番組紹介と村尾さんの紹介
サンデーチェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて、新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組は、スタービル博多祇園の提供でお送りします。
おはようございます。田中美月です。 この番組は、RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りしています。
さて、今日のチェンジメーカーは、株式会社ラポート代表取締役、 訪問看護ステーションリーフグループ代表の村尾慎二さんです。
村尾さん、よろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。
精神科訪問看護ステーション設立のきっかけ
まず最初に、この訪問看護ステーションリーフというのが、 精神科専門の会社というふうに伺ったんですけれども、
珍しいんですかね。
そうですね。10年ぐらいまでは珍しいと言われたんですけど、 ここ10年ですごく増えてきてますね。
全国で多分何千か所かはできていると思いますね。
そんなに増えてきているんですね。
でも、村尾さんが精神科専門のこういった施設を作ろうと思われたのは、 どういうきっかけだったんでしょうか。
もともと、ひょんなことから精神科病院に勤務するようになって、 そこではそれなりの病棟で仕事をしていたんですけど、
いろんな方の入院して来られる方と出会う中で、 病院の中だけじゃ何も完結しないじゃんって。
人生の一部を入院で過ごされるんです。 それは精神科に限らず、身体科もそうですけど、
ただ精神科の場合は入院日数が長くなっている。
失礼ですけど、入院していらっしゃる方々は、 本当にこの入院生活っていいのかなって。
地域、自宅、社会で生活できるんじゃないかっていうのを 思ったりもしてたんです。
家族の負担と訪問看護の役割
入院しなくても、社会で日常生活を送れるような人も 結構入院してるんですか。
昔の言葉は今もあまり使うかどうかがわからない。 社会的入院って言うんですよ、私たちの業界では。
退院とかできるけども、社会が理由で退院できない。 社会的入院っていうのは、これはもう30年以上前から言われてた言葉だと思います。
でもそれがなかなか進んでいない。ご本人さんたちってやっぱり 生きづらさを抱えて、それからいろんな精神科の症状とかが出てしまって、
いろんなエピソードがあって、ご家族が大変な思いをされていらっしゃる。 まず入院して退院するっていうのは基本的に自宅。
それ以外も今少しずついろんな制度で施設とかができてきてますけど、 基本的に自宅に変えるところなんですけど、
ご家族はその時のエピソードがやっぱり衝撃的に残っていらっしゃるので、 なかなか受け入れがたい。
ちょっと負担になってしまってるんですかね、ご家族も。
ご家族も、これつい最近2日ぐらい前にお話した方、それこそ当事者のご家族さんと話す機会があったんですけど、これ他県の関西地区の人だったんですけど、
家族がご本人さんを救う立場にいるっていうくらいで、でも家族は一生懸命やってるけどやっぱり専門でもないし難しいし、
家族も疲弊してるから、家族も救われないとダメなんだっていう話をされたのがすごい響いてて、
自分たちも家族支援っていうのをすごく大切にして考えてるんですけど、 またそれがきったところ、それが実際私たちみたいな訪問・看護って言って出向くことで家庭に行くことで家族のサポートもできるんですけど、
病院の中ではそれができない。それがきっかけで始めたっていうのもありますけど。
孤立とセルフネグレクトの背景
だから患者さんだけでなく、もうその家族も含めてトータルでケアをするっていうことが目的だったということなんですね。
それはそれプラスそこから社会。もうでかい話かもしれないけど社会も変わる。結局孤立してるんですよね。家族も。
やっぱりなかなか偏見とかがあるので話せない。家庭の中で止めてしまってる。
でも苦しい。悩んでる。大変。で、誰にも話せない。
だから入院しとけばご本人も安心かもしれない。でも家族も安心。でもそれより本当に安心なのか。
ご家族もご本人様も本当にその人らしい自分らしい人生を過ごしているのか。病気とか障害があるからって、生きづらさがあるからって、そんな隔離してていいの?っていうのが疑問。
何かできるんじゃないかって思ったのが一つの動機ですね。私が。
支える家族もなかなかいなくて、孤独という、孤独と孤立とまた違うのかどうなのかっていうのを伺いたいんですけど、いろんな状況の方がいらっしゃるでしょうね。
あとセルフネグレクトという言葉もよく聞くようになりました。
その孤独と孤立の違いを私がよく言っているのは、すごく調べているわけではないんですけど、孤独って皆さん孤独を好むとかも言うじゃないですか。
孤独は一人がいいからって。それは孤独だと思うんです。孤立っていうのは繋がりたい。何かしたいけども自分からできない。
それはなぜか否定的な人生を送ってこられていらっしゃる。その否定的っていうのが周りから言っているから、先ほどのセルフネグレクトにも繋がるんですけど、なかなか自分から積極的になれない。
自分の生きる価値、いわゆる存在意義がわからなくなる。周りから否定される。できないところばっかり指摘されて。
なんであなたこれくらいできないの?これくらいできるでしょ?とかっていうのを耳にしません?
そうすると自己効力感とか自己肯定感が下がっちゃうんですよね。そうすると自分の存在意義がわからなくなる。自分は他者貢献もできないんだって。
たとえば一番身近な親御さんからお父さんお母さんに喜んでもらうっていうのは子どもの素直な気持ちあるじゃないですか。
でもそれは親御さんが悪気があって言っているつもりはないけども、やっぱりデリケートだったらそこが響いてトラウマ的に残ってたりする。
自分の存在意義ってなんだろう。お父さんお母さんに役にも立たない。他者貢献もできない。認められない。承認欲も満たされない。
そうすると自己肯定感も低くなって、生きる希望とか何もないから、どうでもいいやってなるから、セルクネグロと繋がっていく。
誰にも分かってくれないから孤立していくんですよね。
そうしても自分を大切にできない。
そうですね。どうでもいいからアイデンティティーがグラついているとか。そういう生きづらさを抱えていらっしゃる方がほとんどなんですよね。
今後の展望と次回予告
だから本当に、今の説明で、孤立っていうものは、本当は社会に対して助けてほしいっていう気持ちが、本当はどこかでそういうふうに叫びたいような人たちができずに一人苦しんでいるっていうのが孤立なのかなっていうふうに今思ったんですけど、
突破口を見つけたいけどそれがなかなかできずに苦しんでいるっていう人たちを何とか助けていくために、いろいろ村尾さんは奔走していらっしゃるということですよね。
じゃあどういうケアを具体的にしていらっしゃるのか。どういう精神科医療が理想なのかっていうのを、また深掘りして伺いたいなと思いますので、また次週もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
エンディング
今日お話を伺いましたチェンジメーカーは、株式会社ラポート代表取締役、訪問看護ステーションリーフグループ代表の村尾慎二さんでした。お相手は田中瑞樹でした。
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