第36回では、タイパ・コスパや等価交換で仕事を捉えすぎることについてお話しします。
現代では、仕事も学びも人間関係も、
効率よく、無駄なく、早く結果が出ることが求められがちです。
どれだけ時間をかけたか。
どれだけ成果が出たか。
どれだけ数字で説明できるか。
そうした見方は、ビジネスの現場ではもちろん必要です。
けれど永田先生は、すべてをタイパ・コスパや等価交換で測るようになると、
仕事の奥にある意味や、自分の生きている手触りが見えにくくなると語ります。
「これだけの時間を差し出す代わりに、これだけの給料をもらう」
仕事をそのように捉えると、その先にあるものが見えなくなります。
自分の仕事が、どこで、誰に、どのようにつながっているのか。
自分がしていることが、誰かの生活や安心や喜びに、ほんの少しでも関わっているのか。
その感覚が薄れていくと、働くことはただ消費される時間になってしまいます。
一方で、「あなたの仕事には意味がある」と押し付けられると、それもまた不自由です。
大切なのは、きれいな言葉で仕事の意味を決めつけることではありません。
自分の仕事は、誰かの何かに役に立っているかもしれない。
そういう小さな見方を持てることです。
永田先生は、お米や土、畑の話にも触れながら、
私たちが当たり前のように受け取っているものの背後には、
時間をかけて整えてきた人の手や営みがあると語ります。
お金を払えば買える。スーパーで買った方が楽。
そのように考えることもできます。
けれど、それだけでは見えないものがあります。
いい土はすぐにはできません。
誰かが手を入れ、草を刈り、土地を守ってきたから、今、私たちの前にあるものがあります。
第36回では、仕事や暮らしをタイパ・コスパだけで測るのではなく、その奥にあるつながりや手触りを見つめることが大切だと分かります。
効率や成果を求めることに疲れている方、
今の仕事の意味を見失いそうになっている方、
数字では測れない価値をもう一度捉え直したい方に、
ぜひお聴きいただきたい内容です。
感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!