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この時間はZoom Up。毎週水曜日は九州経済です。先日報道されました、トヨタがEV電池工場を神田町に作るというニュース。
トヨタがどういう狙いがあるのか、Zoom Upしていきます。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
トヨタが神田町にEVの電池工場っていうことですね。
九州の産業構造上の特徴っていうのは、
ツートップがシリコンアイランドとカーアイランドっていうことになってるんですよね。
ところが、TSMCの進出が報道された3年前以降っていうのは、
シリコンアイランドばかりが大きく取り上げられるようになって、
カーアイランドの方は対照的に半導体不足で減産だとか、
あるいは形式認定不正で一時工場ストップとか、
あるいは九州の生産工場とは直接関係ないんですけれども、
下請け法違反でコートリーから是正勧告で叱られたり。
ちょっと暗いニュースが多かったわけですが、
先週土曜日に各市長官が一面で一斉に報じています。
記事のリード部分は、
トヨタ自動車がEV向けの電池工場を福岡県神田町に新設する方針を固めたことが、
関係者への取材でわかったっていずれも報道してるんですね。
関係者がどなたなのかわからないので、
間違いなくこの方は関係者だろうという方に何か電話で聞いたんですけれども、
皆さん新聞報道で知って驚いたということで。
これ3年前のTSMC報道のときと全く一緒なんですよね。
あのときも熊本県内の関係者の方に尋ねたら、
新聞報道で知って驚いたっていうことなんですが。
要するにこの手の経済安全保障に関わる巨額の設備投資話っていうのは、
企業の本社か本体か中央省庁からの情報ですから、
建設の舞台となる地域っていうのは、
茅野外で話が進んでいるっていうことになるところがちょっと悔しいところですね。
3年前の今頃の熊本県菊代町っていうのは、
ぼんと正月が一緒に来たような状況だったんですけども、
たぶん今回も神田町は同様の状況にあるんじゃないかと。
それぐらいの大きなトピックってことですね。
ただ今回のトヨタのEV電池工場新設報道っていうのは、
ある意味時間の問題とも思われていて、
というのがレクサスを九州工場作ってるんですけども、
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2035年までに全社EV化するっていうことは既に発表されていましたから、
その一大拠点の年産40万台のレクサスを生産する近くに、
バッテリー工場が立地するのは間違いないっていうふうには見られていたところですね。
トヨタのEV向けの電池の生産拠点っていうのは、
愛知県三好市に2カ所と、静岡県の高齋市と兵庫県姫路にあるんですけれども、
今回国内4カ所目。
海外となると、アメリカでトヨタはノースカロライナ州のほうで2兆円投じて、
現在バッテリー工場を新設中なんですよね。
今回の投資額はさすがにそこまでは大きくないと思いますが、
ただ数千億円規模になって、
おそらく経済安全保障関連で補助金もそれなりにつくんじゃないかなっていうふうに思われています。
工場がどこに立地するのかっていうと、福岡県の土地なんですよ。
福岡県が産業用地として分譲中の神田町の臨海工業団地。
場所は北九州空港の連絡橋が、海渡って行くところ。
あれの田元のところです。
ほんと海っぺたで。
そうですね。海肌ですよね。
北九州空港に行かれたことのある方は、連絡橋の手前の右側にトヨタの工場があって、
あそこでエンジン作ってるんですけれども、
あれのすぐ近くっていうことになります。
新しい工場ができると、そこから東九州自動車道のインターチェンジまで数分間で、
そのインターから宮田インターまで20分ぐらいですかね。
そして宮田のインターチェンジを降りると、トヨタ九州まで数分ですから、
30分でEV電池を運べるっていうふうにはなっていくかと思います。
レクサス向けのEV電池工場新設万々歳なんですけれども、
懸念材料もなくもないんですよね。
なんでしょうね。
一つシリコンアイランドの設備投資だけで、今も人手不足状況ですよね。
果たして建設作業員の確保ができるかと、
2024年問題の残業規制で人件費も高騰していると、
資材価格もアイアンショックで高止まりしたまんまって、
TSMC関連とトヨタのEV電池関連に作業員が集中すると、
その他の投資では人手不足が上限制約になって、
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投資計画の延期とか、一歩間違うと断念とか、
他に作ろうと九州ではないところに。
それがちょっと心配されるのに加えて、
今日ですけれども日銀の政策決定会合で金利引上げが検討される予定ですから、
金利上昇も設備投資にはマイナスですよね。
日経が今年度の設備投資動向を調査してるんですけど、
九州の投資額は5%減少する見通しっていうんですね。
昨年度までがめちゃくちゃ高かったから、
一歩間っていうのはそうなんですけど、
これ以上設備投資できませんよってならないかが心配っていうのと、
もう一つは、EV電池はリチウムイオン電池を作るんですけれども、
不可欠なバッテリーメタルっていうのが主に中国で生産加工されてるんですよね。
果たして中国からバッテリーメタルの輸入を続けられるのか、
あるいは中国以外から調達できるのかっていうのがちょっと心配。
そういう中にあって、実は福岡県が今月2日に画期的な発表をしてて、
小さくしか報道されてないんですけれども、
使用済みのバッテリーを集めて、
そこからいろんな素材を取り出すっていうやつですね。
リチウムとかコバルトとかニッケルっていうのなんかを。
リユースするってことですか?
そうそうです。
それをやることによってこういった電池メーカーの立地をサポートしていこうっていうのが
先に発表されてたので、
ああ、あれも絡んでるなっていうふうに思ったんですけれども、
足元3年間というのはシリコンアイランド復活ばかり注目されてきたんですけど、
ツートップの一角、カーアイランドもいよいよEV化で全国の注目を集めつつあって、
福岡らしい、九州らしいリサイクル、
錠脈産業も含めたところでこういったのをサポートしていくシステムっていうのが作れるか注目だと思います。
これ被写画揃うと九州経済っていうのは一気にまた上向きになってきますかね?
世界が注目している状況ですよね。
だからカーアイランドとシリコンアイランドの融合化?
だって電気自動車って走るスマホみたいな感じですから、
そこが一体化していくとまたまた面白いことが生まれるんじゃないかなっていう気がしますよね。
明るいですね。
ちょっと懸念材料も気にはなりますけどもね。
注視したいと思います。
鳥丸さんありがとうございました。
この時間はズームアップ。
長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
ガールズパンチ×少女隊の×ラジオ隊。
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×少女隊の春のキーナと青井リドマです。
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