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2023-05-01 10:30

読書ラジオ『怪物』かいぶつ、だーれだ

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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、6月2日に公開される怪物という映画の小説について話をしてみようと思います。
これはですね、映画は小枝裕和さんが監督で、脚本は坂本裕二さんが書かれたものになります。
それをノベライズ、完全ノベライズされたものです。
豚の脳を移植した人間は?人間?豚?
シングルマザーのサオリに息子のミナトが投げかけた奇妙な質問。
それ以降、不審な行動を繰り返すミナトに、サオリは学校でのいじめを疑うが。
母親、教師、子供の3つの視点から語られる物語に潜む怪物の正体とは?
日本を代表するストーリーテラー坂本裕二と映像作家小枝裕和が初めてタッグを組んで書く圧巻の人間ドラマ、完全小説家。
映画では音楽を坂本裕一さんが担当されていて、予告では子供の男の子の声で怪物だーれだって言ってる予告が流れてますが、とにかく序盤から不穏な物語ですね。
主演を安藤さくらさん、長山絵太さん、田中裕子さんが出演されているので、これもみんな赤やろって思ってる映画だったんですけれども、気になりすぎて。
あとね、私怖い映画ちょっと苦手なんで、先に小説で読んでしまおうと思って読みました。
で、読み始めるとだいたいこういう話ってこうかなーかなーってちょっと先を予測しながら見ますよね。
そういう方多いかなと思うんですけども、私もこういうことなのかなーって思いながら読み進めていたんですけど、全然違うところに到着しちゃいましたね。
本当予測できないです。
まだ小説も読んだことない人。
映画はこれから公開なんですけど、ちょっと気になってる方いらっしゃると思うんですけど、迷わず見たり読んだりした方がいいと思います。
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何かこう、前情報を入れてしまうと、それが前提になって純粋に楽しめないかなと思うので、
今日はあんまり内容の話をしないでおこうかなと思うんですけど、
とにかく予想を超える話の展開だったり結末。
怪物って一体何なんだっていうことですよね。
まあ読んでてね、とにかくこうゾワゾワしながら不穏な空気が漂う話の展開で、
どんどんどんどん誰も信じられなくなっていくような感じ。
みなとかなえさんの本を読んでる時にも似てるような感覚でしたね。
でもきっとこれ映像化されたらめちゃくちゃ美しい映画なんだろうなと思います。
この本読みながらで、この校長先生を田中優子さんが演じてるのかと思いながら読むと、
もうこの人以外考えられないぐらいな感じですね。
映画もちょっとほんと楽しみなんで見てみようと思います。
とにかく不穏でゾワゾワするお話でした。
私最近はあんまりミステリーとかサスペンス系は読んでなかったんですけどね、
読むとしても、いがらしりつとさんとかのような痛快な話というかね、
あんまりドロドロとかモヤモヤしないようなサスペンスとかミステリーを読んでたんですけど、
この怪物とかね、そういうものじゃなくて、全然すっきりしないですね。
ずっとこの話のあれこれが頭の中に残ってしまうような、ずっと考え続けてしまうような映画ですね。
海外のミステリーですごいモヤモヤするのを読んだなと思いながらこの怪物を読んでて、
やっと思い出したんですけど、マーチ博士の4人の息子っていう海外ミステリーがあるのをご存知の方いらっしゃいますかね。
これは4人の息子のうち1人が殺人鬼なんですよ。
それに気づいた家政婦がこの4人のうち誰なんだっていうのをずっと探り続けるんですけど、
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なかなか見つからなくて、殺人鬼の方も途中からそれを面白がるっていうもう本当にサイコパスですよね。
こういうミステリーとかサスペンスのゾワゾワする怖い系って、なんか全然好きじゃないんですよ。
好きじゃないっていうか、読んでても何にも楽しいことないし、喜怒哀楽で言ったらもう怒と愛しかないわけですよね。
あと怖いっていう気持ち。
プラスの面がないんですけど、なんでこういうのに引き寄せられて読んでしまうかっていうと、
そういう怖いもの見たさみたいなことで言ってしまえばそうかなと思うんですけど、
ネガティブとかね、マゾっていうんですかね、痛みとか怖さみたいなのを本で予習しているというかね、疑似体験しているようなことなのかなと思うんですよね。
生活の中であんまりこういうことを味わうことってほぼないんですけど、
そうじゃなくて、もうちょっと軽めのね、なんかすごい自分にとってはショックな出来事がこれから起きそうな気がするとかね、
なんか不安なことがあるとかね、
友人関係とかパートナーとの関係の中でなんかモヤモヤしたことがあるとか、
なんか自分が納得いかない気持ちがずっと続いているみたいな、ちょっと自分がポジティブかネガティブかで、
ネガティブ寄りにいるときに、さらにそれを超えるネガティブを取り入れて激悪的な、
自分の生活に起きるネガティブを乗り越えるみたいな、
2日酔いの時にお酒を飲む向かい酒みたいな、そんな感じにも似てるのかなぁなんて、ちょっと私の感覚なんですけどね、そんな風に思います。
純粋にサスペンスとかミステリーが好きっていう人はいると思うんですけど、
私なんかはたまにこういう暗い気持ちにしかならないとか、ちょっと不気味な気持ちにしかならないようなものをあえて取り入れてみて、
自分の中にある実生活のモヤモヤとか、悲しいとか不安みたいなものを打ち消してしまうみたいな、
なんかそういう激悪的にちょっと向かい酒のような感じで、サスペンスとかミステリーを呼んでいるような気がしますね。
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もしあんまり私だけなのかなと思いますけどね、もし私のようにそういう向かい酒が好きな方は、この怪物とかさっきもお話ししたマーチャ博士の4人の息子。
これすごい向いていると思いますのでね。
ミナンとカナエさんが好きな人とかね、読んだら面白いかなと思います。
なんでこの怪物を読みながらマーチャ博士の4人の息子が頭の中に浮かんできたのかっていうのは、ちょっともう自分では解明できないですね。
なんかこう不穏なね、ほの暗い、ゾワゾワッとした、そして誰が本当のことを言っているのかわからない、誰も信じられないような感じがすごい似てたのかなと思います。
ということで今日は、6月2日に公開される映画怪物の小説版のお話をしてみました。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。ではでは。
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