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  2. 地銀再編について
2025-10-15 12:54

地銀再編について

エコノミスト 鳥丸聡
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週水曜日は、九州経済です。
九州フィナンシャルグループが誕生して10年ということで、今日は地銀再編にZoom Upしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
今月1日、地銀のひご銀行と鹿児島銀行が経営統合した九州フィナンシャルグループ誕生10年、
かつ、長崎市を地盤とする18銀行と、佐世保市拠点の神話銀行が合併して、
18神話銀行が発足してから5年の締めにあたります。
ちょっと遅ればせながら、九州の地銀再編の最近の歴史を簡単に振り返ってみたいと思うんですが、
10年前の九州フィナンシャルグループ誕生前の金融再編というのは、
主に1997年金融危機がありましたけど、北海道卓職銀行破綻だとか、山内証券自主財業だとか、
あれを発端とする、どちらかというと救済合併の要素が強かったんですよね。
当時の熊本ファミリー銀行、今の熊本銀行だとか、神話銀行が福銀の参加に入ったり、
西日本銀行と福岡シティ銀行が一つになったりしたパターンは、どちらかというと金融庁主導というものでした。
しかし、今月10周年を迎えた九州フィナンシャルグループの場合は、自主的経営統合なんですね。
今日の日経が再転化、地銀再編というので、従来は合併でやってきたけれども、
これから金利が上がっていく時というのは、実は銀行というのは儲かりやすい体質になっていきますので、
合併の一歩手前の経営統合、それが増えてくるんじゃないかみたいなのを特集で載っけているところです。
北部九州で金融再編が進むのを睨みながら、人口減少テンポというのは北部より南の方が大きいわけですよね。
攻め込まれることに対する防衛策の意味もあって、体力のあるうちに一つになっておこうという戦略みたいな感じですね。
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両項とも経営基盤が安定しすぎるほど安定している健全項で、石橋を叩いて渡る鹿児島銀行というのと、
石橋を叩きすぎて壊してしまう彦銀行って言われてないので、九州ナンバーワン、ナンバーツーの健全項だったんですよね、当時。
それが経営統合するっていうので全国的な話題になってました。
ただ、経営が安定しているっていうことは、裏を返せばリスクを犯していないっていうことにもなりますから、
果たして地域経済にとってそれが良いのかどうのかっていう判断は難しいところだと思います。
そんな経営統合から10年経ったわけですが、いまだにこの日暮銀行と鹿児島銀行って機関システム、コンピューターのですね、ここの統合をしていないんですよ。
普通、経営統合をするっていうのはこの機関システムを一緒にするはずなんですけど、これやってなくて、しかも2つの銀行に子会社がぶら下がってますけれども、
リース会社だとかカード会社だとか人材派遣会社だとか、これの統合も進んでないんですよね。
ですから地元では、お互いの市場に参入しないようにしようねっていう、相互不可侵経営統合だったんじゃないかとかですね。
統合というか協定を結んでるっていう感じですね。
そのレベルの感じですよね。ネーミングについても、九州フィナンシャルグループじゃなくて南九州フィナンシャルグループの方が似合ってるんじゃないかってこともよく遠跡では聞かれるところです。
ただね、もしかするとこの機関システムや子会社の統合も最初は検討していたのかもしれないんですよね。
経営統合から半年後、2016年4月に熊本地震なんですよね。
この処理が一段落して落ち着こうとした時には、今度はTSMCの熊本新室が発表されて、
熊本経済は劇的に変化する中でしたから、身のある経営統合話っていうのは先送りせざるを得なかったのかもしれません。
そんな九州フィナンシャルグループを構成する秘語銀行、鹿児島銀行の2項の関係と、合併前の18銀行と神話銀行の関係って真逆でした。
まったく逆なんですよ。秘語銀行っていうのは鹿児島県に1店舗しか置いてないんですよね。
鹿児島銀行っていうのは宮崎県内には9店舗も置いていて、宮崎銀行も鹿児島県内には9店舗置いてるんですけれども、熊本県には熊本市内の1店舗しか置いてないんです。
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互いに1店舗しか置いてなかったんですね。
秘語銀行と鹿児島銀行は隣接圏であるにも関わらず、利益を奪い合うっていうことが歴史上なかったっていうことですね。
だから経営統合を進めやすい環境になっていたということになります。
その一方、佐世保市を拠点とする神話銀行と長崎市を拠点とする18銀行って、お互いに地方銀行で完全なライバル関係で、有し先の奪い合いは昔から激しいものがありました。
九州の中でも一番金利が安いのは長崎県じゃないかっていうのも囁かれていたくらいです。
そんな2つの地銀が経営統合より踏み込んだ合併に至った背景には、長崎県の急速な人口減少、市場規模の縮小が挙げられて、
全体のパイが縮小していくマイナスさの社会で激しい貸し出し競争だとか金利引き下げ競争を続けるのは単なる消耗戦になってしまいますので、
他の県のように、福岡県は例外ですけれども、他の県のように地銀一軒一行っていうのがいいんじゃないかっていう結論に至ったっていうことですよね。
利害がバッティングしないひご銀行と鹿児島銀行の場合は、合併にまで踏み込む理由がなかった一方、
カツカツの競争をしてきた十八銀行と島銀行の場合、合併にまで踏み込んで一つの銀行にならないと収集がつかなかったっていうことにもなるかと思います。
で、問題です。九州フィナンシャルグループの本店、鹿児島市にあるんですけれども、本社は熊本市で本店は鹿児島市なんですが、
そのあたりもめんどくさい。社長と会長が代わりバンコになるとかですね。だからやっぱり系統語で果たして言えるのかつ感じもするわけですが、
この九州フィナンシャルグループの本店と十八神話銀行の本店、長崎市にありますけれども、その位置を地図上で考えたときに、近年整備された共通のインフラって何でしょうかって言うんですね。
近年。
新幹線?
新幹線ですよね。
あの、ひご銀行のテリトリー熊本県と鹿児島銀行のテリトリーを短時間で結ぶのが2004年に部分開業した九州新幹線ですね。
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全線開業したのが2011年ですけど、その3年後に九州フィナンシャルグループ設立が発表されています。
一方、神話銀行の本拠地佐世保市こそ新幹線沿線には位置していないんですけれども、長崎県の南北を短時間で結ぶ西九州新幹線が開業したのが3年前の2022年。
その2年前の2020年に神話銀行と18銀行は合併契約を締結しているんですね。
九州で金融機関の自主的経営統合や合併が進んだ共通の背景に、実は新幹線があるんです。
高速交通体系の整備が地域経済を広域化していって、それが金融再編を後押ししたっていうふうにも言えるんですよね。
それを考えると、今九州で大問題になっているのが佐賀県内の西九州新幹線の在り方だとか、
あと昭和48年に基本計画に格上げされたままになっている東九州新幹線がどうなっていくのかということなんですけれども、
この新幹線空白地帯となっている佐賀県、大分県、宮崎県、ここの地方銀行がホームグラウンドのマーケットがこれから縮小する中で、
小さくても持続可能な道を選ぶのか、それとも県境をまたぐ経営統合や合併でボリュームを追求する道を歩むのか、
今のところ見えてこないんですけれども、新幹線整備計画がある程度見えてくるとき、果たしてどの道を選択するんだろうかということですね。
賃金の再編っていうのは、銀行っていうのは基本的に黒子ですけれども、経済社会の。九州経済の方向性を大きく左右するのは間違いないので、
佐賀、大分、宮崎の金融機関の今後の立ち位振る舞いっていうのは大いに注目されるところだと思います。
なるほどですね。そういう新幹線っていうのもやっぱり大きく関与してくるんですね。
そうですね。意識する市内は別物で、普段の日常生活が変わっていくよねっていうのは大きいですよね。
わかりました。鳥山さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はズームアップ。水曜日はエコノミストの鳥丸佐藤さんでした。
12:54

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