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イリカミネ イリカミネ 抱きしめて 毎日だって 切られて 切られて イリカミネ
三菱電機
この時間はZoomUp、毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。
新鮮でしょうか。
水木さんの声が、急にお父さんの声になってきたので、びっくりしましたけど。
季節から声変わりの季節なんですかね。
そうかもしれないですね。
今日は坂口さんとお二人でお送りしておりますが、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さて、鳥丸さん、今日はタクシー事情について。
月曜日に仕事をしながらのただいまっていうテレビを聞いていたんですけど。
本庄さんか池尻さんかどちらかなんですけれども、タクシーの予約が取れないと。
24時間以上前の予約なのに断られたとおっしゃっておられて。
私みたいに九州内の移動はほとんど車か鉄道で移動するものにはピンとこないんですけど。
確かに最近タクシーが捕まりにくいっていう話はよく聞くんですよね。
そのあたりの状況なんですけど。
基本的にはこれは供給歳度で見ると、コロナの影響でドライバーの退職が増えたということと、
維持費のかかるタクシー車両台数も減らしたっていうことが大きく影響していて。
特にタクシードライバーの平均年齢なんですけれども、高齢化が進んでいて、
厚生労働省の調査によると、タクシー運転手の平均年齢って60.7歳。
全産業平均が43歳ですから、それを大きく上回っているっていうことなんですね。
ただ去年から今年にかけては若い方々の就労がだんだん増えていて、
60歳下回って58歳代に若返ってはいるみたいなんですよね。
ただ経験がちょっとまだ不足しておられるので、
例えば福岡市内で航路間が土地のあたりへ行ってくれって言われても、
さあどこですかみたいな話になるんじゃないかと思うんですが。
タクシードライバーの職場環境っていうのは極端に密な環境にありますので、
コロナ禍でご家族からも退職したらって進められるドライバーが多かったことの影響がストレートに現れてきていると。
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その一方で需要サイドはどうかっていうと、
昨年の移動制限の緩和以降ですね。
観光だ飲食だビジネスだっていうのでV字回復しているので、
需要に供給が全く追いついていないっていう結論です。
このタクシーの車両台数なんですけど、
どんなふうに推移しているんだろうかってちょっとデータを当たってみたんですが、
おそらく車両台数のピークっていうのは、
バブル期。普通のサラリーマンでもタクシーチケットを使い放題だった。
あの頃がピークなんじゃないかと思って調べてみたんですが予想が外れてですね。
タクシーっていうのは法人タクシーと個人タクシーと、
それ以外にもう一つ福祉限定の3種類あるんですけど、
福祉限定車両っていうデータ収集を国が始めたのは、
20年前からなんですね。
全タクシーの1%程度に過ぎなかったので、
ほとんどは法人タクシーか個人タクシーと。
法人タクシーが8割で個人タクシー2割っていう、
これがずっと続いてるんですけれども、
個人タクシーのピークは予想通り平成元年なんですね。
法人タクシーのピークっていうのは、
平成19年度、西暦でいうと2007年度がピークです。
ということは2008年度からどんどん車両が減っていったっていうのは、
2008年度に何かあったっていうことですね。
2008年度って実は大きな出来事が二つ重なっていて、
一つはリーマンショック、9月15日ですね。
経済活動が停滞すると当然人の動きも停滞すると。
もう一つは2008年っていうのが、
日本にとっては人口減少元年なんですね。
だから日本の不幸っていうのは、
人口減少元年とリーマンショックが重なったっていうですね。
そこに不幸の始まりがあるんですけれども、
それをきっかけとして、
車両台数っていうのはどんどん減っていったということになっています。
一方、タクシーの輸送人員は利用客ですけれども、
これ見てみると、やっぱり見たて通りバブル経済のピーク時期、
平成元年がピークで、全国で延べ33億人が利用していたっていうですね。
当時の人口が1億2,300万人ですから、
単純計算では日本人一人当たりが、
年間26回タクシーを利用していたっていうことになります。
しかもなんか、もうお釣りはいらないですよと、
ハモりのいい払い方してたらしいですね。
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タクシーチケット出すので、会社払い出すので、
ちょっと多めに、はいこれで。
チップでみたいな感じ。
結構ありましたけれども、
それがだんだんだん減ってきて、
コロナ前の2019年度で12億6,000万人、
6割以上減少したんですね。
それがさらにコロナ禍に突入した2020年度は、
さらに4割以上減少したっていうので、
バブル期のピーク時期に比べると、8割今減ってます。
一般的なサービス業なら絶対成り立たないレベルっていう。
ですよね。
九州はどうかっていうと、
九州のタクシー車両台数のピークっていうのは、
人口減少が早かった分、
全国より2年早い時期にピークが来ています。
ピーク時は3万4,000台九州で走っていたのが、
令和2年度は2万5,000台、25%車両が減っていて、
タクシードライバー、運転手さんの数を見ると、
バブル期に5万1,000人いたのが、
令和2年度は2万8,000人、45%減っています。
ということは、車両台数が25%減るのより、
ドライバーの数が45%減るっていう、
減少テンポのほうがはるかに大きいので、
ですから今、タクシー捕まらないっていうのは、
車両はあるんだけれども、
ドライバーがいない、人手不足が最大の原因っていうことになってるんですよね。
タクシー会社もあの手この手繰り出していて、
ウーバー的な予約システムを普及させて、
スマホのアプリでタクシーを呼ぶと、
従来はライバル同士だったら複数の会社が共同で運営する、
会社サービスセンターっていうのを作るようになってて、
最寄りの空きタクシーに場所を連絡するようになっているんですよね。
効率的に運行しなきゃっていうことなんですけれども、
ここで問題があってですね、
予約を入れた利用客って、
たまたま目の前を通りかかったタクシーを手を挙げて捕まえて乗ってしまって、
キャンセルする場合が相当あるらしいんですよ。
そうすると現場に向かっていたドライバーさんはカタスカシを食らうわけで、
もう会社センターからの指示はオフにしたまんまで走っていますっていうドライバーさんも少なくないっていうので、
せっかくのシステムがうまく機能していないっていうことですよね。
だから世界中のほとんどの国でウーバーシステムっていうのは普及してるんですけど、
日本ではこれが規制され続けてきたのが、
タクシー利用者のマナーの悪さにもつながっているっていうことにもなっているかと思います。
今年後半にかけて、
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インバウンドが決定的に増えてくるのと国内需要もどんどん増えてきますので、
それに対してドライバーの人手不足っていうのは全く追いつかないっていうんですね。
チン上げを伴った新規求人を懸命に各社ともやってるんですけれども、
とてもとても追いつきそうにない状況が続きますから、
本庄さんか池尻さんはしばらくタクシーには乗れない状況が続く。
ただね、タクシー業界も今月からなんですけど、
ダイナミックプライシングの導入が検討され始めていますので、
デジタルトランスフォーメーションをタクシー会社も進めて、
通常運賃の5割増しから5割引きの範囲で認められるそうなんですよね。
ところがこれは乗る前に運賃を決めなきゃいけないっていう風なのが条件として出てきているので、
利用客にもタクシーに乗るための知識っていうのが逆に求められるっていう。
なかなか難しい時代に入っていくなっていう。
タクシーの車両によくステッカー貼られてるじゃないですか。
あれ難しくなりますよね。
難しいです。だから利用客も賢くならないといけないっていうのがあって、
そういう時代に突入しているっていうことですね。
そうですね。ただまあこの人手不足っていうのはタクシーだけじゃなくって、
ドライバー、トラックもそうですし、あと迎える上でのホテルなどもそうですしね。
ビジネスチャンスあるのにそれを活かしきれないって何とももったいない話ですよね。
苦しい状況が続いてますね。
鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ここまで長崎県立大学教授鳥丸さとしさんでした。
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