チャーシューの定義を巡る疑問
こんばんは、ひとりごとの時間です。 今夜はチャーシューについて話そうと思います。
ラーメン屋さんに行くと、時々チャーシュー麺を頼むんですけど、 最近レアチャーシューを売りにしたラーメン屋さん増えましたよね。
低温調理でじっくり火を通した豚肉らしいんですけど、 でもあの僕の中では、チャーシューといえばやっぱり焼き豚なんですよ。
焼いてないのにチャーシュー? 名前だけを見ると少し不思議な感じがするんですけど、
レアチャーシューって、僕にはチャーシューというよりどちらかというと、 ハムに近く感じるんですよね。
とはいえ、昔から煮豚をチャーシューと呼ぶ店もありますし、 店によって作り方はいろいろなんだと思います。
そう考えるとチャーシューという言葉もずいぶん懐が深いように思えます。
いや、懐が深いというよりだいぶ緩いと言った方がいいのかもしれません。
調理法と名称のずれ
そういえば、世の中には似たようなものがいくつもあるんですよね。 例えばカップ麺の焼きそばです。
パッケージには焼きそばと堂々と書いてあるんですけど、 お湯を入れて待つだけで焼くことはありません。
揚げたこ焼きなんてのもあります。 たこ焼きを焼く代わりに揚げているものです。
つまりあの、タコを揚げたものではなく、 あくまでたこ焼きという料理を焼かずに揚げたものなんですよね。
あと、冷凍食品や缶詰なんかの焼き鳥もそうです。
あれって、工場ではスチーム加熱と言って焼くのではなく蒸したものらしいんですよ。
でもあの、蒸し鳥と呼んでしまえば全く別の料理になってしまいます。 あくまで焼き鳥というものを焼かずに再現したものなんです。
だから焼いていなくても焼き鳥なんですよ。 焼きそばもたこ焼きも焼き鳥も、もう焼くということを意識せずに一つの料理の名前として使っていますよね。
焼くという言葉だけを見れば、実際に焼いていることが条件のようにも思えるけど、
焼いていないからといって別の名前にしてしまう方がややこしいことになります。 世の中の食べ物の名前というのは案外細かいことを気にしないんだと思います。
焼いていなくても焼きそば、焼いていなくても焼き鳥、焼いていなくても焼き豚。
レアチャーシューを見て焼いてないのにと引っかかっていた自分の方がずいぶん細かいことを気にしていたように思えてきました。
名前なんて案外そんなものなのかもしれません。 でも朝食に出てくるようなロースハムが乗っていたらちょっと気になっちゃいますね。
それではここで一曲、居場所。
なんのんじいろの光の中
風が吹いた
走る道
つつくれる
血の火
ずつ灯り始め
馴染んだリズムに身を任せて
ふっと息を吐き出す
冷やし中華とハム
さてラーメンにはハムは違和感しかないんですけど、実はラーメン屋さんのメニューにはハムがチャーシューの席に堂々と居座っているものがあるんですよね。
冷やし中華です。
冷やし中華の上に乗っている細切りの肉って、店によってはハムだったりチャーシューだったりしますよね。
中華料理屋さんなんかに行くと香ばしいチャーシューが乗っていておっと思うこともありますし、
街の定食屋さんなんかだとピンク色のロースハムが乗っていたりします。
でもどっちが乗っていても僕はあまり気にはならないんですよね。
ラーメンにハムが乗っていたらえっと思うのに、冷やし中華ならなぜか気にならない。
自分でも随分都合がいいなと思います。
冷やし中華になるとハムでもチャーシューでもなんとなく納得してしまうんですよね。
今夜はチャーシューについて話しました。
それではまた次回。