカーは、認定NPO法人お寺おやつクラブ代表理事、 そして奈良県の浄土州庵陽寺住職
松島聖郎さんです。よろしくお願いします。 お願いします。
松島さん、住職をされているということですが、もともと住職にはなりたかったんですか?
はい、なりたくありませんでした。 今少し間もありましたもんね。
私が今住職をしているお寺なんですけれども、私のおじいちゃんが住職をしていまして、
私は幼少時代からですね、よくわからないままなんですけれども、おじいちゃんの横にお坊さんの小僧の格好をしてですね、
座らされて、むにゃむにゃお経を読んで過ごしておったんですね。
で、当然なんでしょう、よくわからないままそんな日常を送っていたんですけど、不思議なことにですね、おじいちゃんが喜んでくれているし、
周りの村の人たちも喜んで、偉いなおやつあげるわとか、お布施をいただくんですけど、なんかお小遣いをくれる
楽しい場所だなと、その頃は思っていたんですよね。 でも、そんな楽しい時間って短いんですよね。
なんとなく自分の行く先、将来のことを勝手に自分が預かり知らないところで決められてしまっているんじゃないかと、とっても窮屈な場所に変わってきたんですよね。
まあ、もやもやとした気持ちがあったんですよね。で、それがある時、実は爆発しまして。
いつですか? 爆発と言っても、そんな大きな事件が起こったわけではないんですけど、高校に進学したんですけれども、その進学した高校というのが、お寺のお子さんたちがよく行くような学校だったんですよね。
学校の行事とかを見ると、やっぱりお寺の宗教系の授業も多いし、いろんな行事に参加しないといけない環境で、このままだと本当にお坊さんになってしまうと、その時にふと気づいて、高校実は3日ぐらいで辞めたんですね。
03:04
3日ですか? はい、3日で退学しまして、普通の人生を歩みたいということを思って、どうしようかなと思った時に、
そうだ、お寺から遠い大学に進学したら、お寺から出られるじゃないかということに気づいて、そこからめちゃくちゃ勉強して、結局1年浪人したんですけど、東京の大学に合格して、これで晴れてお寺から逃げることができた。
物理的にもですね、逃げることができて、上京しました。当時、インターネットがこれからいろんな社会の課題を解決していくという、そんな時代でもありましたので、自分も東京でインターネットでいろんな事業を経験して、そして自分でも会社を起業しようと、そんなことを思いながらですね、過ごしました。
その後は、もうその会社をいつ辞めて、住職になろうっていうのは、どこが起点だったんですか。
はい。私が東京に出てきた時に思っていた気持ちというのは、普通の人生を歩みたいという気持ちだったんですけれども、東京でお会いする方々、本当にいろんな人が集まって、いろんなことにチャレンジされていて、この人すごいな、こんな生き方で自分もしてみたいなと思う人っていうのは、だいたいですね、人とは全然違う生き方をされていたんですよね。
どんどん気持ちがですね、普通の人生を歩みたいと思っていた自分から、人とは違う生き方をしたいという自分に変わってきて、そのギャップがですね、すごく違和感になって、ある時、じゃあ自分がこの人とは違う方として何ができるかなと、あれこれ考えていく中でですね、あれ、そうだ、お寺があったよな、お坊さんになる道があったよなと。
そこでようやくですね、自分が生まれた環境だったり、お坊さんとして生きるということを、初めて自分でそこの道を歩んでみようということを思い立った。そんな感じですね。
ただ一方でですね、全く違うことを自分がするようになったかというと、そんなことはなくて、インターネットっていろんな人とものをつないだり、情報と人をつないだり、つなぐということがその価値を生み出す仕組みなんですよね。
お坊さんがやることは何かというと、これも同じつなぐことだと思っているんですよね。何をつなぐかというと、仏教ですからお釈迦様の教えと、お釈迦様の教えは何かというと、苦しみから逃れるための教え。
社会にはいろんな苦しみを抱えた人がいて、その苦しみを抱えている人と苦しみから逃れるための教えをつなぐ、それが自分の役割だと考えたら、お寺に戻っていろんなこと変わりましたけど、何かと何かをつないで、そこから新しい価値だったり、世界をつくっていくという意味では、これ同じことをしているなと、そんなふうに今は感じるようになりました。
06:19
それが結果的に僧侶になった後も、本当に役に立っているというか、実際のいろんな社会課題を取り巻く中、苦しみから逃れるための教えを伝える中でも、やっぱり東京で学んだことというのが大いに役に立っているというか、それに支えながら、お寺エスクラブという社会課題解決するための組織をつくったりということもできているんだろうなと、そんなふうに思っています。
ありがとうございます。この番組では、皆さんに大事にしている言葉も聞いています。松島さんが大事にされている言葉もお伺いしていいですか。
私が大事にしている言葉は、「手放す」という言葉です。
お寺エスクラブの活動でも、この手放すという言葉がかなりお裾分けを届ける仕組みの中に実は埋め込まれているんですね。
荷物を届ける仕組み、匿名配送の仕組みというのが、このお寺エスクラブのお裾分けを届ける中で備わっているんですね。
つまりは、自分がこうしてあげたとか、自分がやったんだというある種の手柄というか捕らわれを、自ずとこの仕組みを使うことで手放すことができている。
なかなか手放すということは難しいんですけれども、この活動を通じて日々その実践、修行をしているという、そんなことがあって、手放すという言葉を大事にしています。
見返りを求めない優しさというか、そういう活動ということができるのは、今その手放すという言葉を大事にされているからこそ、動くことができているのかなというふうに感じました。
今日のチェンジメーカーは、認定NPO法人お寺おやつクラブ代表理事、奈良県の浄土州庵陽寺住職、松島聖郎さんでした。お相手は中井優里でした。
上質なおもてなしは、ビジネスを強くし、人を笑顔にします。スタービル博多ギヨンは、プロのコンシェルジュチームが接客サービスをご提供する、おもてなしオフィスビルです。詳しくは、スタービル博多ギヨンで検索。
サンデー、チェンジメーカーズ。この番組は、スタービル博多ギヨンの提供でお送りしました。
08:49

コメント

スクロール