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2025-06-18 11:24

地下インフラの老朽化問題

エコノミスト 鳥丸聡
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週水曜日は九州経済です。
今年1月に埼玉県八王子市で、そして4月末には京都、5月には大阪など地下インフラの老朽化による事故が多発しています。福岡市でもつい先日国体道路で陥没がありました。
今朝は、この地下インフラの老朽化問題にZoom Upしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。よろしくお願いします。
従来からインフラの老朽化対策は、喫緊の課題だと言われてきたのですが、
どちらかというと、インフラは建物や橋やトンネルなど、地上の目に見えるところのインフラの老朽化対策が問題になってきています。
今年、今問題になっているのは表に見えない地下インフラ、上水道管、下水道管ですね。水道管が多いに注目を集めている。
統計があって、公益遮断法人の日本水道協会が水道統計を出しているのですが、
九州7県の水道管の総延長というのが9万キロあるんだそうです。
9万キロ?地球2周くらいですか?
全国74万キロの12%を占めていて、だいたい人工比よりちょっと高いかな。だいたい同じくらいの感じなんですが、
一方、最新統計が2022年度まで出ているのですが、水道管の事故、漏水、濁水、水が濁るとか、あるいはシステム障害も含めているのですが、
この水道管の事故は全国で2万件弱発生しています。1年間。
結構ありますね。
九州7県は年間3700件。全国の2割弱を占めていて、ちょっと多いかなという感じです。
九州7県の中でも特に水道管の事故が多いのが、都市としているのですが、鹿児島県と長崎県。
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両方とも1000件前後。1年間にあるのですが。
共通していることがあるんですか?
何かというと、いずれも県土が離島と半島で構成されているので、維持管理というのがどうしても非効率になってしまうんですよね。
鹿児島県と長崎県2県だけで、九州7県の水道管事故の6割弱。全国の1割強を占めている状況です。
全国のですか?
全国的に水道管事故の少ない地域はどこかというのを探してみたのですが、
事故件数の少ない地域を突き止められれば、そこの真似をすれば水道管事故は減らせるということになるんじゃないかと思いまして調べてみました。
問題ですと、2020年度から2022年度、3年間の統計が今公表されているんですけれども、
水道管の事故は全国で毎年、先ほど申し上げたように2万件前後毎年発生しているんですけれども、
3年連続30件以下、突出して水道管事故が少ない地域がある。その都道府県はどこでしょうかっていう。
ちなみに福岡県の水道管事故って毎年500件前後、佐賀県200件前後というところなんですけど、それよりうーんと少ない毎年30件以下。
熊本?
ブーですね。
それか都会。
そういうことか。都会。東京?
東京。正解。
そうなんですね。
だから人工密集地帯ですから、効率的で高度な水道管の維持管理システムが機能しやすいっていうことですよね。
それと耐震管工事、地震に耐える工事っていうのも、例えば地震なんかの地盤変動の影響を抑えるために、
管と管の接合部分、継手の部分に伸縮性があったり、離脱するのを防ぐような水道管ですね。
それに置き換える工事っていうのが、47都道府県で一番進んでるんですよ。
全国の耐震管割合2割弱、九州7県だと15%に過ぎないんですけど、東京都の耐震管割合って49%。
圧倒的に高くて、古い水道管を最新の耐震管に置き換える事業が進捗していることも影響していて、
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世界都市東京、お金持ち自治体っていうのを見えないところにも配慮が行き届いているんだなっていう。
水道代の基本料金も無償化、夏場しますからね。
九州がお手本しようとしても、金がないので無理だってことになっちゃう。
東京都の水道管データが示すように、水道管の維持・更新・投資っていうのは、
耐震管工事と同時に進めるっていうのが効率的っていうことになりますし、
あと、人口集積度の低い地方の場合だと、少しでも管理する水道管の長さを短くしたいって、
そのためにはどうしてもコンパクトシティづくりっていうのが必要になってくるっていうことですよね。
簡単にはできない問題だと思います。
九州7県で耐震管割合が最も高い県はどこでしょうかっていう。
福岡県じゃないんですか?
じゃないんですよ。
そうであって欲しかった。
福岡県は全国平均下回ってますね。
九州7県のうち6県は全国平均下回ってて、1県だけ全国平均は上がってます。
今度こそ熊本県。
今度こそ熊本県。正解です。
蛇口をひねればミネラルウォーターが出てくる熊本県なんですけど、
やっぱり2016年の熊本地震ですね。
あれを教訓として一気に耐震管割合が高まって、
太陽年数を超える割合っていうのが九州では最も低くなっていると。
自然災害をきっかけとして一気に最新の地下インフラ整備が進んだっていうことですよね。
その一方ちょっと気になるのが、
30年以内に発生する確率が80%程度と言われている南海トラフ巨大地震の影響を
ダイレクトに受ける可能性が高い大分県と宮崎県なんですが、
耐震管割合はともに13.5%低いですね。
鹿児島県に至っては10.3%というとても低いです。
今月頭に政府が災害に強い国づくりを進める
国土強靭化計画ってありますけど、
あれの時期計画を閣議決定しているんですよね。
その中で最優先課題だって言っているのが、
災害に強いライフライン整備っていう風になっているので、
この辺りの国の予算を積極的に引っ張ってきて、
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活用したいかなっていう感じですよね。
仮に政権が変わったにしても、
この災害に強いライフライン整備っていうのはおそらく残るだろうと思われます。
そうですね。
参院選に近づいてきていて、
最も重視したいテーマは経済なのか、
社会保障なのか、少子化なのかって、
いろんなご意見あるわけですけれども、
地下インフラの老朽化対策みたいなのを訴えても、
あまり大した票にはならないのかもしれないんですけれども、
次の世代に良質な社会資本を引き継ぐための
維持管理といった地味な公共事業の必要性を訴える、
地味な参院選立候補者っていうのが、
もうちょっといてもいいんじゃないかなっていう気がしますね。
そうですよね。
自分たちが暮らしている街の安全につながりますよね。
特に見えない部分なので派手さはないんですけれども、
今年に入ってからの事故を見てると、
もう恐ろしいような事故が起きてるんですね。
そうですね。
この辺りはもっと注目したいかなっていうふうに思います。
わかりました。
鳥丸さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はズームアップ。
水曜日はエコノミストの鳥丸佐藤さんでした。
店長、ドラム式洗濯機。
決算価格の値札に貼り替えておきました。
え、これ値下げしすぎじゃない?
決算ですから。
勢いで赤字で書き換えちゃいました。
次、この4Kテレビも。
ちょ、やりすぎだって。
買うなら今しかない。
山田の本気の本決算セール。
お買い上げありがとうございます。
11:24

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