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対米貿易黒字 デジタル赤字
2025-04-23 11:49

対米貿易黒字 デジタル赤字

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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00:07
イリカミネ
抱きしめて
毎日だって
知られて
イリカミネ
三菱電機
この時間はZoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
先日発表されました、3月の貿易統計から見る今後の九州経済にZoom Upしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
先週ですね、3月の貿易統計、3月が発表されるということは、年度の速報値も発表されるということになります。
九州の昨年度の対米貿易というのが、自説柄、大きい声では言えないくらい良い結果になっています。
あの人の耳に聞こえないようにお願いします。
輸入額が6700億円で、輸出額が1兆7000億円。
対米貿易黒字額、九州は過去最高の1兆円超え。
1兆円超えてるのは初めてなんですけれども、1兆350億円。
九州の対米黒字、なんと42年連続っていうことですね。
42年前といえば、1985年のプラザ合意前ですから、1ドル240円というですね。
超円安時代から十数年前の1ドル100円割れの超円高時代も含めて、ずっと九州にとってアメリカは上得意先だったという状況が今も続いているということですよね。
ただ、トランプ関税遺憾では、昨年度が九州貿易のピークだったねっていうことになるかもしれない。
この九州の対米貿易黒字額1兆350億円っていうのを、ちょっと頭の中に入れたまんまですね。
昨年度の九州からの自動車の対米輸出額に目を転じてみると、ちょっと興味深いことに気づきます。
昨年度の九州からの自動車対米輸出額は、1兆383億円。
対米貿易黒字額が1兆350億円ですから、何を意味しているかというと、自動車の輸出がなかりせば、九州の対米貿易はプラマイゼロと。
03:05
このくらい九州の対米貿易で、自動車っていうのは重要な位置を占めているっていうことになります。
不思議なのが、今年3月、先月ですけれども、九州からアメリカへの自動車輸出っていうのは、
今月3日から25%追加関税が発動されるって分かってましたから、駆け込み輸出が相当起きたはずなんですけれども、
貿易統計を見てみると、3月は意外なことに前年比2%しか増えてないんですよね。
2月が10%増えていて、1月は37%も増えてるんですよ。
年度末が近づくにつれて増加率が低下していて、
なんで年度末に向けて自動車の米国輸出が伸び悩んだのかっていうのを考えてみたんですけど、
おそらく理由は3つあると思います。
1つはアメリカへと輸送日数の問題で、2つ目がドル円相場で、
3つ目が自動車運搬線の不足っていう問題になるんじゃないかなと思ってます。
まず、輸出向け自動車っていうのが、輸送線の中に走り込んでいくシーンをよくテレビで見かけるんですけれども、
九州から自動車専用線でアメリカまで運ぶとなると、
西海岸でも最低2週間、東海岸となると4週間以上要しますので、
3月中旬以降に輸出してしまうと、
4月3日からの25%追加関税に引っかかってしまうので間に合わないんですよね。
だから追加関税対策の在庫積み増しっていうのは、
かなり早いうちから周到に準備されて計画されて実施されていたっていうことになります。
トヨタが輸出者の価格引上げは当面実施せず様子を見たいって強気な発言してるんですけども、
あの背景には早めの在庫積み増し戦略があったから言えることなんだなっていうのが、
それが売り切れるまでは余裕を持って見ておられますので。
それから川瀬相場なんですけれども、
今年に入ってからのドル円相場を昨年同月と比べてみると、
1月は10円の円安なんですね。
2月はわずか2円の円安にとどまって、
3月に至っては昨年3月が150円、
今年は149円。
ついに円高に反転し始めたんですね。
つまり年度末に向けて円安効果が剥がれてしまったっていうのも、
自動車の代弁輸出額が増えにくくなった理由ということであろうと思います。
06:02
さらに自動車の駆け込み輸出については、
日本のメーカーが考えることってやっぱり世界の自動車メーカーが同じこと考えるわけですよね。
駆け込もうと。
だから自動車運搬線の奪い合いになってしまって、
思うように車の輸出を増やせなかったっていうことも影響してるだろうと思います。
これから先っていうのは貿易がかなり縮小していくと思われて、
IMFが昨日、世界の成長予測を0.5ポイント下げてますけれども、
貿易の減少率ってこんなもんじゃなくてもっと下がるんですよね。
スロートレードって言いますけど、
貿易の伸び率が経済成長率を大きく下回る現象、スロートレードっていうんですが、
こういったのは今まで2008年リーマンショックの後と、
コロナ禍の2020年度、貿易が蒸発したっていうふうに言われたわけですけども、
あの時にも起きています。
あの時何が起きてたかというと、
自動車運搬船だけじゃなくて、貨物を積み込むコンテナ。
これも動かなくなったので、輸出したくても積み込むコンテナ不足で輸出できないっていう状況なんかが発生したりしてたんですよね。
当時の九州でも鹿児島、宮崎、大分、山口で、
大量に鹿児島県の渋滞港に大豆やトウモロコシを積んだコンテナが大量に入ってくるんだけど、
いろんな輸出の仕方しても余るので、
宮崎運ばれていって、朝日火星の繊維製品積むんだけどまだ余って、
大分港を運ばれて、キャノンのデジタル一眼レフカメラが積み込まれ、
それでも余るので、山口県豊富に運ばれて、松田の自動車部品が積み込まれて、
なんとかこれで消化できるっていう仕組みができていたのがガラッと崩れちゃうんですよね。
それが心配だということです。
それと今のトランプさんですね、物のやり取りだけを示す貿易統計見ていろんなこと言ってるわけですけれども、
AppleのiPhoneとかAmazonの宅配って私たち日常使っていて、
マイクロソフトのWindows11の上でWord、Excel、PowerPoを多くの日本人使っていて、
学生だったらオンライン授業でGoogle ClassroomとかGoogle Meet使ってるし、
社会人だったらZoomだとか、マイクロソフトのTeamsが欠かせなくて、
家庭ではAmazonプライムだとかNetflixだとかですね、サブスクリプション。
多くの日本人が利用していて、これらは物じゃなくてサービスなんですよね。
このサービスがなければ私たちの日常生活は成り立たなくなりつつあるんですけど、
全部アメリカの会社なんですよ。
だから著作権料だとかクラウドサービスの利用料なんかのお金がアメリカに大量に流出していて、
09:08
日本の財務省の国際趣旨統計によると、
昨年の日本は6兆7千億円のデジタル赤字の状況にあって、
ほとんどは台北赤字で説明できる。
しかもこのデジタル赤字が膨らんだのがコロナ禍に膨らんで、
その後急激に増え続けているっていうことですから、
今のまんまほったらかしにしておいても、
サービスまで含んだところで考えると、
台北貿易と台北サービス趣旨っていうのを合わせると、
トントンになるんじゃないかなっていうふうにも思うんですよね。
先進国の場合は物中心社会からサービス中心社会へと移行して久しいわけですけれども、
いまだにこの物の貿易赤字だけにこだわるトランプ政権というのは、
いかがなもんかなっていうのを、やっぱり貿易統計の赤字を見ていて、
裏ではサービスのこっちのアメリカの黒字ですよね、
こっちの赤字っていうのも見てくれないとフェアじゃないかなっていう気がします。
その辺の日米関税交渉の中で、
アピールする、どれだけアメリカに対して投資してるかとかも含めてですね。
そうですね、追加関税これで言っちゃうと、
逆に報復かみたいなので、何だかんだ言ってくるでしょうから、
柔らかく、アマゾン使ってるよって言いたいと思います。
確かに。
鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はエコノミストの鳥丸さとしさんでした。
数学教師芸人の高田先生だよー。
高田先生の算数ワクワクラジオ。
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4649よろしくー。
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