身近な疑問から生き物の分類へ
こんばんは、ひとりごとの時間です。 今夜は、生き物の分類について話そうと思います。
最近、生き物の分類をたどるのが、ちょっとしたマイブームになっていまして、 きっかけは、ここ数年よく耳にするクマのニュースだったんですけど、
山から人里へ降りてきたクマが、目撃されたりだとか、 家に上がり込んできてしまったとか、そんなちょっと物騒な話なんですけど、
そんなニュースを見ていたある日、ふと気になったことがありました。 日本でクマといえば、ヒグマとツキノワグマの2種類がいます。
この2種類って、出会って子供を産んだりはしないんだろうか? きっかけは、そんな小さな疑問でした。
調べてみると、ヒグマとツキノワグマが交配したという記録は確認されていないそうです。 以前、ヒグマとツキノワグマの子供ではないかと話題になったクマがいたそうなんですが、
遺伝子を調べてみたところ、ツキノワグマであることがわかったそうです。 じゃあヒグマとツキノワグマって、そもそもどんな関係なんだろうと思いまして、
分類階層の意外な関係
そこから調べていくうちに、生き物の分類というものに興味が移っていきました。 僕たちは普段、ひとまとめにクマと呼んでいます。
でも生き物として見てみると、ちょっと話が変わってきます。 例えば、僕たち人間はヒトカのヒト族に分類されています。
そしてヒトカには、僕たちヒト族だけではなく、ゴリラ族やチンパンジー族、オランウータン族なんかもいます。
じゃあクマはどうなんだろうと思って調べてみると、 僕たちが普段クマと呼んでいるヒグマやツキノワグマ、
あとホッキョクグマとかクロクマなんかは、クマ科の中のクマ族というグループでした。 そして人間の場合と同じように、クマ科にもクマ族以外の仲間がいます。
例えばパンダ族、 それからマレーグマ族、
メガネグマ族、 あとナマケグマ族なんていう族があります。
僕はてっきりパンダもマレーグマもクマ族の仲間なんだろうと思っていたので、 ここは少し意外でした。
さらに面白かったのが、 クマ族にはヒグマやツキノワグマ、ホッキョクグマなど何種類もいるのに対して、
その他の族はそれぞれ1種類ずつしか残っていないそうなんです。 パンダ族にはパンダだけ、
マレーグマ族にはマレーグマだけ、 メガネグマ族やナマケグマ族もそれぞれの名前のクマだけが残っているそうです。
もちろん最初からそうだったわけではありません。 昔はそれぞれにもっと仲間がいたそうなんですが、
長い時の中で姿を消し、今は1種類だけが残っているそうです。 実は僕たち人間も例外ではありません。
今人族に残っているのは僕たち人間だけなんですが、 昔はネアンデルタール人やデニソワ人など同じ人族の仲間がいました。
人間もクマも長い時の中でいろんな仲間が減っていき、 いなくなって今があるんだなと思いました。
それではここで一曲。
生命の分類ツリー
スキマ
調べてみると、生き物の分類というのは大きな木のような形をしていました。
一本の幹があって、そこから枝が分かれ、 その枝がまた細かく枝分かれしていく。
そして最後にたどり着く葉っぱが種です。 そんな木を思い浮かべると少しわかりやすいかもしれません。
先ほどの話に出てきたヒトカやクマカもその木の枝の一つです。
そこから幹の方へたどっていくと、人間もクマもやがて哺乳類になり、 その上では動物になります。
そしてその間にもまだいくつもの段階があって、 もっともっと大きな枝へとつながっていきます。
こうして分類をたどっていくと、今わかっている地球上の生き物は、 ドメインと呼ばれる3つの大きなグループに分けられるそうです。
最初はクマのことを調べていただけだったのに、 気がつけばずいぶん遠くまでたどっていました。
でもそこが本当の執着域なのかというと、 そうとも言い切れないのかもしれません。
というのも、この3つのドメインという考え方も、 あくまで今わかっている地球上の生命をもとにした分類だからです。
もしいつの日か地球の外で生命体が見つかったら、 この分類もまた変わっていくのかもしれません。
好奇心の楽しさ
何気ない疑問から始まって、思っても見なかったところまで寄り道をする。
最近はそんな時間が結構好きです。
今夜は生き物の分類について話しました。 それではまた次回。