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EVアイランド九州
2024-09-11 11:28

EVアイランド九州

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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00:28
この時間は、Zoom Up。水曜日は九州経済です。
先週、日産も電気自動車用の電池工場建設を発表。先日もこのコーナーでは、トヨタも電気自動車用の電池工場を建設についてお伝えしたんですが、本当に九州がEV、電気自動車アイランドに向かうのか、Zoom Upしていきます。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
さあ、今日は電気自動車アイランドになっていくのかというところ。
先週、7日土曜日なんですけど、長官の一面トップ記事を見て、その瞬間にちょっと驚いてしまったんですが、
朝日新聞とかヨメミ新聞は当然のことなんですけれども、
一面トップって小泉氏総裁選出馬表明っていうことなんですね。
ところが、日本新聞と日本経済新聞は、同じ電気自動車EV関連記事を一面トップに掲げてるんですけれども、
切り口が全く異なっているんですよね。
同じニュース素材なんだけど、切り口が違う。
全然違う。
西日本の一面トップの見出しは、九州EV生産の拠点へ日産福岡に電池工場。
いかにも九州を代表するロクシーらしい一面トップの見出しで、
九州にはトヨタ、日産、大発各グループの間製作工場が立地していて、
裾野が広い自動車産業ですから、関連企業は九州に1,200社以上あって、
雇用者数は5万人に達するって言われてるんですが、
これがエンジン車から電動車に移行すると、
部品の数が3分の2に減少するって言われてるんですね。
果たしてこの下請け企業群がついていけるのか懸念されていたわけです。
それがトヨタに続いて、日産も電池工場を新しく作るってなると、
EV生産の拠点性が高まって、
雇用の場の減少に一定の歯止めをかけられるんじゃないかっていう期待が高まるわけですよね。
その期待感が高まる西日本新聞一面記事に対して、
日経の一面トップの見出しは、
03:01
トヨタEV生産3割縮小っていう。
九州がEV生産の拠点になろうとしているのに水を指すかというような、
ちょっと後ろ向きの見出しですね。
世界的に急ぎすぎてきたEV化の波にほころびが見え始めているっていうのは、
もう去年から伝えられていて、
イギリス政府がエンジン車の販売禁止時期を2030年から5年間延期すると発表したり、
今年に入ってからもドイツのベンツだとかスウェーデンのボルボが、
2030年の完全EV化宣言っていうのを発していたのを撤回しますってなったりして、
トヨタのEV生産の計画縮小っていうのが妥当な予想された経営戦略とは言えるかと思います。
この2つの四面真逆なんですけれども、私なりに合成してみると、
見出しはどういう見出しであるかっていうと、
ピンチの中にチャンスを見出すEVアイランド九州っていうふうになるんじゃないかなと思うんですよね。
ちょっとEVっていうのは今までみたいにイケイケドンドンじゃなくなってきて、
世界がちょっと尻込みしているときに九州は攻めに出るっていうですね。
チャンスっていうのはピンチの顔をしていつもやってきますので、
表裏退避なんて言いますよね。
良い現象なんじゃないかなっていう気もします。
で、今回のこのEVアイランド九州に関する新しい動きを色々調べているとですね、
何箇所か細かいところがちょっと気になります。
一つは先週突然これ発表された日産の電池工場なんですけれども、
立地場所がわからないっていうことなんですよね。
まだ発表されてないんですよ。
EV用の電池っていうのはとにかく重いんですよね。
タイヤの摩耗を早めているって言われてますけれども、
ですから、基本現在の神田町の日産九州の完成車工場から、
それほど離れていないところに工場を作って、
効率よく運ぶことになるんじゃないかと。
新聞報道だと関係者によると北九州市が有力っていうふうに書かれていましたので、
その関係者と思われる方に昨日電話で尋ねていたんですけれども、
関係者がわかるんですね。さすが鳥森さん。
この場合ですね、トヨタの場合は福岡県が分譲している工業団地でしたから、
もう地図見ながらですね、この一角かなっていうのが特定できるんですけれども、
日産の場合は民間の多分企業さんがお持ちの土地を、
06:01
日産が買い取ってっていう形になるので、
民々取引なので何もお話できませんっていうことです。
今はとにかくまだわからないけど、そう遠い場所じゃないだろう、福岡県内。
多分北九州市内だろうっていうふうに言われています。
もう一つ気になるのが、トヨタ、日産ともに次世代電池を作りますっていうのは、
これはもうはっきりしてるんですよね。
次世代電池っていうのは?
現在使われているのはリチウムイオン電池っていうことなんですけど、
それにとって変わる次世代電池ってどんなものかと。
日産が福岡県で今度生産する次世代電池っていうのは、
リン酸鉄リチウムイオン電池ってよくわからないんですけれども、
っていうふうに公表されてるんですね。
これの特徴は、いわゆるバッテリーメタルっていって、
ニッケル、コバルト、マンガンっていうのが使われてるんですけれども、
そういったのじゃない素材を使うことによって、
高速距離は若干落ちるんだそうです。
ですけれどもコストが十分落とせるっていうので、
軽自動車向けなんですよね。
ですから今度日産九州の方でも、
この電池工場から日産九州に運んで、
軽自動車をまず作るっていうのが発表されています。
ただですね、この電池を新型電池と言うかどうかなんですけど、
日本でも今BYD、中国の、かなりシェア高めてきてますけれども、
BYDはこの新型電池も既に採用してるんですよね。
ですからちょっと新型っていうのちょっと違和感があって、
次の一手があるのかなっていうのを、
かんぐってしまうっていうところですね。
それとトヨタがレクサス向けに生産する次世代電池っていうのは、
現在のリチウムイオン電池の密度を高めた、
トヨタではパフォーマンス版という表現をしてるんですけれども、
1回の充電で高速距離1000キロって言うんですね。
急速充電だと20分以下で大丈夫って言われていて、
これもですね、自動車に詳しい方はもう皆さん、
全固体電池を世界に先駆けてトヨタやるんじゃないかっていう注目が、
高まっているところなんですけれども、
トヨタはその全固体電池は急ピッチで開発中ですっていう表現に留めていて、
全固体電池まで行くのかどうなのかっていうですね、
全固体電池でもこれはゲームチェンジャーになっていく、
一発大逆転技術なので、
トヨタが出してくるかどうかが注目されるっていうところですね。
あとはですね、全体読んでみるとこの一連の報道って設備投資場所から読み解く限り、
EVアイランド九州じゃなくて、
EVの福岡県一極集中、
あるいはEVの福岡シフトっていうのが実態じゃないかと思えてきて、
09:05
熊本のTSMCも当然車載用の半導体生産するんですけれども、
そのあたりの繋がりが今見えてこない状況なんですよね。
そうなんですね。
だから熊本の日日新聞あたりは土曜日に、
果たしてこのEVシフトをどういうふうに報道してるんだろうと思って、
一面トップでどんなこと伝えていたのかっていうのを調べてみましたら、
熊本大学、織田信長の新所所を発見っていうのが土曜日の一面トップで、
ほとんどガン無視の状況だったです。
電池の出の字もなかったですね。
そうですね。
それはとても大切なことなんですけれども、
相変わらず九州は一つ一つのままだったっていうのを、
このあたりをなんとか変えていく必要があるんじゃないかなっていう気がしますね。
オール九州っていう感じでね。
取り組みたいです。
一つだけが旨味を味わうだけじゃ一番いいものにならないですよね。
全域に広げていくと、世界が注目してますから、
TSMCとトヨタ日産の電池工場っていうのですね。
それをひとまとめに繋げていきたいなっていう感じですね。
わかりました。取丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ズームアップ。
この時間は長崎県立大学教授の取丸智さんでした。
11:28

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