1. 鳥丸聡の九州経済Zoom Up
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2026-01-21 12:22

ご当地サーモン

エコノミスト 鳥丸聡
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週水曜日は、九州経済です。
今、九州である洋食が盛況だということで、その洋食にZoom Upしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
洋食なんですけど、寿司ネタの人気ランキング、いつも1位となっているのは何でしょう?
マグロじゃないんですか?
マグロじゃないですよね。
マルハニチロウの調査では、開店寿司店で人気のネタは14年連続で、サーモンが1位と。
国内だけじゃなくて、海外でも同様で、マグロやエビを上回る人気になっているということですね。
魚の臭みがないために食べやすくて、脂が乗っていて濃厚な味わいなのが洋の東西を問わず好まれているということらしいですね。
サーモンの国内洋食は多いのかというと、寿司ネタの人気度とは裏腹に、現状ではそれほどでもありません。
サーモンを育てるには、摂氏12度から15度程度の低い水温が必須条件になるんですよね。
仮に日本で海面洋食しようとすれば、夏場に水温が上がってしまうことがネックになります。
もちろん九州沿岸での洋食というのは、海水温が高いためにちょっと厳しい。
ですからサーモンの海面洋食は、1年を通して水温が低いノルウェーやチリ、井戸の高い国々で行われていて、
それを空輸したものが、開店寿司店やスーパーに並んでいるということになります。
現在国内消費の8割程度を海外産が占めているということですから、
サーモンの国内受給率って2割程度ということになります。
その一方で、近年の円安だとか、2024年問題の輸送コストの上昇とかで、
価格が割高になっていることもあって、国産品の需要が10割と増加しているっていうのが現状らしいですね。
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注目を集めているのが、陸上プラントの中でサーモン洋食をする、陸上洋食っていうことですね。
ならば人気ナンバーワンのサーモンの国内陸上洋食はさぞや増えているだろうと思って、
データを調べてみましたところ、ずっこけたっていうことなんですけれども。
水産庁から、2024年度の陸上洋食業の出荷数量っていうのが、今月公表されています。
それを見ると、お魚は5200トン、陸上洋食されているんですけれども、
一番多い魚種はですね、なんでしょうかっていうと、ひらめなんです。
1700トン。日本一は大分県、2位が鹿児島県。
2県合わせると全国の5割を超えるシェアを持っていると。
陸上洋食で2番目に多いのがトラフグで、これ日本一長崎県、2位熊本県、3位大分県、4位佐賀県っていうんですね。
九州が多いですね。
この4県で国内シェアの4分の3を超えているっていうことです。
3番目に多いのがニジマスで、これは九州弱いんですけど、1位静岡ですね。
陸上洋食4番目に多いところぐらいには出てくるかと思ったら、アユが4番目で、
日本一愛知県で九州は多くないっていうふうに続いていて、
このヒラメ、トラフグ、ニジマス、アユっていった4つの魚種で出荷量は5000トンを超えていて、
全体の97%を占めているっていうことですね。
じゃあサーモンどうなったのっていうと、ずっと探していくとですね、
その他っていう項目に分類されていて、39トン1%にも満たないっていう状況なんですね。
ですからまだ国内の陸上洋食まだ少ないんですけれども、
ここに来て九州でも様々な業種がサーモンの陸上洋食に新規に参入するようになっていますから、
本年度のデータが公表されれば出荷数量相当増えているんじゃないかなと思います。
じゃあどんなところがサーモン洋食しているのかっていうと、
例えば、むなかた陸上洋食株式会社っていうところが、
聞いたことあるな。
聞いたことあるかと思うんですよ。私もよく聞いたことある。
道の駅むなかたの隣接地で地下水を利用して洋食を始めています。
ブランド名がむなかたサーモンっていう、これいいですよね。地名プラスその魚種っていう感じですね。
わかりやすい。目標出荷量は西日本最大級の年間500トン。
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昨年3月に完成した屋内施設で洋食開始していて、
先月からですけれども、毎週金土日の3日間、まだ本格生産じゃないので、数量限定で販売を開始しています。
むなかた市は、ふるさと納税の返礼品にも導入する計画があるっていうことですから、
まさにご当地サーモンの誕生っていうふうに言えるんじゃないかと。
確かにそうですね。
ちなみに、むなかた陸上洋食株式会社っていうのは、
RKB毎日ホールディングスが事業多角化の一環として設立した会社です。
だから聞いたことあったんだ。
ホームページを覗くと、いきなりTSMCの第二工場の建設現場と見間違うかのような、
巨大な洋食施設の建設現場風景が出てくるので、これに驚かされる。
こんな巨大な施設なんだっていうのがよくわかるかと思います。
また、今年3月に廃止される武善石油火力発電所。
敷地内の有給地に水槽を設置して、
給電や西プラ、西日本プラント工業など4社で作る
フィッシュファームミライっていう合同会社が、
サーモンの陸上洋食に取り組んでいます。
現在の生産能力年間300トン。
給電は、もう2年前にサンプル出荷ミライサーモンというブランド名で販売をスタートさせていて、
市場の反応が良かったということで、
なんと来年までに数十億円を投じて、生産能力を10倍。
つまり年産3000トンに増やす計画を打ち出しているということです。
胸型サーモンもウカウカして折れない。
一方、工作法基地でコンパクト、小さいやつなんですけれども、
サーモンの陸上洋食を8年前から手掛けているのが、
熊本県八代市の有限会社平山、ひらがなで書く平山という会社があります。
ここは大型設備を必要としないで、
比較的少ない初期投資で導入できるというのが特徴で、
ブランド名が桃太郎サーモンというブランドなんですけれども、
九州ではあまり聞かれないんですけれども、
スーパーの伊東洋華堂、九州にないですから、
九州で馴染みがないんですけど、
首都圏の一部の店舗で桃太郎サーモン握り5貫648円というのを販売していて、
来年度は全店での販売を目指している。
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この平山の養殖技術を導入して、
鹿児島市の印刷会社でプリントネットという会社があるんですけど、
当初スタンダードの上場企業なんですが、
ここが鹿児島県秘王岸の空き地に1億円かけて、
サーモンの陸上養殖施設を整備しました。
これ私見に行ったんですけれども、
直径が5メートルぐらいで、深さ1メートルぐらいのプールがあって、
それが16個並んでいて、地域をまだ放流した状況ですから、
1年後の出荷を目指しているという状況です。
佐賀でも中堅ゼネコンの熊谷組がサンプル出荷をすでに始めていて、
スーパーで売られているということなんですよね。
こういった九州のご当地サーモンが普及するかどうかというのは、
輸入サーモンに近いぐらいの価格を実現できるかどうかが鍵を握っていて、
今はちょっと高いんですよね。
そのためには生産施設を大規模化して、
生産量を増やしてコストダウンを図るなきゃいけないんですけれども、
市内の人口というのは減少の意図ですから、
人口が減るというのは胃袋の数が減るということですので、
今現在だと陸上養殖スタート時点ですから、
技術開発で手一杯なんですけど、近い将来に大量生産して、
余ったサーモンを首都圏だとか海外に売り込んでいくマーケティング戦略というのも、
今から同時に検討しておかなきゃいけないんじゃないかという感じですね。
RKBも大変だなという感じになってくる。
大きくなればなるほど。
販路をとにかく持っておかなきゃ大規模化できない。
ここをどうやっていくんだろうかというのが、
これからの見物じゃないかなと思います。
ということで、今日は陸上養殖が少しずつ増えてきているという、
サーモンにスポット音を当てて解説してもらいました。
鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間ズームアップ、エコノミストの鳥丸佐藤さんでした。
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