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はい、始まりました、【ケアラジ】です。
【ケアラジ】は、仕事・家事・育児・勉強など、日々忙しい現代社会のスピードを少し緩め、
ケアの視点から様々な論点を考察するラジオとなっております。
えっとですね、【ケアラジ】これまで14回放送してきまして、
いろんな方をゲストに招いて、対話を重ねてきたという感じなんですが、
最後の放送が12月で、今2月、今日18日なので、だいぶ空いてしまっているんですが、
なかなかゲストの調整をする時間もないという感じなので、
とはいえ、せっかく始めた試みですので、
一人でもちょっとお話ししてみようかなという感じで、
今日からケアにまつわるヒントみたいなことをお話ししていけたらなと思っています。
今日はですね、僕自身が対人援助職をやっているんですが、
そこで感じていることというか、もうちょっとお話ししてみたいと思います。
人間、いろんな考えを持っていて、それは人それぞれ生まれてきた経過だったりとか、
脳の特徴だったり体の特徴だったりという、
個性で形成されてきたもの、個性と言われるようなものがあるのかなと思うんですけど、
僕たち対人援助職というのは本当にそういったいろんなバックグラウンドを持った人と
日々関わり合っているということなんですが、
その中で一個覚えておいたほうがいいというか、
言うとちょっと偉そうなのであれなんですけど、考え方というかフレームワークというかが一個あって、
それは人間はみんな実はバーチャルな世界に生きているんだということなんですけど、
これは僕の若者性の師匠である方から教えてもらったんですが、
黒澤明監督の《羅生門》という映画、皆さんご存知ですかね。
ストーリーを言うと、これは時代的にはいつなんだろう、
ちょっとかなり昔の江戸時代よりもっと前の多分室町時代とか、そんな頃の物語だと思うんですけど、
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ある貴族の女性と、それを保護するというか侍がいてですね、
その貴族の女性と侍が山賊に襲われて、侍が死んでいると。
で、裁判みたいなのにかけられるんですけど、
山賊の師匠と貴族の女性の師匠が全く異なっているということなんですね。
で、さらに口寄せ、板子みたいな人が亡くなった侍を呼び寄せて、侍の魂を呼び寄せるというストーリーで、
その侍が語る話も全く違うストーリーで、三者三様のストーリーを語っているというような物語なんですけど、
結局真実はわからないままという風にストーリーは終わっていくんですけど、
なのでどういうことを示唆しているかというと、人間はそれぞれ自分の見たい世界を見ているってことかなと思っていて、
僕は心理師の師匠に、こういう仕事をするんだったら師匠も見た方がいいよって言われて、
だいぶ後になってから見て、こういうことかっていう風に感じたんですけど、
これは脳科学的にもちゃんと言えるというか、人間って実際に世界をストレートに100%捉えられているかというとそんなことはなくて、
脳が情報処理した映像だったりとか音声だったりとか、いわゆる認知っていうものも何か物事が起きたときの捉え方っていうのも実はかなりここでバイアスがかかっているということですよね。
僕があんまり好きじゃない言葉で認知の歪みとかっていう言葉もありますけど、そんな歪んでる認知とか正しい認知っていうのは実はなくて、
なんとなく多くの人が核心を持てているか持てていないかっていうぐらいの差しか実はなくて、
人それぞれかなり特殊な、それぞれオリジナルの実は世界を生きてるんだっていうことが前提にあるのかなと思います。
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なので、僕自身を発達障害を持つ方とかいろんな特性を持っている方と日々関わっているんですが、そのときに決して自分の見てる世界の価値観で判断しないっていうことですね。
みんなそれぞれがバーチャルの世界を実は生きていて、じゃあこの人の感じてる世界はどんな世界なんだろうなっていうのを想像して、
共感するところから人と人との関わりっていうのは始まるのかなっていうスタンスでいるので、
そんなことを日々考えながら人と向き合っているっていう感じなので、
この人間はそもそもそれぞれバーチャルな世界を生きているっていう前提で関わってみると、
ちょっと人と人との関わり方がちょっと変わっていくのかなと思いますので、
ケアの職に就いている人はもちろんですが、家族関係だったりとかパートナーだったりお子さんだったり両親だったり、
そういう人との関係の中でもこういうふうに考えると少し気も楽になったりとか関係が改善しだしたりとかするのかなと思いますので、
ぜひヒントにしていただけたらと思います。
ではちょっとこんな感じでダラダラと始めたんですが、やってみようという感じで日々10分弱ぐらいで音声をとっていけたらなと思ってますので、
よかったら暇なときなんかにちらっと聞いていただけるといいのかなと思います。
では今日は人間はバーチャルな世界を生きているというテーマでお話ししました。