Voicyは「声のSNS」
サンデーチェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、田中瑞希です。 RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。
さて今日のチェンジメーカーは株式会社ボイシー代表取締役CEOの尾形健太郎さんです。 今日はリモートでつながっています。尾形さん聞こえていますでしょうか。よろしくお願い致します。
尾形さんのボイシー、9月23日にサービス開始から10年を迎えたということでおめでとうございます。
まず簡単にボイシーってどんなものなのかというのを教えていただけますか。
そうですね、今声のサービスっていうのを大きく分けるとラジオとそれからポッドキャストとボイシーと3つのジャンルがあるのかなというふうに思っています。
音量はラジオ派に乗せて番組を作って届けていると。ポッドキャストは同じようにラジオ番組のようなものをポッドキャストで届けているというものが多い中で、ボイシーはどちらかというとSNSに近いというか、一人一
つスマホだけで収録編集もせずに声を出すというようなサービスになっていまして、声のSNSとも言われるようなサービスになっています。
あとnoteというサービスがテキストのブログのサービスがあるんですけど、例えばリスナーさんから課金をすることができる。つまり月額で払っている人にだけ届けるコンテンツをできたりとか、有料放送を作って販売
できたりとかするという、どちらかというと個人向けに音声を配信できるというサービスになっています。
人の声を事業にする理由
個人が手軽に自分の発信をインターネットを通じてできるという画期的なサービスだったわけですよね、10年前。
当時は何の評価もされていなかったので、そんなことやるという感じでしたけど、僕自体は声というのがやっぱりすごい好きだったし魅力があったと思った中で、インターネットでブログとか動画とかを出すところはあった
んですけど、声を個人が自由に発信できる場所というのが全然なかったので、そういうものは世の中に欲しいなと思って作りましたね。
そこまで声に魅力を感じた背景って何だったんですか?
結構これ何個かあるんですが、僕は元ベンチャー企業のいろんな社長のブレインみたいなことをやっていて、その事業を作っていく中で、根本的に価値があるものっていうのはいつか必ず事業になると、マーケットがなく
てもって思っている中で、人が話すっていうこと自体はどんな有名人が来ても話してもらいたいっていうふうに思うわけですよね。
そこには価値があると思っていたことと、あと僕は父親がアナウンサーだったので、ずっと父親のラジオを聞いて育っていまして、自分もラジオ学校で関西でずっと面白いラジオ番組を聞いていたんですよね。
その中で、創業タイミングの2016年とかは、ラジオは社用だとかなんとか言われているけど、別に面白くないって言ってる人はいなくて、ただ儲からないって言われているだけだったんですよね。だからこれはビジネ
スモデルから変えないと、せっかくの良いものは残らないなと思っていて、これでいてスポンサーのモデルでは成り立たないと思っていたので、ちゃんと聞く人がお金を払うっていう文化を作っていって、こういう文化を残
したいなというふうには思いましたね。
編集しない音声の人間味
動画ですとかVR、そういう最先端の映像技術に注目が集まったりもしますけれど、なので音声ってちょっとやっぱり時代遅れなんていうふうに言われることもあったけれども、そんなことはないんだぞっていうのを、この
ボイシーで皆さんに証明したということですね。
でも実際に人と人が話すことっていうのが一番最も価値のあるものになるだろうなっていう仮説で10年やってきたんですけど、本当にそのままになって、今AIでコンテンツも無限に作れるようになってくると、やっぱり
人の肌身を感じたいっていうのはそこに水はあるわけですね。
やっぱり声とか話し方とか話の内容、いろいろあると思うんですけれども、何が一番リスナーの皆さんに刺さってるんでしょうかね。
もうね、人間味だと思います。これはボイシーがラジオと反対側に言ったのは、僕らはとにかく編集をしないこと、それから始めのアバンもなくイントロもなく、いきなり話を始めるんですが、その人の人間味をそのまま
届けるっていうことが信頼につながって響き込むっていう風になるっていうところですね。
せっかくこの音声の世界ってその人となりがしっかり出て温かみが届いてっていう中で、あえてそこでもうそれだったらもうとにかく確保せずにその人を出すっていうことをやったらいいのかなと思って作ってきたっていう
のがありますね。
Voicyの成長と収益化
始めにサービス作ったときはむちゃくちゃ叩かれました。動画とかテキストに叩かれるんじゃなくて、まずラジオ業界の人にむちゃくちゃ叩かれました。編集しないなんてありえないとか、ボイシーの場合BGMはアプリの
ほうがリスナーが決めるんで、発信者がBGMの世界観を決めないとありえないとか、一回閉じても直さない発信者は許せないとか、めちゃくちゃいっぱい言われましたね。
それがこの10年のいつ頃から仕込みが変わっていったと実感されます?
そうですね。2018年ぐらいから一気にボイシーのユーザー数がガーって伸びてきまして、個人にスポンサーが付いたりとかしていって、2020年コロナが来まして、そこでまたユーザーが伸びながらユーザー会議の機
能を初めて入れたんですよね。
それをやることで、もう月何十万って稼ぐパーソナリティさんがたくさん出てきて、今この10周年で発表したんですけど、その喋ることで年間の平均の収入が年間700万超えたりとかしてたんで、もうそこで喋れる人が
出てきたんですね。
そうなってきて、あれ?どうも違うぞっていうところは徐々にわかっていただけてきたかなというところではありますね。
本音や偏った意見が生むつながり
発信者とリスナーの皆さんが濃くつながるっていう。
人生だったり人間関係とかを楽しんでる人が出てくるようになったって感じですね。
そういうのがつまり、声もしくはトークに滲み出ちゃうんですね。結局は人間みたいなものが。
あとはメディアの場合は、みんながわかるような真ん中の話をしないといけないということがあるわけですが、自分のチャンネルなので、私は算数は嫌いだって言ってもいいし、野菜は食べないって言っても別に構わない
っていう。
制約なく。
でもみんなそんな発泡美人の話を聞きたいっていう社会じゃなくなってきていて、SNSでもいろんな偏った話が聞けて、みんな発泡美人に生きるのはもう苦しいって思っているんですよね。
そういう中で自分のロールモデルに偏った意見でいいからこういう風に考えてるっていう、こんな風にいきたいなっていう人がたくさん並んでる場所になったんだと思うんですよ。
本音が聞きたいし、本音を話したいっていう、そういう人が今増えているっていうことなのかもしれませんね。
そうですね。
まだまだお話を伺いたいんですが、来週はですね、なぜ人の声がこれだけ価値を持って、そしてボーイシーは次の10年どんな風に成長していきたいと思っていらっしゃるのか、そういったお話を伺いたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。
本日のチェンジメーカーは株式会社ボーイシー代表取締役、CEOの尾形健太郎さんでした。お相手は田中美月でした。
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