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明けまして、お庭は外、服はヴァレンタイン。
books radio yometa、お相手はブックアテンダントのKanaです。
2021年2月になりましたが、実は今年最初の番組配信となります。
今更ですが、改めまして、今年もよろしくお願いいたします。
今年も福岡から元気をお届けできればと思っております。
ちなみに、あなたはどちらからこの番組を聴きでしょうか?
もしよろしければ、住んでいる地域自慢なんかもメッセージ送ってくださると嬉しいです。
さて、先日、私、京都の風を感じてきました。
というのは、ピアノ連弾ユニット-キトリ-のライブを見てきたんです。
キトリは、姉のモナさんと妹のヒナさんによるピアノ連弾ボーカルユニット。
ポエティックな歌詞、リズム、ピアノの音。
目を閉じて耳を澄ますと、ヒナさんとモナさんがキトリの世界に連れて行ってくれるんです。
そこは、日本でもヨーロッパでもロシアでもなく、2人によるキトリの世界なんです。
ちなみにですね、歌以外にもミュージックビデオも素晴らしいので是非ご覧ください。
インドの手加減のアーティストとコラボしてたりして、とても幻想的なんです。
私もいつもYouTubeで見てるんですけれども、連続再生間違いなしだと思っています。
ちょっとだけアングラな世界を含んだ物語、童話みたいな世界観なのですが、こういうのって本でもありますよね。
BOOKS RADIO YOMETA、今回はそんな独特な世界観の一冊をご紹介いたします。
キトリのライブを見て思い描いてしまった一冊をご紹介しましょう。
それは、小川美名童話集。1951年に発売されています。
まずは小川美名さんのプロフィール。
1882年、明治15年、4月7日、新潟県生まれ。
早稲田大学の英文科を卒業しています。
大学在学中に書いた小説が坪内松陽に認められ、卒業前には小説家として認められ始めているんです。
また、美名医と呼ばれておりますが、正しくは美名医という画号なんだとか。
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画号というのは、みやびな号というふうに書いて画号なんですけれども、文筆家なのが本名の他に付ける風流な別名とのこと。
これも詩である坪内松陽が付けたものなんだそうです。
日本のアンデルセン、日本児童文学の父とも呼ばれ、浜田浩介と坪田浄司と並んで児童文学会の三種の神器と表されています。
1961年、昭和36年に脳出血のため自宅で亡くなっていらっしゃいます。79年の障害でした。
そんな小川美名さんの作品、赤いろうそくと人形。
これは小川美名童話集にも収録されています。
あらすじは、冷たく暗い北の海に住む人魚の母親が、我が子だけは明るい賑やかな人間の街で育ってほしいと願い、子供を神社に捨てます。
その赤ん坊を拾ったのは、ろうそく作りの老夫婦。
はじめは神様からの授かりものだと言って大切に育てますが…というものです。
語尾にがってついたと思うんですけれども、はいお察しの通り結末は結構暗いんですね。
暗いしもう悲しい。
この老夫婦を介してみる人間の汚いところとかいやらしいところとかが結構浮き彫りになります。
でもその描写があるからこそ、まづけられてしまった人魚の心の美しさが光るし、人間が逆らえない自然の脅威だとか不思議っていうものを余計に感じます。
暗いからこそ光が見えます。
ちょっと暗くなっちゃいましたが、少し前のお姫様たちみたいに王子様と結婚してハッピーエンドっていうのもいいけど、
私たちの人生はそれだけじゃないし、そうはいかないこともありますよね。
むしろそうはいかないことの方が多いんじゃないかなと思ってます。
なのでこの童話は子供が読むとちょっとトラウマになっちゃうかもしれませんが、大人は今こそ読むべきなんじゃないかなと思っております。
グッときますよ。
先ほど紹介した一人の歌詞にも、この暗さがあるから光が見えるっていう感覚は通じるところがあると思うんですよね。
ですのでぜひいろいろ聞いて、いやまるでこの物語のような歌詞を読んでみてください。
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おがわみめ童話集から赤いロウソクと人魚をご紹介いたしました。
これを手にしたきっかけはですね、古本屋さんで愛用順で著者さんを見てたときに、おのところで見つけたっていう偶然なんですけれども、
童話っていう響きと手に取ったときに想定がめちゃくちゃ可愛かったので、
可愛い童話集なのかなと思って買って帰ったんですね。
読み出してびっくりですよね。結構暗くて。
ただ私そのとき25だったので、人生がハッピーだけじゃないっていうのはもう知ってたんですね。
なので赤いロウソクと人魚を読んだときなんかは、人間の汚いところとかもいろいろ見えたけど、教訓と自然への威風みたいなものはやっぱり大事なんだなっていう風に思ったので、
なかなか衝撃でしたが、面白く読んだのを覚えています。
ということで、遅くなりましたが2021年1回目の放送でした。ありがとうございました。
今年の目標なんですけれども、ちょっと今更感あるんですが、漢字一文字で作るっていう風に設定しました。
創作の作の方です。簡単な漢字の方なんですけど、自分で仕事もプライベートも作っていきたいと思っています。
難しい方の字にしなかったのは、等身大で自分なりにコツコツとやろうと思ったからです。
さて、私ブックアテンダントのかななんですけれども、インスタグラムでも本の紹介をしています。
yome.taで探してみてください。フォロー、いいねもしていただけると嬉しいです。
実はもうすぐフォロワーさんが1000人になるのでドキドキしてます。ぜひフォローよろしくお願いします。
番組の感想やメッセージもお待ちしています。
そして、小さな曲がり書店もしています。
福岡県福岡市中央区谷1丁目にありますフスクコーヒーさんの一角をお借りして本を並べています。
コーヒーの香りの中、お気に入りの一冊に出会ってもらえたら嬉しいです。
それでは、ブックスレディを読めた。次回もお楽しみに。
ご紹介する一冊があなたの暮らしの1ページになりますように。