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2023-06-21 11:30

鳥丸聡のZoomUp

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡

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00:28
この時間は、Zoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。
今日は、立津の話題一色です。
あとは、日没の時間が最も遅い日ではないゲシラということです。
冒頭から聞いていただきありがとうございます。
立津の話題一色になりそうなので、 今日は全く関係のない、 肥料と飼料について。
いい切り口ですね。
耕作農家が使うのが肥料、畜産農家が使うのが飼料ということになっています。
昨年2月のウクライナ危機以降、塩化カリウムや尿素の素材価格が高騰して、
食料供給基地吸収というのは、肥料の生産コストに悩まされ続けてきたわけですね。
ところが、今年に入ってからは原料価格が下落に転じ始めています。
落ち着きつつあって、JA全農というところが出荷するわけですけれども、
これの今月から10月までの秋の肥料って書いて秋越えって言うんですが、
それが昨年11月から今年5月までの春の肥やし、春越え。
これに対して2桁の下落っていう風になっているんですね。
だから肥料価格っていうのは、最近までに比べるとかなり安くはなるんですけど、
歴史的な高水準に変化はないっていう状況です。
ただ、なんとか峠を越えつつあるのかなっていう感じは見えてきている。
その一方、畜産農家が購入する餌っていうのも、
輸入トウモロコシとか大豆っていった原料価格が下落に転じつつあるんですよね。
配合資料、餌の工場の出荷価格っていうのを見てみると、
やっぱりまだ高くてですね、若干安くなったとはいえ、
1年前よりまだ2割高くて、2年前に比べると4割も高い状況っていうのが続いています。
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工場で使用するエネルギー価格とか人件費とか物流コストっていうのが上昇して、
餌飼いに重くのしかかっていて、鳥インフルエンザがようやく収束したのに残念だっていう形ですね。
その餌なんですけれども、2つに分類されます。
1つは牧草みたいな繊維質を多く含む、これ素飼料、粗い飼料っていうふうに言います。
もう1つはトウモロコシとか大豆に魚粉だとかビタミン類なんかを混ぜ合わせて作る配合飼料っていうのがありますけど、
あれはトータルでは濃厚飼料って言ってですね、素飼料と濃厚飼料があるんですけれども、
素飼料の持久率っていうのは、これはもう牧草みたいなのが中心ですから持久率76%高いんですが、
濃厚飼料の持久率ってたった13%。
餌全体の日本の持久率って25%になっていて、食料持久率が大体37、8%ぐらいですから、
それよりさらに持久率低い状況にあるんですね。
ですから私たちが購入する国産の肉だと言っても、
餌は輸入物ですから、どうしても世界指標だとか為替相場の影響を大きく受けざるを得ないっていう風になってくるんです。
ですから、餌って高いのでまさか輸出されることはないだろうってずっと思ってたんですよ。
そしたら先週木曜日なんですけど、文字税関が大変興味深いというかマニアックな貿易データを提供してくれています。
資料の輸出、文字税関管内が全国45%のシェアで日本一っていう。
ほぼ半分。
輸出してるんですよ、餌を。
配合資料の2021年の国内生産量は2300万トンあるんですから、
その中のたった0.1%だけが海外に輸出されているって言うんですね。
要するに作ったうちの千分の一かよっていうことなんですけれども、
輸出金額は全国で100億円超えてて、文字税関管内からは42億円が昨年は輸出されています。
どこから輸出されているのか見てみると、
1位は下関港。
1万トンの餌が37億円で輸出されています。
下関港だけで全国の4割占めてて、
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下関は山口県ですけれども、
都合のいいときだけ九州に含めるのはいかがなもんかっていうご意見も一部にあるんですが、
下関は北九州みたいなもので、
山口フィナンシャルグループの本社も山口市ではなくて下関市にあるので、
違和感はないんじゃないかと。
ランキングでいくと、6位に博多港が入っていますが、
博多港のシェアは3,4%ってちょっと低い状況ですね。
単価的には相当高価な国産の餌に違いはないんでしょうけれども、
品質の高さが受けているっていうらしいです。
どこに輸出されているのかっていうと、
全国の場合は第1位が4割を占める中国、
2位が台湾、3位アメリカって続くんですが、
九州の場合は、
第1位は中国向けがダントツ1位で8割、
第3位に韓国なんですよ。
この中国と韓国の間に入っている国を見てぶっ飛んだんですが、
ノルウェー。
サーモン生産世界一で、
日本のサーモン輸入第2位、
1位はチリですけれども、
2位の国なんですよね。
10年前の文字税関管内からノルウェーの輸出額を調べたら、
たった360万円だったんですけど、
昨年は5億円以上が輸出されていて、
前年比では2.5倍に増えている。
ノルウェーでのサーモン養殖事情を調べてみたら、
陸上で最初養殖されるんですけれども、
地魚から養魚、生魚って大きくなっていくんですけど、
この地魚から養魚になるプロセスで、
九州産の餌が投入されている。
大きくなるとフィオルドの海水の養殖場に移されて、
1年、2年かけて水揚げされるっていうことなんですよね。
このノルウェー産のサーモンって言えば、
8年前に三菱商事がノルウェーで、
世界第3位のサーモン養殖企業、セルマックっていうところを
M&Aで買収してるんですよね。
そのことが多分影響してるんだろうと思います。
三菱商事の産下にローソンがありますけれども、
ローソンで売られている焼酒はらみっていうおにぎりがあります。
あれがセルマック製のサーモンなんですよね。
ですから、九州で作られた餌がノルウェーに送られて、
ノルウェーでサーモン育てるのに使われて、
09:00
そのサーモンが日本にまた入ってきて、
そしておにぎりの中にサーモンが入ったりとか、
スーパーでサーモンが売られているっていう。
酒の訴状じゃないですか。
そう、そうなった時にですね、
ノルウェーから日本に運ぶのに、
ロシアの上空を飛ばなきゃいけないんですけど、飛行機で。
これが今飛べないんですよ。
だから迂回しなきゃいけないっていうので、
コストが相当かかってるんだろうなと、
いうことなんか考え始めたらですね、
なんかやたらサーモンのおにぎりが食いたくなったなっていう感じになるんですよ。
でもやっぱり酒…
この超ニッチなデータを取り上げてくれた文字勢感ってやっぱりすごいなっていうのを思いましたですね。
そこに目をつけた鳥丸さんもさすがですけどね。
面白いですね。
ノルウェーは高い餌をわざわざ日本から輸入してるってことですよね。
クオリティがいいから。
面白いですよ。
やっぱり安ければなんでもいいってわけじゃなくて、
品質の高さを求めるというところもあるし、
あとやっぱり酒、サーモンってのは必ず帰ってくるんですね。
やっぱり訴状するんですね。
嬉しいことに。
面白いデータありがとうございました。
ありがとうございました。
長崎県立大学教授鳥丸さとしさんでした。
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