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2024-12-18 12:31

日銀短観からみる2024年の九州経済

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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この時間はZoom Up、毎週水曜日は九州経済です。先週の金曜日に日銀の短観が発表されましたが、今年の九州経済はどうだったのか、Zoom Upしていきます。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。鳥丸さん、おはようございます。よろしくお願いします。
先週末に発表されたんですけれども、景気が良いと答えた企業の割合から、悪いと答えた企業割合を差し引いたDIというふうに言いますが、
これで今年1年振り返ると、昨年の12月はプラス20だったんですね。良いと答える企業割合が多いと。
今年3月はプラス21、6月プラス19、9月プラス20、今回プラス18っていうことなんですけれども、これ見るとですね、見事なまでに一歩進んで二歩下がるっていうのが続けた。
一心二体って感じですかね。
一心二体ですね。水準自体は高いんですけれども、伸びきれないっていう天井感みたいなのを強く感じた1年だったと言えるんじゃないかなと思います。
伸びきらないっていうのは、上から重しが乗っかってるっていうことなんですけれども、それも物価高、インフレと人手不足っていうですね。
この2つの重しが乗っかっていて、失われた30年の前半っていうのを思い出してみると、重しは物価が安くなるデフレとリストラ、人員過剰。
今完全に真逆の状態になっていて、景気っていうのは景気が良いときとこれが一生続くんじゃないかとか、景気が悪いとこれが一生続くんじゃないかと勘違いするんですけど、やっぱり景気って循環するんだなっていうのを痛感しますね。
波があるんですね。
現在の人手不足についてなんですけど、従業員さんの数を過剰と判断する企業割合から不足していると考える企業割合を差し引いた雇用DIっていうのがあるんですが、
今回マイナスの42、もう完全に不足している。
人手が足りないってことですね、これは圧倒的に。
去年の12月時点もマイナスの42で一緒なんですよね。
だから過去最悪の人手不足感が1年以上続いているっていうことになります。
33年前のバブル期でさえマイナス40以下となったことはなかったので、今の人手不足感っていうのはもう完全な未体験ゾーン。
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経験したことがない人手不足感っていうことになります。
裏返すと、それだけいまだに頭数で勝負する労働集約的な産業が根強いままで、
生産性を高めるための設備投資だとか、あるいは情報やデータを駆使したデジタルトランスフォーメーションっていうのがなかなか追いついていないっていうことにもなるかと思います。
ただ九州のDIっていうのは、おとどしの12月以降、旧市販機連続2年以上、プラス15以上、息の長い後継期を保ってるんですけれども、
過去DIプラス15以上っていうのを続けた時期を遡ってみると、昭和の終わりから平成の頭にかけていわゆるバブル期ですね。
この時プラス15以上が4年弱続いたことがあるんですけど、
あの頃以来の息の長い後継期って言えるのかどうかですけども、景況感はいいっていうことなんですよね。
ところがですね、全国と比べると見方が大きく変わってきちゃって、
昨年の今頃私は何を言っていたかっていうと、
九州経済は歴史上初めて全国の景気のリーダー役を果たすようになっているって言ってたんですね。
今年1年振り返ると、残念ながらというか、着実に全国にキャッチアップされつつあります。
九州のDIと全国のDIの差を比べてみると、
今年3月は九州が9ポイント全国をリードしてたんです。
6月のリードは7ポイントにちょっと縮んで、9月は6ポイントに縮んで、
今回は3ポイントのリードにとどまって、全国と九州の景況感の差は縮む一歩。
全国はわずかに右肩上がり、九州はわずかに一歩進んで二歩下がる右肩下がりという感じですね。
全国の場合は大企業の影響が大きくて、賃上げ効果が大きいっていうのと、
あとインバウンド効果が福岡あたり見てるとすごい多いよねっていう感じなんですけど、
九州の隅々にまでは行き渡っていないっていうところだろうと思います。
ここで絶好調なのが沖縄県なんですけど、
沖縄県は全国で一番景気がいいんですけれども、
インバウンド効果と公共投資なんかもあったりしてるってことですが、
沖縄県除いて九州7県のDIを勝手に計算してみたところ、
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今回の九州7県のDIは全国と全く同じプラス15の影響感。
ですから、もはや日本経済のリーダー役ではなくなっていて、
九州の中でも大分、宮崎、鹿児島、東九州、南九州っていうのはすでに全国のDIを下回っていて、
今の九州の影響感は成功到底での年越しというふうになりそうですね。
九州に代わってどこがリーダー役を果たしているのかっていうとですね、
悔しいんですけれども、日銀札幌支店が所管する北海道です。
北海道のDIって今年6月がプラス17、9月プラス18、今回プラス19。
どんどんどんどん上がってますね。
地味ながら一歩一歩着実に前進して、ついに今回九州を追い越したっていうことですね。
北海道の場合、日の丸半導体のラピュラスの建設が進んで、
今ちょうど半分ぐらい建物できていて、来年の今頃完成するっていうことらしいんですけれども、
関連産業の集積も見られるっていう点では九州と似てるんですけど、
やっぱりインバウンドでは九州をリードしているかなっていう感じですね。
それと日本ハムファイターズが今年はいつになく強かったということなんかも影響してて、
ちょっとフォークスしりすぼみだったってことですね。
リーグ優勝してるんですけどね、フォークスが。
してるんですけどね。最後がちょっと残念な結果だったっていうのも影響してるかもしれないです。
要するに今年スタート時点では全国をリードする九州だったんですけど、
年末時点ではちょうど全国と同じっていう水準に落ち着いたということになりますが、
足踏み感の強い一年でしたけれども、明るい話題っていうのが年末に飛び込んできています。
ここ3年間は熊本を中心にTSMC関連で話題沸騰だったんですけれども、
TSMCって半導体の前工程なんですよね。
シリコンウェアに回路をカチャカチャカチャって形成する、
あれの世界最大最先端なんですけれども、前工程がドカンとくれば、
当然半導体を電子部品にまで組み立てる後工程の向上っていうのが必要になるわけです。
その後工程めぐっては今年7月に、
TSMCと協力関係にある後工程世界一位の台湾のASEっていうところが、
北九州市と私有地取得の仮契約を結んだっていうので、
話題になったんですけど、先月末ですね、
後工程の世界2位のアメリカのAMCOテクノロジーっていうところが、
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AMCO自体は九州に4カ所、宮岡市だとか大分市だとか、
4カ所工場をすでに後工程に持ってるんですけれども、
福岡市内に研究開発拠点を置くっていうのが発表されたんですね。
福岡市、どのあたりなんでしょう。
中須、ちょっと横。日常に大変よろしいっていう。
半導体、水が必要って言いますけど。
これは研究開発拠点ですから。
都心のど真ん中の方が逆に研究開発の環境としてはいいわけですね。
長年九州っていうのはシリコンアイランドには違いないけれども、
頭脳なきシリコンアイランドだよねって。
量産工場だけだよねってやゆされてきたんですけど、
これしかするとですね、来年一気に汚名返上になるかもしれない。
という明るい話題も飛び込んできていますので、
年越しはなんとか来年は石場政権の地方創生2.0っていうのも、
ちょっとは期待しつつですね。
全体では無理して右肩上がりを続ける必要はないので、
現状ぐらいの水準のまんまで物価の安定と、
賃上げを待つというような水準で落ち着きたいところですけど、
アメリカがどう動くかっていうのをですね、
自動車ちょっと不安かなみたいな。
トランプ氏がね、就任してまたどう変わるのかっていうのは見とかなきゃいけないですね。
自動車も、ホンダと日産系統合が、
今朝は飛び込んできています。
本当どう動いていくのかっていうのがわからないですけれども、
なんとか乗り切っていきたいと思います。
わかりました。鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ズームアップ、長崎県立大学教授の鳥丸佐藤さんでした。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊。
バッテン少女隊の春野紀伊菜と青井リドマです。
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