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いりかみね、いりかみね、抱きしめて、毎日だって切られて、いりかみね
三菱電機
この時間はZoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
現在、パリではパラリンピックが開催されていますよね。
競技する姿に感動している方も多いのではないでしょうか。
その障がいを持った方々と、私たちがどういう社会をつくっていくべきなのか、
ここに、今日はZoom Upしていきます。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
今日は、障がい者雇用についてです。
パリパラリンピックでもひたすら感動しまくったのが、
重度障がい者によるド迫力の車椅子ラグビー、金メダルというのです。
車椅子を使った競技っていっぱいありますけど、
ラグビーは重度の障がいを持った方々なんですよね。
そうですよね。
昨日、明け方、4時頃だったと思うんですけど、
今、鹿児島なんですけど、遠くから拍手する音が聞こえてきたので、
ご近所さんも同じように興奮していたみたいです。
そうなったんですね。
みんなが見てたんだ。
といったところで、障がい者雇用についてなんですけど、
障がい者雇用の歴史を振り返ると、
国は48年前、1976年以降、
従業員の一定割合に障がい者を雇用するように義務付けているんですね。
法定雇用率、雇用者に占める障がい者の割合というのは、
当初1.5%だったんですけど、
徐々に引き上げられて、昨年時点だと2.3%と。
この法定雇用率を満たせない事業所には、
不足している障がい者1人当たり月5万円の納付金を課す。
罰金です。
そういう制度になっています。
実際の障がい者雇用率を見てみると、
7年前まではずっと1%台だったのが、
2018年に2%超えて、
昨年は2.33%。過去最高になっています。
20年連続の増加で、
しかも法定の雇用率を上回ったのが史上初。
今まで全然満たしていなかった。
つまり、働く障がい者は、
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着実に増えているということになるかと思います。
一般には構造的な労働力不足で、
障がい者の活躍の場が広がっています。
私が思うには、
ここ数年間急激に上がってきているのですが、
コロナ禍でテレワークがある程度浸透したことによって、
通勤や移動が困難な障がい者の方も、
企業が雇用しやすくなったことが影響しているのではないかと思います。
そうなると、デジタルトランスフォーメーションが
企業の稼ぎ方を変えるということですが、
障がい者雇用の在り方も、
水面下で今、変えていっている途中ではないかと思います。
もっとも全国平均の雇用率が、
昨年初めて法定雇用率が上がったというものの、
47都道府県別にみると、
2.3%の法定雇用率を達成したのは、
39都道府県だけで、1都7県は未達の状況です。
加えて、法定雇用率を達成した企業の割合は、
かろうじて過半数の50.1%です。
ほぼ半数の企業は未達成に終わっているということです。
つまり、納付金を収めているということになります。
九州7県はどうなのかというと、
優秀なんです。
昨年の障がい者雇用率を単純平均で計算してみると、
全国平均の2.3%を上回っていて、
全てが全国平均を上回っている。
全国ベスト10には、3位長崎県、5位佐賀県、
7位大分県、9位宮崎県、10位鹿児島県がベスト10にランクインしています。
ただ、その一方、福岡県は全国平均を上回っているが、
32位とちょっと低迷しています。
法定雇用率を達成している企業割合を計算しても、
九州7県平均では6割弱ありますので、
全国平均大きく7県とも上回っているが、
福岡県の場合は7県で一番低い52%にとどまっている。
福岡県の名誉のために言うと、これには理由があります。
厚生労働省の障がい者雇用の統計では、
企業の主たる事務所が所在する都道府県において集計されるとなっているので、
東京本社の福岡支店や東京本社九州事務所など、
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十分雇用していても統計に反映されないということです。
また、福岡県内に本社を置く大企業って結構ありますが、
こういった大企業は法定雇用率を達成するために、
障がい者を数多く採用していますので、
中小企業の雇用率が高まりにくい。
障がい者人材不足状況になっている。
ですから福岡県が遅れているというわけではない。
ただ、法定雇用率は今年度から2.5%に引き上げられて、
2年後には2.7%に引き上げられるということが既に決まっていますから、
引き続き障がい者雇用の数を増やす努力を続けることになりますが、
その一方で収入面含めて安心して安定的に働ける環境の整備というのが、
一段と重要になってくるかと思います。
福岡県って全国のモデルケースが結構多くて、
障がい者施設と企業が共同して、
かなり早い時期からユニークな取り組みを行っています。
例えば、17年前に福祉作業省で、
工房○っていうのはひらがなで○って書きますけれども、
障がい者が描いた絵をダンボール箱にプリントして販売して、
その収益を障がい者の好賃に回すっていうビジネスモデルを発案したり、
あと15年前から障がい者施設が焼酎の原料になるさつまいもを生産して、
障がい者の方々が収穫したさつまいもを原料に、
海町の小林酒造本店が福岡県産の米麹と水を使った醸造をして、
完成したオール福岡県産の自立っていうのを販売して、
福岡県のふるさと納税の返礼品にもなっているんですよね。
この米麹自立のボトルラベルっていうのがありますけど、
このデザインは工房○の障がい者アーティストの方々が描いているっていう。
うまいがに回ってるんですよね。
今年の経済面での一番重要なキーワードっていうのは、
賃上げだったり働き方改革の一環としての2024年問題で、
ほぼ間違いないと思うんですけれども、
重度障がい者の賃上げとか働き方改革にも目を向けなきゃいけないんじゃないんだろうかっていうのを、
パラリンピック見ていると、法律で定められた義務としての障がい者雇用じゃなくて、
それを超えて戦力としての障がい者雇用っていうのを競う時代に入っているんじゃないかなっていう気がします。
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これはできないんじゃないかなとかっていう勝手な先入観固定関連みたいなものを、
パラリンピックの活躍で取り払ってくれてるじゃないですか。
本当に車職員見ててすごいと思いました。
頼もしいというか、そういった人的資本への投資っていうのをもっとやっていく必要があるかと思いました。
鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ズームアップ、この時間は長崎県立大学教授の鳥丸聡さんでした。
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