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2023-06-13 12:49

読書ラジオ『shrink精神科医ヨワイ』

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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、『shrink精神科医ヨワイ』という漫画について話してみようと思います。
パニック障害、鬱病、発達障害、隠れ精神病大国と呼ばれる日本は、その名の通り、
精神病患者の数自体は、アメリカなどと比べると少ない。
その一方で、自殺率は先進国の中でも最悪レベル。
悩んでいても、精神科は特別なところという思い込みが人々の足を遠ぬかせてしまう。
精神科医ヨワイは、そんな日本の現状を変えていき、一人でも多くの心を救うべく、こう願う。
僕はこの国に、もっと精神病患者が増えればいいと思っています。
ということで、これはですね、原作を、奈々美陣さん、漫画は月子さんという方が描いていらっしゃいます。
この本当、漫画がね、すごい素敵で、絵がですね、素敵で、
私、漫画はあの、結構筆圧がかかってない。筆圧少なめの結構、薄い線って言うんですかね。
繊細な線のタッチの漫画が好きなんですけど、月子さんの絵はそんな感じですね。
主人公のヨワイ先生。
強いヨワイのヨワイに、井戸の井でヨワイという名字なんですけど、
ヨワイ先生ですね。髪の毛はちょっと寝癖があって、ボサボサで、タレ目で、ちょっと塩顔なイケメンなのかな。
なんか月子さんの絵のタッチにとてもぴったりというかですね、ヨワイ先生のキャラクターを見事に表現されているなと思います。
ヨワイ先生は毎日いろんな可愛らしいネクタイをしててですね。
第1巻の表紙のヨワイ先生のネクタイの柄は、ドーナツだったりキャンディーだったり、お菓子の柄になってますね。
そういうとっつきやすさ、すごく話しやすい雰囲気の柔らかいヨワイ先生です。
ヨワイ先生は新宿の浦老寺で開業している精神科医です。
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過去には何かあったのかなというようなストーリーもあったりして、婚約者を亡くされてるんですよね。
その婚約者の死に同じく新宿の大きなビルで開業している別の精神科医が関わっていて、どうやらその人と因縁がありそうだというヨワイ先生の個人的な過去の物語もありつつ、
メインのストーリーはこのヨワイ先生のところにやってくる精神病患者のエピソードが進んでいくというお話です。
ヨワイ先生はふわふわした、ある意味自分のことをあまり自分でさっさとしない先生なので、お決まりかもしれないんですが、しっかり者の看護師さんがついている、天宮さんですね。
そういう漫画の構成としても面白い。
よく医療漫画でこういう先生がよく出てくるなと思いますけど、コウノドリとかですね、三婦人科医の先生の話だったり、ドクターコトとかね、なんか似てるなと思います。
今回は精神科医が主役になりますね。
タイトルのシュリンク、どういう意味かというと、シュリンクは縮むとか小さくするという意味ですね。
アメリカでは精神科医のことをシュリンクと呼ぶそうです。
それは妄想で大きくなった患者の脳を小さくシュリンクしてくれる仕事だからということで、
自分ではコントロールしきれない自分の脳の妄想だったり、妄想、思い込みなんかを精神科医がカウンセリングしたり、
副役したり、行動療法などいろんな手法を使って、その肥大化した脳、妄想で大きくなった患者の脳を小さくシュリンクするというのが精神科医です。
精神科医をシュリンクと呼ぶ由来であるということのようです。
日本はかくれ精神病大国と言いますが、私も仕事で人事労務に関わっているので、
こういう精神病の疾患をする社員というのは毎日診断書が提出されて給食に入るとか、
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給食に入った社員が復職期間を経て復職するだとか、再発するという話は毎日本当に身近なことになっています。
家族にも鬱病を発症した人とかもいて、わりと自分ごとに近い話題なのかなと思いますね。
やっぱり私の職場のメンバーにも発達障害のグレーゾーンと診断されているという社員もいて、
その対応をしているマネージャーの立場でもあります。
特に発達障害ですね。私がマネジメントで直面している発達障害の社員の問題行動、
今本当にこれにかかりきりというか、手を尽くしている状況なんですが、
なかなか何がいいことなのか、誰にとってそれはいいことなのか、
本当に日々悩みながら、自分の無力感も感じつつ、何が正解なのかよくわからないという状況で対応しているのが実態です。
その中、このシュリンクという漫画は、医療漫画あるあるの受け入れ方があって、
描写はそこまで多くなくて、この漫画を読む人の中には、実際に精神病を患っている方も多いと思うのですが、
本当にそういう人たちにも優しい作り方がされているのかなと思います。
希望があるということですね。
現実はしっかり描きつつ、希望を忘れない、漫画の面白さもあるみたいな、本当に優しい漫画だなと思いました。
ほとんどの人が自分が精神病の疾患を患っているということを、まずギリギリになるまで受け入れられると、
自分が精神病の疾患を患っているという人は、本当に自分が精神病の疾患を患っているという人も多いと思います。
まずギリギリになるまで受け入れ難いですよね。
それは実際、私の身の回りの社員だったり家族もそうなんですけれども、
もし精神病の疾患であると診断されてしまったら、自分は普通の人間じゃないんじゃないか、
そういうレッテルを貼られてしまう、自分でもそう思ってしまうし、そう見られるんじゃないかという怖さが
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精神病の治療に通う足を遠のかせているのかなと思います。
構造的な問題で言うと、会社の視点で言えば、社員が精神病を治療しながら働ける範囲で働く、
仕事を取り上げないということですね。そういう環境はまだできていないのかなと思います。
療養所で50人以上いる場合は産業医が設置される義務がありますが、
なかなか社員が多い場合、産業医が一人一人に向き合えるかというとそうじゃない状況がありますね。
具体的な治療は精神科医にお願いすることになるのですが、精神科医と産業医が連携できているかと言えばそこまででもない。
会社としてもどこまでの情報連携をしていけばいいのか、なかなか難しい状況があると思います。
そういった構造から社員が治療しながら、会社に取り組みながら働くことも諦めずにやるというのは難しいのかなというところがあって、
それが治療に対して前向きになれない、働けなくなった時に初めて精神科を訪れるというような治療を送らせることにもつながっているように思います。
そういったことをこのシュリンクという漫画は本当に優しく問題提起していて、いろんな人がこの漫画を読んで、自分の会社の仕組みだったり、もしくは自分自身、周りの人に対して少しでも優しく、
あとは精神病に関する、精神疾患に関する偏見、治療するということに対する偏見、憶測みたいなものがなくなっていくといいなと思います。
切りごとだけでは本当に片付かないことが本当に現実は多いと私も実感しているんですが、やっぱり理想を掲げないとそこに向かっていけないわけで、
本当はこうだったらいいよねっていうのをちゃんと持ちつつ、今できることをやるしかないのかなぁなんて思っています。
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このシュリンクはですね、ドラマ化してほしいなんて本当に思っていて、主人公は坂口健太郎くんがいいなと思っています。
なんかね、そんな不安とした癒し系の弱い先生、実写版でも見てみたいなと思います。
ということで今日はシュリンク、精神科医弱いという漫画について話してみました。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。
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