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2023-04-26 11:11

鳥丸聡のZoomUp

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡

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この時間はZoomUp、毎週水曜日は九州経済です。 長崎県立大学教授で、エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
鳥丸さん、おはようございます。 よろしくお願いします。
さて、今日はG7サミットに絡んだお話ですかね。
はい。5月19日に広島サミットが始まります。 G7の閣僚会合、大臣の話し合いです。
いろんなところで行われていますね。
既に始まって、九州では土日に、 宮崎市で農業大臣会合が開催済みです。
来月になると5月の13、14日には、 長崎市で保健大臣会合が開催されます。
宮崎は食料供給基地の本丸ですから、 農業大臣会合にどんぴしたと。
長崎は西洋医学伝来の地ですし、
長崎大学には感染症研究センターだとか、 熱帯医学研究の研究所があったりしますので、
こちらもどんぴしたということですね。
会場となるシーガイヤーも、 出島メッセ長崎というのも、
こういったシーンがたまりすぎるぐらい 良くていいということなんですが、
問題はその会合の中身ですね。
ロシアによるウクライナ侵攻の長期化とか、 気候変動問題なんかで、
食料価格が世界的に高騰しているので、 危機感が高まっているので、
宮崎の農業大臣会合のメインテーマは、 食料安全保障ということで。
これもとてもタイムリーだと思うんですよね。
世界の食料価格は3年連続で高騰していて、 日本だけじゃなくて世界が上がっているわけですけど、
食べ物の価格は2020年に比べて、 世界的に44%高騰しているそうです。
会合で話題になったのは、ほとんど農産物を取り巻く 肥料だとか、飼料だとか、環境問題だとかで、
水産業ですね。日本では一時産業って言ったら、 農業、林業、水産業セットでみたいな話になるんですけど、
ほとんど水産業に関することは あまり話題となっていない。
会合の名称がG7農業大臣会合だからと 言ってしまえばそれまでなんですけど、
今の九州では水産業、漁業を取り巻く環境変化が 大問題となっています。
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例えば身近なところでは養殖ノリですね。
2004年以降19年連続生産量日本一というのが 佐賀県だったんですけども、
今回は20年ぶりにライバル兵庫県に 主位の座を明け渡すっていうのが確定したっていうことですね。
今シーズンの生産金額ベースで見ると、 佐賀ノリっていうのはブランド力がありますので、
前の年の2割ぐらいしか減ってないんですが、 生産枚数ってなると前の年の半分っていうことですね。
生産数量金額ともに兵庫県はすでに 結果を公表し終わってますので、
それに比べるともう及ばなかったっていうことですよね。
秋から冬にかけて雨が少なかったり、
赤潮が短足的に発生したりして海中の栄養分が不足して、
ノリが十分に成長しなかったっていうことが言われています。
佐賀、福岡、熊本って3県で全国シェア6割を占めてきましたけど、
今年のシェアダウンっていうのは避けられそうにないと。
数量が減ったのも心配なんですけど、
今年はやっぱり色が悪かったっていうことですね。
質っていうところもですね。
黄色くなったものが多くて、
佐賀県産のノリの最高級ブランドを、
有明海一番っていうブランドがあるんですけど、
16年前から認定をずっとしてきたんですが、
今回の場合は認定ゼロっていうことですね。
質量をともに日本一を誇る佐賀ノリっていうキャッチコピーが、
今年に限ってはちょっと使えなくなってしまったと。
ただ、こういった認定ができませんでしたっていうのを正直に言ってるっていうところが、
それがブランド力の強化に私はつながるんじゃないかと思って、
色落ちしていても味や食感は変わらないっていうことですから、
あとは消費者が自然が相手のノリ養殖業者っていうのに、
理解を示す必要があるんじゃないかなっていう気がしますね。
宇宙海の有明海が大変なんですけれども、
実は外海の方でも漁業環境っていうのは大きく変わってきてて、
海の砂漠か磯焼けっていうのが九州各地で広がってきてて、
海藻が集まって生えているモバ、
魚が餌を取ったり産卵したりする場がありますけれども、
それがだんだんなくなってきているということです。
海の中の磯焼けが陸地の砂漠と同じになるわけではないんですけれども、
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植物が姿を消して不毛の地になってしまうっていう点で、
ある意味陸の砂漠化に似たような現象がじわじわ進んでいっていると。
私のゼミ生に実家が水産業、漁業やってますっていう学生何人か、
長崎県って結構多いんですよ。
とりわけ離島を中心に彼らから話を聞くと大きな問題になっているのが、
知らなかったんですが、アイゴとかイスズミっていう食食性魚類、
要するに草食性の魚ですね。
食食性の植物を食べる食食性魚類の被害が大きくなってきてて、
特にアイゴっていう魚による食害が多くて、
今まで南の方にしかいなかったのが温暖化で、
減速域が拡張してきて海藻を食べ尽くしてしまっているっていう。
この魚っていうのは匂いがきつくて猫も食べないので、
猫またぎって言われてるらしいんですけども。
今までずっとコストかけて焼却処分していたんですが、
陸上の世界だと被害を及ぼしている猪だとか鹿だとかは、
ジビエ料理で食べてしまうっていうですね。
それと同じようにアイゴやイスズミも料理して食べてしまおうっていう動きが
だんだん広がってきてて、
津島の水産加工業者の場合は、
そういった駆除される魚を逆に買い取って食品に加工して、
飲食店のメニューや弁当なんかで提供を始めてて、
それやるために臭みの元になる血合いをうまく取り除く調理法を開発したって言うんですよね。
で、メンチカツとか白身フライとか鍋の具材なんかに加工して、
2年前にフィッシュワングランプリっていう全魚連が開催するコンテストがあるんですけど、
それでグランプリを獲得した。
うわー素晴らしい。
それ以外でも、島味っていうのが、
今熊本が上海で熊本フェアっていうのをやってるんですけれども、
いろんなものを食べ物を提供してるんですけれども、
甘草産の高級魚の島味の刺身が馬鹿受けっていう。
島味っていうのは、1位は愛媛県ですけど、
2位熊本、3位大分、6位長崎、7位宮崎って、九州産も多いんですよね。
こういった魚っていうのは、日本では高級魚すぎて値段がめちゃくちゃ高くなってるんですけど、
中国に出すと高くても売れると。
刺身にすると、通常サーモン、マグロ、赤系統ですけど、
島味は青びかりするっていうので、珍しがられてるんですね。
刺身はカルパッチュやわら焼きや、
場合によっては姿作りにして丸々一匹味わって、でかい魚らしいんですよ。
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だから、漁師さんも陸の世界を見習って、
いろんな農商工連携だとか、
6次産業化、積極的に進めていく時代を迎えてるんじゃないかなと思って、
そういう楽しい話もG7サミットの方でやっていただければよかったんですけど、
あまりそういった話は出てこなかったみたいですね。
農業が中心だったということですけどもね。
本当に今は喫緊の課題ですからね、こういう食料問題っていうのもね。
海に囲まれてる日本ですからね、いいと思います。
鳥丸さん、どうもありがとうございました。
長崎県立大学教授、鳥丸聡さんでした。
数学教師芸人の高田先生だよー。
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