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酷暑とアイスクリーム事情
2024-08-21 11:17

酷暑とアイスクリーム事情

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週水曜日は九州経済です。
ダザイフ市の猛暑日が33日連続で、今続いているというのは、全国最長記録更新中ということなんですけどもね。
そんな中、酷暑とアイスクリーム事情について、この方に伺います。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
歩いてますか?
あんまり歩いてないですね。3000歩を行くかどうか。
特にこの時期は暑いですから、なかなか運動も控えたいところではありますけど。
朝から暑いですからね。
その暑さ、猛暑というよりは酷暑という感じですが、アイスクリーム事情とはどういう関係が出てきていますかね?
アイスクリームというのは、1日の最高気温が25度、夏日になると売れ始める。
そして、32度まで上がると、アイスクリームからかき氷、氷菓子、氷菓子。
氷菓子の方に売れ筋が変わるというふうに古くから言われてきたわけですね。
ダザイフの場合は、今もダザイフですけれども、32度どころか35度以上の猛暑日が33日ということですので。
さぞや夏場のキングオブスイーツと呼ばれるアイスクリームの売り上げも増えているんじゃなかろうかと思って調べてみました。
昨年度の全国のアイスクリームの販売動向からちょっと見たいんですけれども、
日本アイスクリーム協会っていうところがあって、
そこの統計によると、昨年度の販売数量と販売金額を10年前と比較すると、
販売数量は1割弱増えていて、販売金額は4割も増えている。
数量の伸びよりも金額の伸びが圧倒的に大きいということは、それだけアイスクリームの高級化が進んだということですよね。
足元ではちょっと値上げが浸透したということも言えるかと思うんですね。
とりわけ昨年度、1年間の販売額増加率は大きくて、去年も厚かったですから、
わずか1年間で約1割増えています。
日本気象協会っていうところが、実は予測モデルを公表してるんですけれども、
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平均気温が1度変わると、アイスクリームの売上げは10%程度変化するって言ってるんですね。
確かめてみると、昨年度の平均気温というのは、前年度より0.8度上昇していましたから、
0.8度だったら8%っていうことになるんですけど、実際10%。
値上げがあった分ってことですね。
予測モデルほぼ正しいと。
そうですね。
その気象協会の予測モデルに従うと、今年度の4月から7月、平均気温は昨年より0.4度、今のところ高くなっていますので、
今年度のアイスの売上高は、過去最高を更新するのは間違いないだろう、というふうに予測できるかと思います。
ただですね、今年のように異常なまでの暑さになると、果たしてその通りいくかどうかっていうところなんですが、
例えば25度を超えると、アイスクリームとともに売上が増えるのはビールなんですね。
現時点だと、4大ビールメーカーともに、とりあえず売上は前年比数パーセントを増やしてはいるんですよね。
ですけど、一度ビール工場に見学に行った時にお話を聞いたことがあるんですけど、
気温が高くなりすぎると、実はビールは売れなくなってですね、
アルコールよりもスポーツドリンクのような水分補給のニーズが高まってくるんですよ、という話を聞いたことがあって、
ですからアイスクリームの場合も猛暑が続くと、熱中症対策ドリンクの方に、
もう食べるより飲むっていうですね、ドリンク、そちらの方に向かうのかもしれなくて、
まあちょっと先行きわからないかなっていう感じですね。
で、一方この消費歳度でアイスクリーム関係のデータどうなっているのか、家計調査で見てみると、
家計のアイスクリームへの昨年の支出額っていうのを10年前と比べてみると、
やっぱり販売額と一緒でですね、家計のアイス年間支出額っていうのも、
8000円から11000円台へと4割増えてるんですね。
この10年間の食料費全体への支出額っていうのは14%しか増えていませんので、
それに対してアイスは4割も増えているっていうことですから、
家庭におけるキングオブスイーツの位置づけっていうのは年々重みを増してきているっていうふうに言えるかと思います。
確かに冷蔵庫にアイスが入っていないとどうも落ち着かないって言うんですね。
私もそうです。
年代別にアイスへの支出金額っていうのを見てみると、
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支出金額が絶対額が一番大きいのはもうお子さんのいる40代。
30代がそれに続くっていうことなんですが、
では問題ですと、
過去5年間でアイスクリーム支出額の増加率、
増え方が一番大きい年齢層はどれでしょうかっていうので、
30歳未満、30代、40代、50代、60代、70歳以上。
これは30歳未満じゃないですか。
若い世代ですよね。若い世代も多いんですけど2番目です。
2番目。
一番多いのは70歳以上なんですよ。
伸び率は一番大きいです。
そうなんですか。
これね金額ベースですからハーゲンダッツだとかゴディバカップアイスっていうですね。
高級なアイスクリームですね。
主な客層はシニア層だそうですね。
それだけ富裕層が多いということらしくて、
あとねアイス単体で最も売れているっていうのは、
日本ではの森永製菓のチョコモナカジャンボっていうことになってて、
年間2億個販売されているそうなんですが、
シニア層が好むのはチョコが入っていないバニラモナカジャンボの方で、
バニラモナカジャンボってシニア層が購入金額のほぼ半分を占めている。
そうなんですかね。
1ピースサイズに割りやすいっていうのもありますよね。
それもあるんだろうし、チョコジャンボモナカの方は板チョコみたいなのが入ってるから硬いから避けたいとかじゃないですか。
そうですね。割りやすいっていうか、あとね高齢者はやっぱりバニラがいいっていうことなんですよね。
チョコが邪魔なんですか。
そういうことになりますね。
アイスクリームへの支出が都市別に見ると、九州は温暖な気候なので、
さぞや上位ランキングに並んでいるだろうと考えがちですけど、真逆です。
県庁所在都市と政令市52都市の家計のアイスクリーム支出額ランキング上位っていうのは、
ほぼ決まっててですね、金沢、福島、森岡、山形、富山っていうんです。
北陸、東北地方が上位なんです。九州は極めて低いです。
これ何かっていうと、アイスクリーム購入金額っていうのは絶対的な気温の高さじゃなくて、寒暖の変化。
寒いのから暖かい、そして暑い、すごく暑いっていう、上がっていくのにつれて売れていくっていうことなんですよね。
そう考えると、例えばクルーメの丸永製菓、アイスバンチョでお世話になってますけども、
栃木県の関東工場を2年前に大規模リニューアルしたり、
佐賀県小岐市の竹下製菓、ブラックノブラってお世話になってるんですけど、
4年前に埼玉県のアイスクリーム製造会社をM&Aで買収して、
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関東以北の市場開拓に力を入れておられるんですよね。
やっぱり九州のプロのアイスクリームメーカーっていうとか、そこを考えてるんだなっていうのが、やっとようやくわかったっていう感じですね。
戦略的ですね。
とにかくこれだけ猛暑が続いた経験がありませんから、
売る側も買う側も手探りの状況っていうのが、10月ぐらいまで残暑が続きそうですから、しばらく続きそうな感じですね。
アイスを紹介するときに、鳥丸さんはお世話になってますって言ってましたけど、相当鳥丸さん自身もアイスクリーム好きなんですね。
やっぱないとですね、冷蔵庫の中入ってないとですね。
私はだけど、チョコレートが、高齢者はチョコあんまりっていう話なんですけども、データ上。
私はブラックモンブランの外側をどうやってこぼさずに食べるかっていうのをですね、いつも神さんに叱られるんでまた汚したみたいな感じで。
やっぱりチョコはいけると思うんですけども、統計見るといろんな傾向が見えるかと思います。
いやー面白いデータありがとうございました。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんでした。
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