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※最終話題の間違い。
この時間はZoom Up、毎週水曜日は九州経済です。
今日3月11日は東日本大震災から15年の節目 当時原発には頼らないと言っていたエネルギー事情に今日はズームアップしていきます
エコノミストの鳥丸佐藤さんです 鳥丸さんおはようございまーす
おはようございます よろしくお願いします
東日本大震災後の原発事故で全国の原発を一時停止したわけですよね
あの時おっしゃられるように 原発に頼らないエネルギーの地産地消が必要だとか
再生可能エネルギーの普及が必要だっていう 国民のコンセンサスが得られたかのように思えたわけですね
あれから15年経過した今 中東紛争で原油価格が爆上がりしたり乱高下したりして
国会では第30オイルショックっていう言葉も飛び出すほど 第30オイルショックまでならないと思うんですけども
まだ原油価格高騰には見舞われているわけですよね
やっぱり原油に頼らないエネルギーの地産地消が必要だとか
再生可能エネルギーの普及が必要だっていうことになってくるかと思います
要するにエネルギー自給率を高めなくてはならないっていう国民の総意は
食料自給率を高めなくてはならないという総意と同様に
総論では賛成だけど各論を動かすと結構反対があったりしてですね
右往左往しながらほとんどこの15年間何も変わってこなかったっていうのが
今の問題の本質っていうことになるかと思います
原発事故以降ですね再生可能エネルギー分野ではソーラー発電が進んだんですけれども
これも自然環境の破壊だとか廃棄パネルの環境リスクだとか
とりわけ九州の場合は発電量が多すぎて出力制御に踏み込むといった具合に
メガソーラー普及のデメリットがクローズアップされるようにもなっています
3年ごとに見直されるのが日本のエネルギー基本計画っていうのがありますが
ちょうど今から1年前に公表されたのが最新版ですけれども
電源構成に占める風力発電の割合を今の1%から15年後の2040年度には
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4%から8%にまで高めるっていうふうに書かれているわけです
それで大いに結構なことで
そういった具合にエネルギーの地産地消が再び注目される中
今月に入ってから中東情勢が全国紙の一面トップに掲げられる日がずっと続いているんですけれども
今週月曜日ですね
今日はどんな中東情勢が一面トップ記事だろうと思って
月曜日日経の一面トップ記事を見てちょっと驚いたんですけれども
見出しが洋上風車大手日本に工場
風車の世界最大手デンマークのベスタスが日本国内に工場を建設するっていう計画が報じられていたわけですね
さらにこのベスタスの立地場所として候補に上がっているのが
北九州市響き長地区と北海道室蘭市室蘭湖周辺と報道されています
一部の報道では秋田の名前も上がっているんですけれども
ちらほらとですね
北九州市と室蘭市の共通点って何かっていうところも鉄の街ということで
日本製鉄の工場が立地していますので
今回のこの案件にはかなり日本製鉄が深く関与しているなっていうのが分かるかと思います
従来の産業インフラの収穫が今回の風力発電産業収穫のベースにもなるということですが
洋上風力発電で使用される部品点数っていうのが2万点とも言われています
自動車産業っていうのが3万点から5万点でそのが広いっていうふうに言われてますけれども
それに近い地域経済波及効果が期待できますと
この北九州と室蘭どちらか1カ所に絞られるのか2カ所とも実現するのが
まあ現時点では定かではありません
私全くノーマークだったんですけれども
今回の報道を見て初めて知ったのが北九州市って今から12年前
2014年頃にベスタスの誘致活動を始めていたっていうことが
そんなに前から
なんですよね北九州市のホームページ覗いてみたら
2022年4年前ですけれども
中日デンマーク大使館との間で
デジタル化分野とエネルギー分野で連携の覚書を結んでいるっていうことです
だから部外者の視点で今回のベスタスもしかすると北九州市につかっていう話を見ると
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唐突感があるんですけれども
北九州市としてはもう10年以上前から仕掛けてきた政策が
ようやく日の目を見るっていうことになるかと思います
ただこの養生風力発電というのは課題が多くて
詳しいことは日経エネルギーネクストの山内さんという方がご専門ですから
そちら詳しいんですけれども
昨年8月に三菱商事連合が国内初の養生風力の大規模工房で
秋田県沖と千葉県沖を落札したんですけれども
そこからの撤退を表明して
その撤退理由っていうのがコストが2倍以上に膨らんだからっていうことだったんですよね
他人事みたいに言ってたのがおかしかったんですけれども
誰が見ても1ドル150円台の歴史的円安水準で
部材を大量に輸入していたのでは
採算が合わないのは当然ですから
外資メーカーを一気に国内に誘致して
生産拠点を国内に設ければコストを低減につながるっていうのが
今の日本政府の発想です
いかにも現政権が進めようとしている中央政府主導で地方にプッシュしていく
プッシュ型トップダウン型別の見方をすると上から目線型
地域未来戦略らしいといえばそれにのっとっているかなと
レースタス自身も昨年過去最高の売上高になってるんですね
それが日本支出は投資したかと思うんですけれども
なんで売上最高になったかっていうと
イギリスとかオランダとかフランス世界各国が風力発電に対して
多額の補助金を出しているっていうのが大きく影響をしています
半導体の世界で台湾のTSMCの海外拠点として
アメリカのアリゾナ日本の熊本県旧洋ドイツのドレス電というのが選ばれていますけど
この理由もいろんな理由が挙げられますけれども
各国政府の多額の補助金支給がインセンティブになっているっていうのと同じですよね
つまり血税の投入なかりすれば
TSMC支出はなかったように
今回のベスタス日本支出話もなかったんじゃないかという感じがします
もう一つこのベスタス支出報道で頭に入れておきたいことがあります
今から4年前の長崎県での出来事
長崎県以外ではほとんど話題になってないんですけれども
長崎新聞は一面トップに掲げたニュースですね
2022年の忘れもしない7月16日
電話鳴り続けましたのでよく覚えてるんですけども
長崎県や長崎市佐世保市の企業誘致担当部署に
一つのニュースが激震となって伝わっていました
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それはデンマークのベスタスが長崎県内で計画していた
風車の生産工場の建設を取りやめたっていうニュースだったんですね
長崎県にとっては熊本県のTSMC支出に匹敵する事案と
目されていたんですけれども
しかも日本政府はその1年前に補助金の支出を決定していたんですよね
にもかかわらずベスタスは大規模プロジェクトでないと
採算が合わないと規模の経済が成り立たないという理由で
補助金申請を取り下げて
長崎県での工場建設を中止して撤退したっていう経緯があります
この一件でとても重要なのは
長崎県っていうのは報道で初めてベスタスの長崎進出を知って
報道で初めて工場建設中止を知ったっていうことですね
要するには完全に地元はスルーされて
日本政府とベスタスの間でことは進んでいたと
今回の事案の違いっていうのを言えば
北九州市は10年以上前からベスタスと接触してきた歴史があることと
駐日デンマーク大使館と一定の覚書を締結しているっていうのは
大きく違うかと思うんですよね
外資系の大企業による産業振興政策っていうのは
多くの場合政府とグローバル企業を直接交渉しますので
外資企業を柱とする地域の産業政策にはリスクが伴います
また国が関与しているから安心というわけではないっていうことを
頭の中に入れながら
自治体も積極的に関与した産業振興策を推進したいというところですね
東日本大震災から15年経て
もう今なおエネルギーの地産地消は
一致として進んでいない状況にありますが
北九州市にベスタスが立地するならば
響奈田地区が一気に洋上風力発電の一大集積拠点となって
世界の注目を集める可能性が高まるということですので
今後のベスタスと日本政府だけじゃなくて
北九州市あるいは福岡県を含んだところでの協議が
どう進展するのか大いに注目したいということを考えています
鳥丸さんありがとうございました
ありがとうございました
この時間水曜日はエコノミストの鳥丸さとしさんでした
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