1. 鳥丸聡の九州経済Zoom Up
  2. 消費者物価地域差指数
2025-07-09 12:40

消費者物価地域差指数

明治大学教授エコノミスト 飯田泰之
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:28
この時間は、Zoom Up毎週水曜日は九州経済です。
先週、統計ラッシュという話だったんですけども、その中に埋もれてしまっている統計があるということで、その統計にZoom Upしたいと思います。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
埋もれてしまった統計があるんですね。
埋もれてしまった統計の代表例が、総務省から年に1回公表されるんですけれども、消費者物価地域差指数というのがあって、
一般的な物価については、総務省から消費者物価指数というのが発表されていますけど、
あの値って、今だと2020年平均を100とした時に、直近の物価水準が110いくつなのかとか、今の水準を知るために使われているんですけれども、
それに対して、先月末公表された2024年の消費者物価地域差指数というのは、
1年間の全国平均の物価水準を100とした時、平均を100とした時に、
47都道府県の物価水準はどの程度でしょうかっていうのを指数で表したものなんですね。
格差がわかるっていうか、都道府県間で賃金の格差ほどじゃないんですけれども、
物価にも決して小さくない開きがあるのがわかります。
例えば、昨年全国で最も物価が高かったのは、当然ですけれども東京都ですね。
全国平均100に対して104.0。最も低かった県が96.2ということで、
47都道府県全てが年々足元は物価上昇しているのは間違いないんですけれども、
地域間格差という点では、東京都の104と最下位の県では8ポイントもの差があるっていうことです。
では47都道府県で昨年1年間の物価が最も低かったのは何県でしょうっていうことなんですけれども、
03:04
これは旧市ですか?
今まではそうだったんですよね。2018年から2022年までは宮崎県が最も安くて、
23年は鹿児島県が一番安くて。
物価が最も安いのは南九州2県の低位置っていう風になってたんですけれども、
昨年の鹿児島県は下から2番目、宮崎県は3番目っていうことで、
実は変わったんですよね。最も安い県、九州じゃありません。
九州じゃない?じゃあもう見当つかないな。
見当つかないんですけれども、東京で生活されたことのある方は、
たぶんご存知な方が多いと思うんですけれども、群馬県なんですね。
群馬県。鹿児島県の96.4とか宮崎県の97を近差で下回って、
負けてしまったのか勝ってしまったのかよくわからないんですけれども、
最も安いのは群馬県と。過去10年間振り返ってみましたところ、
群馬県って2015年から10年前、2015年から16年、17年の3年間、
15、16、17と群馬の物価は安かったっていう風になってて、
群馬の夢が夜開くかどうかわかりませんが、あんま面白くないですか。
今朝ちょっと早起きして一生懸命考えてるんですけどね。
当時の3年間の群馬っていうのは最も物価の安い県だったので、
昨年だけが特殊っていうわけではないっていうことなんですよね。
この消費者物価地域差指数っていうのは10大品目、
食料費とか住居費とか教育費とかですね、
それぞれごとに47都道府県をランキングしているんですけれども、
群馬県がこの10大品目一つ一つ見ていった時に、
最も安い品目は一つもないんですね。
だから要するに品目を問わずオールラウンドに物価が安い。
クラスにはいいですね。
だから食料と教育っていうのは、
食料一番安いのは長野県なんですけれども、
教育費が一番安いのは公立学校が多い富山県なんですけど、
それよりもはちょっと高いんだけれども、
トータルで見ると一番物価が安い。
群馬県の物価が安い理由って何なんだろうっていうので、
昨日群馬県渋川市出身でですね、
今大学の教員をしている私の元同僚に電話で尋ねてみたんですけれども、
06:03
群馬県民はそれを誇りにしています。
群馬の場合は農業圏でキャベツ、レタス、ほうれん草、白菜の生産が盛んですけれども、
地産地消が進んでるっていうことですね。
食料が安いと。
それと関東地方、北関東ですけれども、
関東地方の中では公立の学校が多くて、
教育費が抑えられていて、
さらに山田電機とかワークマンといった量販店の本店が群馬県に立地しているのに加えて、
これ驚いたんですけど、人口1人当たりの乗用車保有台数、日本一なんですね。
すばる効果ですか、それは。
それで、そういったのもあるんでしょうけれども、
保有台数日本一ですから、県内の大型店でまとめ買いをする県民が多いので、
価格引き下げ競争が加速されているということですね。
群馬県って、物価が昨年日本一安い一方で、
一般的に物価が安いところっていうのは、賃金も安いっていう風になってるんですけれども、
群馬県の名目賃金水準って全国で10番目に高いんですよね。
名目賃金を物価で割った実質賃金っていうのは、
日本一はもちろん東京都なんですけど、
1位東京、2位愛知、3位大阪、4位群馬。
ですから、ふるさと回帰支援センターっていうNPO法人が東京にありますけど、
移住希望地アンケートやったところ、昨年の移住希望先第1位っていうふうになっている。
九州7県っていうのは、全国平均を下回ってはいるわけですけれども、
九州7県で一番物価が高いのは今まで長崎県ですね。
里道と離島の長崎県の定地だったんですけれども、
2年前から種類が変わってるんですよ。
長崎県を超えて九州7県で一番物価が高くなったのはどこでしょうかっていう。
その県の物価って99.4っていうので、
ほぼ全国平均と変わらなくなってきているっていうところまで上がってきてる。
熊本じゃないですか、これ。
そう、熊本。正解。
意外とこれ福岡県じゃないかっておっしゃること多いんですけれども、
福岡っていうのはいい塩梅で競争原理が働いていて、
09:01
九州7県の中では過去10年間遡ると、
3番目か4番目か5番目を行ったり来たり。
ちょうど真ん中あたりなんですよね。
長崎はずっと高かったんですけれども、
熊本県がぐいぐい上がってきて、
特に熊本県の住居費、要するに家賃ですね。
これ見るとコロナ前の2019年って90.0いってないんですよ。
全国でも安い方だったんですけれども、
2021年に長崎県を追い越しちゃって、
昨年は全国親賃7番目に高い県と。
じゃあ2021年に熊本県でターニングポイント何かが起きたっていうことなんですけれども、
でもTSMCの両町寝室の正式発表っていうことですよね。
地価が上がるっていうことは、当然その上の親賃も高くなるっていうことで。
熊本県の物価が九州7県では一番高いっていうのが定着しつつある。
消費者物価、地域差指数っていうのは、路線化とか単管とかですね、
でかい経済統計発表の陰で誰も取り上げてくれないニッチな統計なんですけれども、
物価水準の地域間格差っていうのは決して小さくないし、
順位が実は逆転しているっていうかですね、
そういったトレンドを教えてくれる貴重な統計だと思います。
今週末には47都道府県の昨年の賃金水準、毎月勤労統計調査をまとめたのが発表になるかと思うんですけれども、
これもトランプ関税の影響でですね、隅っこの方に来てしまうんじゃないかと思うんですけど、
賃金格差って物価格差よりもっとでかいですから、そっちの方もウォッチしていきたいなと思いますね。
そうですね。
埋もれさせるにはもったいないというか、非常によくわかるデータですね、これはね。
ちゃんと分析しないと、今参院選なんかで全国平均の100を基準としたところだけで物言っていますけど、
地域間格差っていうのは教育費だとか住居費だとか食料費だとかで、
かなり格差が出ているっていうのはやっぱり頭の中に入れておかないといけないでしょうね。
そうですね。
鳥丸先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
エコノミストの鳥丸さとしさんでした。
地下鉄ギヨン駅から徒歩2分、RKBスタービル博多ギヨンスタジオは、
ポッドキャストなどの音声コンテンツの収録から動画のライブ配信まで、
様々なニーズにお答えできるレンタルスタジオです。
お問い合わせご予約は、スタービル博多ギヨンのホームページからどうぞ。
12:40

コメント

スクロール