日本で最も美しい村の復興(前)
2025-03-09 08:43

日本で最も美しい村の復興(前)

OA日時:2025年3月9日(日)
出演:ゲスト 杉岡 誠さん(福島県相馬郡飯舘村 村長)
聞き手 田中 みずき(RKB)
阿武隈山系北部の高原に開けた豊かな自然に恵まれた美しい村・飯舘村。東京出身で、大学では原子核物理学を研究、卒業後は祖父の跡を継いだお寺の住職と、兼務していた村役場職員の時に起こった、東日本大震災と原発の事故。放射線の専門家だからこそ、地域に根ざしたお寺の住職だったからこそ、そして誰よりも地元を愛する役場職員だった杉岡さんは、地域のために奔走、その後村長に。日本で最も美しい村のひとつと呼ばれる飯舘村の村長としてめざす「復興」と、「災害に向き合う」ことについて伺います。 
https://www.vill.iitate.fukushima.jp/

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サンデー・チェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、田中美月です。 RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。
さて、今日のチェンジメーカーは、福島県相馬郡飯舘村の村長、杉岡誠さんです。 杉岡さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。 今日は3月9日、もう間もなく3.11、3月11日の東日本大震災が発生した日を迎えますが、
あれからもう14年経ちますね。 そうですね、14年という言葉が非常に長くも短くも感じるというのが実感ですね。
杉岡さん、いろいろと復興のためにも尽力されてきたと思うんですけれども、どういう思いで今いらっしゃいますか。
実際、私は実は復興という言葉そのものはあまり好きではなくて、私は再生と発展という言葉に置き換えてお話をしています。
復興という言葉があまりにも行政的になりすぎたし、復興というのはどういう状態が復興なのかということが、多くの人が想像できなくなってきているのではないかなと。
そうではなくて、復興のその先にも将来像があるし、それは再生という言葉、あるいは発展という言葉での方が皆さんにとって伝わるのではないかということで、そういう使い方を私としてはしてますね。
杉岡さんが村長になられたのは2020年ということですけど、やはりそれまで復興復興という言葉がずっと使われてたと思うんですが、
やはり復興ではない、もっと新しい違った村づくりというものを目指したいという思いで、村長になって自分で変えていこうというか、作っていこうというふうな思いが終わりだったんですか。
復興ということに関して言えば、私は役場の職員として平成13年から20年近く役場で勤めて、その中の10年間は復興農政ということで避難先での農業、あるいは村の中での農業再開というのを務めましたので、
そういった中で農村に生きる方々の思い、非常に強い思い、非常に悔しいという思いの中にも負けられない、この先にも将来に向かってやるべきことがあるんだという、そういう思いに10年間触れる中で、私自身がもっと力を発揮すべき場所があるんじゃないか、そういう声があるのではないかということで、4年前に村長に1期目にならせていただいたというところがあります。
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村長として、具体的にどのような政策と言いますか、尽力されてきたんでしょうか。
そうですね、私自身のスローガンでもあるんですが、復興のその先の将来像として、明日が待ち遠しくなるような、ワクワクする楽しいふるさと、これを皆さんで一緒になって築き上げていきましょうという、そういうことを4年間訴え続けながらやってきました。
それから今はさらにですね、手と手を取り合って、さらにワクワクするふるさとへということで、新しいスローガンを設けましたが、4年前、ワクワクという言葉に対してですね、復興まだ成し遂げてないのにワクワクって何なんだと、楽しいふるさとって何なんだと、ずいぶんご批判はいただきましたが、
自分たちのこの営みのその先に、子や孫の生活があり、その先の人生もあるんだから、そういう明るい未来を目指して、自分たちで前に向かって歩いていきませんかということを、政策の中にも反映しながらやってきたつもりです。
少しずつ、杉岡さんの理想とする村が出来上がっているという感じがね、話を聞いていてもしますね。
実は4年前からワクワク補助金というのを作っていて、自分たちで何かをしたい、あるいは行政区という自治会みたいなのがあるんですが、それを超えてですね、若い方々が集まったりお子さんを呼んだり、いろんな人たちの波及効果を狙うようなものは、村の方でちょっと補助金出すので、イベントやってみませんかということでやってきました。
例えばスーパーカーイベント、フェラーリとかがですね、村の中に20代も30代も来るイベントをやったり、ワクワク丸施ということで、自分たちが手作りのものを村の中でちょっとお披露しながら、いろんな方に楽しんでもらうとかですね。
実はここ2年ぐらい面白いのがあるのが、慶応大学の子たちがですね、村の非常にいい自然環境の中でアカペラをやりたいということで、アカペラコンサート的なもの、屋外コンサートを2年連続でやってるんですが、4,50人ぐらいずつ、東京から若い方々がバーッと集まってですね、非常に素晴らしいアカペラを披露していただいているというのがあります。
これは、もともとある補助金とかいろんな事業は、そこの村民でないと住民でないと使えないっていう枠組みをしているのがほとんどだと思いますが、うちの村はそれないんです。
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どこで生まれ育とうが、どこにいらっしゃろうが、村の中で村の人たちと一緒に賑わいを作りましょう、だったらこれ補助対象しますよ、どうぞということでやってもらってますので、そんな取り組みが、村外の方々がワクワクするものを披露いただきながら、村の中の人たちが、これいいね、こんなことできるんだねっていうことにつながってますかね。
村の方と村外の方が一緒になって、今村を元気づけていこうと盛り上げている最中なんですね。
そうですね。
去年村の中で作ったホップで、ホップビールを作りましたので、これ東京大学の学生、大学院生が作りましたので、すごいねって言って、びっくりしましたね。
確かに。みんな自分たちから元気になっていこうっていう、そういうエネルギーが湧いてきてるんだなって、とても素晴らしいことだなって思います。
自分の中から湧き上がるものがないと、どんなものが満たされても満たされた気持ちにはならないと思います。
やっぱり自分の中のものを大事にして、自分の中にある原石を磨き上げて、それが本当の人生の生きがいにつながるんじゃないかなというふうに思ってます。
本当にお話を伺っていて、今の飯舘村に行ってみたい。どんなふうに皆さんが毎日を元気に明るく楽しく生きていこうと頑張っていらっしゃるのかっていうのを、それに触れてみたいというふうな思いになりました。
日本全国ですね、多分4時間ぐらいだとだいたいどこでも行けるので、どうぞお越しください。
そうですね。いやいやいや、飯舘村ってこんなに明るくて元気なんだっていうのをね、実感したいと思います。ありがとうございました。
今日のチェンジメーカーは、福島県相馬郡飯舘村の村長、杉岡誠さんでした。
また来週もお話を伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ここまでのお相手は田中美月でした。
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サンデー、チェンジメーカーズ。この番組は、スタービル博多ギヨンの提供でお送りしました。
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