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増える空き家対策
2024-03-06 11:09

増える空き家対策

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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この時間は、Zoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授で、エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。よろしくお願いします。
本題に入る前に、鳥丸先生は、紙の書籍を手に取る時は、何を大事にされていますか?
Wi-Fi環境とかそういったの気にせずに、全体像が見れるっていうのと、表紙が面白いとかです。
全体像がやっぱり、あとめくりながらわかるっていうのは大きいと思います。
やっぱりデジタルで読むよりも、アナログというか、実際の本で読む?
アナログです。もう完全にアナログ。書き込んでいったりとかですね。
書き込み!そういうこともできる良さがありますね。
それでは本題の方に参りますが、今日のテーマは何でしょう?
今日は空き家についてなんですけれども、空き家が増えているということです。
その前に、空き家が増える原因として、人口減少、それと世帯数がいよいよ減少するっていうところなんですけれども、
日本創生会議っていうところが、若い女性人口が5割以上減少する市町村を消滅可能性都市って言って、
全国のだいたい半分ぐらいの市町村をランキングして、日本中で大騒ぎになったのが、
今年からちょうど10年前なんですね。今年10年目。
最初に人口減少からちょっと今更の感もあるんですけど、見ておきたいんですが、
厚生労働省が先月末発表した2023年の人口動態統計を見ると、九州7県の出生数は、
前年比6.3%減。全国は5.1%減ですから、減少率が大きいということですね。
県別に見ると減少率が高かったのは、長崎県と宮崎県。9%減ってて、福岡県だけは減少はしてるんですけど、4.8%減なんですけれども、
全国平均ほどではないんですよね。福岡県って合計特殊出生率は九州7県で一番低いんですけれども、
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なんで生まれる子供の数がそんなに減らないのかっていうと、出産的領域の若いカップルの絶対数が増え続けているからっていうことになります。
いろんな地域事情があるんですけど、とにかく人口減少こそが大問題だということに、世の中的にはなっていて、
その一方、世帯数が減少しますよっていう危機感はあんまり取り上げられないんですよね。
理由は何かというと、人口減少とは裏腹に、世帯数は増加し続けているっていうことが大きいです。
全国の人口のピークって2008年ですね。九州7県の人口のピークは2000年ですけれども、
全国の世帯数のピークはいつなのかっていうと、5年前に国立社会保障人口問題研究所が推計してるんですが、
全国の世帯数のピークは2023年、去年。
実は世帯数って増え続けている。
これは単身世帯数が増えてきているからっていうことになるんですけど、
おそらく今年中には世帯数の将来予測っていうのが発表されると思うんですが、
後ろ倒しになる可能性はあると思います。単身世帯が予想以上に増えているので。
人口が減って世帯数がこれからは減少して、その一方、空き家の数は増加するっていう。
この3つの変数の動きに柔軟に対応したくてはならないっていうことでめんどくさいんですけれども、
九州各県の世帯数を見ると福岡県のピークはまだ先です。
おそらく2030年とかになると思います。
佐賀県と熊本県は今年か来年あたりがピーク。
その他の4県はすでにピークアウトしている。
地域ごとに世帯数減少、空き家増加対策っていうのは、
自ずと異なったものになるからややこしいっていうことなんですが、
どんな空き家対策が実施されているのかっていうことで、
世帯数がこれから減っていくと空き家の数はもっと増えるっていうことですから、
有名なのは九州でよく知られている福岡県の対策ですね。
2020年に空き家の活用だとか処分について専門家に相談できるサポートセンター。
カタカナで家活、婚活じゃなくて家活っていうのを解説して、
ご相談内容に応じて火災の片付けだとか、
リフォームなんかの業者さんとつないでいくっていうサポートセンターなんですね。
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40秒程度のYouTubeで容量が解説されているんですけれども、
オーナーの方が遠くに住んでおられても、
そもそもどうすればいいかわからなかったりとか、
一人で対処するのが難しいと。
そういったのを一元管理するっていうんですね。
この家活への相談件数って年間450件にも上るそうで、今後もっと増えそうだと。
こういった家活みたいなの各県、何らかの形で進めてるんですけれども、
全国的にはですね、この空き家バンクだけじゃなくて、
ランドバンクっていうのが話題になっています。
建物だけをいじっても限界があるので、
空き地も含めて一体的に街を再生しようということですね。
もともとアメリカで誕生したのがランドバンクなんですけど、
民間の取引では扱いにくい空き地を取得して、
権利関係を調整して再生する仕組みっていう。
平たく言えば、活用できない土地、家を抱える人の駆け込み寺っていう感じですね。
日本で一番有名なのは山形県鶴岡市。
不動産業者なんかの地域の専門家がNPO法人鶴岡ランドバンクっていうのを設立して、
10年前から空き地、空き家、それから狭い道路なんかを一体で活用した、
100件以上の事例があって、それが注目されてて、
国土交通省も大変関心を示しているんですね。
九州の自治体がぜひ参考にしたいのが、
同じく山形県の上野山市っていうところ、人口27,000人ですけど、
ここは温泉街なんですけど、
温泉街っていうのは道が狭くて建て替えにくい物件が多いんですが、
複数の空き家や空き地をまとめて道を広げるっていうことなんかで、
空き家がワイナリーに変わったりして、垣を生んでいるっていうことです。
そういったの参考になるんじゃないかと思うんですけど、
問題は行き着くところまで行き着いたものすごい仮想地、
中山間地の空き家をどうするかっていうのが大きな問題で、
屋主さんからも不動産業者からも建築業者からも見放されてしまった物件が
仮想地の空き家なんですよね。
私なんかは薬師場の隣の口の選ぶ島っていう人口100人ぐらいのところを訪ねたときに、
農家さんに民泊したんですよ。
そしたらいかにも手作り感があるんですけど、どう見ても倉庫なんですね。
そこに布団を敷いて寝泊まりさせていただいたんですけれども、
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お尋ねすると5年ほど前にご近所さんと一緒に
ずいぶんセルフで建てたっていう。
その間には立派で頑丈そうだったんですけど、
建築基準法上の増築許可はどうなっているのか、
耐震強度はどうなのかって野暮な質問はしなかったんですけど、
超仮想地ではそういったコミュニティの大工力、
大工さんの力っていうのが、
実は空き家対策の切り札になるかもしれないなっていうので、
だから人口減少対策考えることも重要ですけれども、
その一方ではそれを受け入れてですね、
人口が減って世帯数が減って空き家が増えても
愉快に生活できるためのプランBっていうのを、
九州の仮想地では持っておきたいなっていう感じですね。
- 愉快なっていうね、いいですね。
本当その精神でいきたいですね。
- 前向きに捉えていきたいなと思います。
鳥丸さんありがとうございました。
- ありがとうございました。
この時間は長崎県立大学教授の鳥丸佐藤さんでした。
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