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2023-01-04 11:50

鳥丸聡のZoomUp

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡

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毎週水曜日この時間はZoomUp、テーマは九州経済です。 長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸先生、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。
さて、2023年はどんな1年になるでしょうね。
一言で表現するならば、さほど悪くない。
日銀単価の第一問目というのが、良いとする企業割合から悪いとする企業割合を引いて、
ゼロより上か下かで、景気良い悪いを判断します。 あれは選択肢が3つあって、良いと悪いの間にあるのが、
さほど良くないという選択肢です。 なぜかというと、今の日銀単価のスタイルになったのが大体50年くらい前なんですけれども、
その頃って景気が良いというのが、まあ割と普通なので、 悪いとの間に置くのを普通と言わずに、
さほど良くないというふうに置いてるんですよね。 それでいうと、今の私たちっていうのはもう失われた30年で、
悪いっていうのが当たり前になっている。 悪いより1つ良いの間にあるのが、さほど悪くないって言うんです。
そういう状況ぐらいじゃないかなっていう感じがします。 あの明るいとまでは言えないんですけれども、
負け癖がついてしまった割には悲観するほどじゃないだろうという感じですね。
世界経済はおそらくある程度落ち込むというふうに言われています。 インフレを抑える目的でどこの国も利上げを続けてきたわけですけれども、
金利をここまで上げると、やっぱり景気が悪くなってしまうっていうので、利上げテンポを縮小させたり、あるいはもう利下げに向かうっていうですね。
そういったふうになっていくんですけど、日本の場合は短期金利のマイナス金利は継続されていて、利上げとは全く無縁だったわけですよね。
ですから、おそらく日本経済って今年、世界経済のトップになるんじゃないかと。
トップはトップでも、周回遅れのトップって言うですね。 何も金利を上げてこなかったがために。
あーなるほどそういうことですか。 トップと言ってもどんぐりのセイクラベの競争の中での主位っていうことですけれども。
そんな日本経済をリードしているのが、年末にお伝えしたように九州なんですね。
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12月の日銀単価結果が示していたように、九州企業の景況感っていうのは、ブロック別に見た時、他地域を圧倒しているわけです。
九州で一番DIが低かった長崎県と鹿児島県でさえ、全国より高いっていうことですから、かなりいいんですよね。
九州っていうのは、今周回遅れのトップとなりつつある日本のトップを走っているっていうポジションにいるというのを、まず頭の中に入れておいて。
今回の日銀単価の結果を見てて、見落としていたんですけど、ちょっと驚いたことがあって。
何でしょう。
九州の中小企業の景況感の良さなんですよ。
いいんですか。
従来景況感っていうのは、大企業が一番良くて、そして中堅企業が続いて、そして内需に頼る中小企業が水面下っていうんですね。
こういった図式がずっと続いていたんですけど、12月の九州の単価結果を見ると、大企業も中堅企業も中小企業も、3拍子揃って同じプラス14なんです。
へー。
だから、全国の場合はやっぱり大企業プラス13、中堅プラス7、中小がプラス4って、大中小の順番になってるんですけど、九州は3拍子揃っているっていうことで。
これ全国的に見て珍しいケースっていうことですね。
なんでかっていうと、食料品製造業だとか宿泊飲食サービス業、こういったのは中小企業で構成されるわけですけれども、3年ぶりの行動制限の緩和で、コロナ前の水準には戻っていないんですけれども、一時の閉塞感から解放されたっていう影響が大きいと思いますね。
さほど悪くない九州経済なんですけれども、プラス要因はいくつかあるんですが、一番でかいのが景気動向の先行指標になる民間企業の設備投資が、これも久々に昭和の時代を彷彿させるほど活発なことですね。
民間企業の設備投資、特に半導体なんか作っているところの設備投資って、B2Bの世界ですから、部品を他の企業に売るっていう世界ですから、我々一般消費者にはあまり見えてこない世界なんですよね。
それでも箱物がやっぱりできていくと、なんかやってるなっていう感じで、TSMCのロジックICを作るための1兆円の投資だとか、あとソニーが画像センサー、スマホの中に入ってますけれども、7000億円とも言われる設備投資だとかですね、そういったところに目が向かいがちなんですけれども、
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もう一つですね、従来は汎用品的な存在で地味な存在だったパワー半導体っていう。
パワー半導体、また半導体とは違うものなんですか?
ロジックICとかメモリーICとかとは違うんですよね。交流の電気を直流に変換するっていう。PCなんかをコンセントにつなぐ間に黒いでかいのが。
ああいった中に入ってるんですけど、電気の流れを安定させるので、実は省エネに貢献するんですね。
だからこのパワー半導体っていうのは、生産性を高めるためのデジタルトランスフォーメーションだとか、脱炭素化を進めるグリーントランスフォーメーションを同時に達成する上で、
欠かせないデバイスとして地味な存在だったのが急速に一昨年あたりから注目されるようになっていて、
特に昨年はロシアのウクライナ侵攻でエネルギーの調達機器に直面しましたので、限られたエネルギーを効率よく使うためにもこのパワー半導体の役割が高まる一方なんですが、
パワー半導体って例えば、世界シェア10位の企業でロームっていう会社があって、福岡では筑後工場があります。
そこで今活発な設備投資をしていたり、あと福岡だと三菱電機の福岡工場がJR九州の今塾駅のすぐ前にあるんですけれども、
そこもこのパワー半導体の研究、開発、設計、施策、生産というのを一段と活発化させているっていう感じですね。
今年のシリコンアイランドで注目されるのは、半導体はパワーっていうことになっています。
一方の自動車については、ちょっとまだサプライチェーンの寸断から回復途上にあるっていうことなんですけれども、
JR九州でEVモンターズジャパンっていうスタートアップ企業ですけれども、
EVバスの生産に向けて設備投資をしていて、それが福岡県の総合特区の指定法人になったり、なかなかいい状況にあります。
ただ心配なのが、やっぱりもう誰もが思うように懸念材料は個人消費ですね。
リベンジ旅行とかリベンジ消費っていった繰り越し需要に期待がかかるんですけど、これがどう転ぶかと。
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家計調査なんか見てるとですね、エンゲル係数っていう、小学校の頃習いましたけれども、消費支出に占める食費の割合ですね。
これが過去30年間でないぐらいに高まってきているっていう。
要するに食費は物価高騰で高くなって、分母にあたる消費支出の方は収入が増えないので、
エンゲル係数がどんどん高まっていってしまっているっていう状況ですね。
じゃあ、打開策は何かって言ったら、物価の方はちょっとどうにもできませんので、
分母の方の消費支出を増やす賃上げが不可欠ということになってくるんじゃないかなっていう気がしますね。
そうですよね。
そこを実現できるかどうかっていうところでまた経済の盛り上がりが変わってくるんでしょうけども。
今年は何とか賃上げをどうかよろしくお願いします。
そういうところでやっぱり春冬も注目ですね。
もう大注目ですね。
わかりました。鳥丸先生、今年もどうぞよろしくお願いします。
どうもよろしくお願いします。ありがとうございました。
長崎県立大学教授鳥丸佐藤さんでした。
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×少女隊の春のキーナと青いリドマです。
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