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この時間は、Zoom Up毎週水曜日は九州経済です。
先日、全国で初めて全ての線路を新設したLRT次世代型路面電車が、栃木県の宇都宮市で開業1年となりまして、利用者が予想を大きく上回り、地方都市が注目しているということなんです。どういうことなのか、Zoom Upしていきます。お話はこの方です。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
鳥丸さん、今日は鹿児島にいらっしゃるんですか?
鹿児島からなんですけど、歴代最強クラスの台風が迫っているということなんですが、先ほど外にちょっと出てみましたけど、いわゆる曇り空で、遠くの桜島の方にほんのちょっとだけ青空も見えるような感じです。
まだそこまで大きな影響は出てないですか?
風もないし、降ってもいないんですけど、ただ決定的なのは雲の色が黒っぽいんですよね。
水分をたっぷり含んでるような。
なんだろうと思います。今晩から激しくなるっていうことなんですけど、それにしてもゆっくりした台風だなっていう。
じわじわ来てますので、ひょっとしたら鹿児島県に大雨の特別警報が出る可能性とかもありますんでね。十分気を付けてくださいね。
先ほどニュース速報でやってましたけど、注意しないといけないと思います。
それとは全く関係ない、路面電車の最新事情についてですけど、
ご紹介がありました通り、次世代型の路面電車、いわゆるLRTっていうやつですが、
栃木県の羽賀宇都宮LRTの開業1年っていうのが話題になってて、
これは車両の床が低くて、停留所との間に段差がないので、車椅子だとかベビーカーが素直に乗り降りしやすいと。
バリアフリーのような形なんですね。
モーター音が静かで揺れが少なくて、通常の路面電車がったんごっとんって言いますけど、それに比べると乗り心地がいいっていうので、
乗客数が1年前の開業前の想定を超えて、初年度は黒字も確保したっていうことで話題になってます。
国内で最初に本格的なLRTを導入したのは、2006年の富山ライトレールっていうのです。
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宇都宮ライトラインっていうのは2例目っていうことになるんですが、
両方とも全国から視察団が殺到しているくらい大注目ですね。
単に乗り降りしやすくて乗り心地がいいという点に注目が集まりがちなんですけど、この2つには共通することが2つあります。
何でしょう。
1つ目は両方とも富山市、宇都宮市、人口がピークアウトし始めている中にあって、
LRTを軸とした街づくりを進めて、路面電車の沿線の人口は増えているっていうことですね。
全体は減ってるけど、路面電車の沿線は増えていると。
いわゆるコンパクトシティの成功事例っていうふうに言われてて、
私たちが連想するコンパクトシティっていうのは、中心市街地への都市機能の一極集中みたいな。
それを連想しがちだからコンパクトシティっていうのは非現実的だよねっていうような声もあるんですけれども、
富山にしろ宇都宮にしろ一極じゃなくて、路面電車沿線地域一体に緩やかに人口集積をしていこうっていうので無理がないっていうんですね。
いかにも現実的かつ持続可能な街づくりとして評価できるんじゃないかと思います。
もう一つの共通点は上下分離方式って言って、施設や車両の整備とか保有は自治体がやりますよと。
それに対して事業を運営するのは株式会社ですよ。
民間でやると。
民間ですね。だから自治体の強みっていうのは計画性。民間の強みは営業力です。
営業力を発揮するためには民間の固定資産税だとか減価消却費を軽減してやらなきゃいけないので、そこは自治体が面倒見ますよっていうことですよね。
役割分担を徹底しているっていうところが特徴になっています。
九州の路面電車事情ってどんな風になってるのかっていうことなんですけれども、
江戸時代以降に九州で人口が最も多い都市になったことがあるのは、長崎、鹿児島、熊本、北九州、福岡なんですね。この5都市です。
この5都市のうち、北九州はモノレール、宇宙に行って、福岡市はアンダーグラウンド、地下鉄へと行って、
残ったのが長崎、熊本、鹿児島に路面電車が残っていると。
長崎の場合は長崎電気軌道株式会社という純粋民間による運営なんですね。
熊本と鹿児島は市交通局の直営っていう風になっています。
乗客数が最も多いのは1915年に営業開始した長崎なんですけど、年間1500万人が乗る。
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次が112年の歴史がある鹿児島市で1000万人。
3番目がちょうど100年前の8月1日に走り始めた熊本が900万人。
興味深いのは3つの都市人口と路面電車の乗客数が反比例してるんです。
一番人口が少ない長崎が一番たくさん利用していて、人口多い熊本が少ない。
乗客数に差が生じる理由って諸説あるんですけど、長崎はすり鉢状の土地構造、いわゆる坂の長崎ですから、
市街地の7割を傾斜市街地の道路っていうのは福音が1メートルから2メートル程度で狭いんですよね。
車道の整備が進んでいないので、路面電車のライバルになる自転車や自動車が少ないっていう。
中心部は路面電車、郊外はバスっていう、隅分けもできているっていうことで、
5分間隔での路面電車運行が可能になっているっていうのが強みですね。
その長崎で今、もっかい話題は何かっていうとですね、
10月14日に長崎スタジアムシティできるんですけども、最寄りの2つの伝定の名称が変わるんですよ。
ジャパネット参加で地域創生事業を担当する会社がスタジアムシティ最寄りの2伝定のネーミングライツを取得して、
10月1日から宝町伝定の名称をスタジアムシティサウス、
全座町伝定をスタジアムシティノースに変更するっていうことですね。
そこだけ聞いただき、私ちょっと笑ってしまったんですけれども、実は驚きの裏技があります。
試合の日だとかイベント開催時には混雑緩和を狙って、
サウスとノースの2つの伝定間に渡り線、エッツーにして、
上り線と下り線を連結する軌道を設けてですね、増便したり混雑間の折り返し運行を可能にする。
へー、なるほど。
だから単なるネーミングライツに留まらないアイデアっていうのが、
いかにも民間のスタジアム建設と民間の路面電車会社だなっていうのでいいんじゃないかなと思います。
全国的に話題になっているLRTの特徴の一つは、乗り降りしやすい超低床路面電車ということで、
富山も宇都宮も話題になってるんですけど、
実は日本で最初に導入したのは熊本なんですよ。
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今から27年前に熊本市内を走り始めて全国の話題になって、
ついでに46年前に日本で最初に冷房車両を導入したのも熊本の路面電車です。
もっと言えばですね、富山の成功事例って年間乗客数は過去最高でも730万人。
今週月曜日に開業1周年を迎えて大成功と言われている宇都宮も目標を上回ってるんですけど500万人なんですよ。
長崎1500万人、鹿児島1000万人、熊本900万人ですから、
圧倒的に九州のそれぞれの路面電車の方が乗客多いんですよね。
ですからもっと九州人って三都市の路面電車に誇りを持ってもいいんじゃないかと思って、
久々に鹿児島にいるので路面電車に乗ってみようかと思ったんですけど、
鹿児島市交通局のホームページに、
今日と明日は台風接近のため、7月から運休と書かれて、残念でした。
くれぐれも台風にはお気を付けくださいね。
本当万全の備えしたいと思います。
無事お願いいたします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は県立大学教授の鳥丸佐藤さんでした。
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