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サンデー・チェンジメーカーズ。これまでの常識を超えて、新しい時代を開くチェンジメーカーたち。 社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。
この番組は、スタービル博多祇園の提供でお送りします。 こんにちは、田中美月です。
RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。 今日のチェンジメーカーは、先週に引き続き、福島県相馬郡飯舘村の村長、杉岡誠さんです。
杉岡さん、よろしくお願いいたします。 よろしくお願いいたします。
飯舘村の村長として、今、復興、再生に力を注いでいらっしゃるということですけれども、 学生時代に専門的に学んでいらっしゃったのが、なんと原子核物理学。ちょっと難しくて。
そういうことを専門にお勉強されていたそうですね。
大学は日大の理工学部で物理だったので、その流れの中で東京工業大学の原子核物理学ということを勉強する研究室の方に配属されて、ちょっと海外実験なんかに参加をしていました。
それが震災が起きた時に、原発の事故などもありまして、やはり専門的な知識って役に立ちましたか。
私自身としては、その知識を使って様々なことをしましたが、なかなか放射性物質っていうものについての言葉そのものを含めて、私以外の職員、あるいは村民の方も含め、ほとんどこの話は通じなかったというのが現状だったと思います。
もうパニックになっている状況で、そんな落ち着いていられないので、これは大丈夫なんですよ、慌てなくてもっていうふうなことを、もし専門家が伝えても、やっぱり一般の方にはなかなかそれが伝わらないっていうことは実際あったでしょうね。
そうですね。災害を受けている身からすると、やっぱり自分の安心材料が欲しいので、大丈夫だという言葉が欲しいんですね。
だけども、あの状況からいくと、大丈夫とか大丈夫じゃないという、そういう言葉ではなくて、今こういうふうにすべき、例えば屋内退避をすべきとか、屋外に出る時間を短くするとか、そういう具体的な対応の中で様子を見なきゃいけないという状況があったんですが、なかなか皆さん結論から求めるので、
イエスかノーか、大丈夫か大丈夫じゃないかっていうに対しては、なかなか説明が非常に難しかったっていうのがあります。
それは本当に根気の必要な作業だったでしょうね。説得するっていうのは。
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そうですね。私自身説得できたかどうかわかりませんが、今14年経つと飯舘村関係の方は、もう当たり前のようにそういう数字とか単位のことは頭に入っているので、多分全国的な多くの方々よりもよほど詳しいと思います。
それぐらい私たちはもうそれが当たり前になって放射性物質と付き合っていく、あるいは空間占領率どれぐらいだったらどうなんだということを感覚として身につけていないといけない状況に、この14年間で慣らされてしまったというところですかね。
まさかこういう形で役に立つとはという思いもあるかと思いますけれども、そうやって村の方たちと接していきつつ、そして現在は村長として村の明るい未来をつくっていこうとされているんですが、最近村を元気づけるような新しいアイテムといいますか、
何か特徴的なものがあると伺いましたよ。
はい、ちょっと宣伝になってしまいますが、日本全国で飯舘村にしかない、飯舘村でしか栽培をしていないもち米があります。
ひらがなで、あぶくまもちと呼ばれます。
あぶくまもち。
あぶくまという地名が福島県にあるんですが、これは震災前に飯舘村の中で10年近く品種固定のための栽培がされていて、その経緯で2年ぐらい震災前に村の中で栽培をしたんですが、震災で全村避難を6年間しましたので、
6年間全く誰も栽培できなかったし、県外にも誰にも栽培されなかったもちの苗をですね、私が村長に就任したとき、4年前にですね、何とか復活させたいということで福島県の方にお願いをしたら、そのもみをいただいて、今4年間ですね、この栽培をして、今非常にいい融合な種になってきたなというふうに思っています。
えー、あぶくまもち、それは今流通しているんですか?
そうですね、これ具体的な名前言っていいかどうかわかりませんが、セブンイレブンさんがいち早く目をつけてくださって、去年の冬のカタログギフトの中に霧餅として入りました。
飯舘村さんあぶくまもちということで、産地名が入るのも珍しいですし、村の飯舘ちゃんというキャラクターのマークも入っているんですが、非常に可愛らしい霧餅になりました。
1月28日からは福島県内限定ですが、県内の全セブンイレブンの店舗で2種類の味おこわ、おこわおむすびが今販売されているところです。
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やっぱり皆さんがこれがオラトコの持ち込みなんだって思って、胸を張れるものにですね、さらに成長していきたいなというふうに思っています。
いやもう、自慢の持ち込みになる日も近いと思います。
はい。
さてこの番組では、大切にしている言葉というのを皆さんに伺っているんですが、杉岡さんが一番大切にしている言葉を教えていただけますか?
ちょっと同語になるんですが、漢字5文字で、愛行、ふるさと、味っていう言葉ですね。
愛行の愛は愛するの愛。
行は楽しむという字。
ふるさとは故郷ですね。
はい。
味は味。
もともと愛行、仏法、味っていう言葉が仏法の中にあるんですが、
仏、仏、行の言葉ですか。
仏法という言葉、文字はですね、故郷という2文字に置き換えています。
故郷を愛し楽しみ、その味わいを共にする、そういう将来を目指していきましょうという意味で、愛行、故郷、味という言葉を造語として私大事にさせていただいています。
実は杉岡さんは住職と、そして村長の二足のわらじを履いていらっしゃるということで、
それでこういった言葉が思いつかれたのかなと思うんですけれども。
うちの実家はお寺なもんですから、お寺を支えてきた御本さん方が、いらっしゃって私の人生がここにあるっていう。
では私が成すべきことは何かっていうと、やっぱり御恩返しなんだと思うんですよね。
すべてはありがたしという心と、おかげさまという、このありがとう、おかげさまのこの二心で、すべてのことは努めさせていただいているつもりです。
ありがたいお言葉をいただきました。本当にありがとうございました。
今日のチェンジメーカーは、福島県相馬郡飯舘村の村長、杉岡誠さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
お相手は田中瑞樹でした。上質なおもてなしは、ビジネスを強くし、人を笑顔にします。
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