2024-09-25 11:38

6次産業化

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:14
♪♪♪
三菱電機
♪♪♪
おはようございます。よろしくお願いします。
今日は農業ということですが。
多くの日本人というのは、食料自給率が4割下回り続けている中で、
足元生鮮食品の物価高騰を何とかせねばと考えているわけなんですけど、
今の自民党総裁選の主たる論点には、あまり取り上げられていないようで、
物価上昇率というのが、先週金曜日にも8月のデータが発表されているんですけれども、
これっていつも発表されるときが、変動の大きい生鮮食品を除くというので発表される。
これが生活実感とえらい違いじゃないかというので、
2.8%上昇っていうのを聞いて、うちの上さんは12.8%の間違いじゃないかと言ってくれるんですけれども。
実感はそれぐらいだということですね。
実感そのくらいなんですよね。
例えばですね、生鮮食品の中でも生鮮果物っていうのは、実は前年凍結比10.1%上昇してて、
生鮮野菜に至っては12.5%上昇。
そっちの方が消費者の肌感覚に近いと思うんですけど。
本当そうです。昨日も僕のスーパーで感じましたもん。野菜買えないなこれじゃ。
玉ねぎの物価ってですね、佐賀県とか長崎、熊本は全国トップ10に入るんですけれども、
玉ねぎは8月31%上昇してて、
果物の梨は熊本、大分、福岡が全国ベスト10に入りますけど、梨は13%上昇してるんです。
だからそれを除いたところで、2.8%上昇とか言われたってピンとこないっていうところがあって、
ぜひこのあたりは、今の自民党総裁選のしたる論点に取り上げてほしいんですけれども、
03:05
外交防衛安全保障とか、年金医療介護の社会保障だとか、
エネルギー安全保障だとか、経済安全保障だとかは論点になっているんですけど、
食料安全保障問題っていうのがすっぽり抜けてしまっちゃってて、
それがちょっと残念だなっていう感じですよね。
その稼ぐ農業に関する政策っていうのは、法律を作って今までも推進してきているんですけれども、
その成果が果たしてどうなっているのかっていうのを見ていきたいと思います。
代表例は農林水産省が主導する形で、
一次産業の農業を二次産業の製造業とか、
三次産業の流通、飲食、観光なんかに総合的に展開していく、
六次産業化政策っていうのがあります。
1と2と3は足しても欠けても6になりますので、
付加価値を高めていきましょうっていうことなんですが、
この六次産業化を推進する法律がスタートしたのが、
2011年3月1日なんですよ。
今は六次産業化推進14年目にあたるんですけど、
制度がスタートした10日後に東日本大震災が起きてて、
成り物入りの農業推進政策が出花くじかれてしまったということです。
もう一つは経済産業省主導で農商工連携推進法っていうのがあって、
これは農業と商工業を一体化して、
稼ぐ力強い農業をつくっていきましょうっていう法律があるんですが、
今も続いてますけれども、
これスタートしたのが2008年の7月21日なんですね。
こちらも制度を立ち上げた2ヶ月後の9月15日にリーマンショックなんですよ。
世界同時復興。
ですから、稼ぐ農業を推進する二大政策を打ち出したときには、
なぜか出花くじかれてしまうっていうですね。
残念な歴史があるので、
もう一度取り直しをして法制度をいまいち見直す必要もある時代環境が変わってきてますので、
果たして九州の6次産業化が進んでいるのかどうなのかっていうところなんですけど、
農林水産省が6次産業化総合調査を毎年発表しています。
これは農産加工とか農産物の直売所、
観光農園、農家民泊、農村レストラン、
これらに取り組む事業者の売上高を調べているものです。
06:04
全国のこの6次産業化全体の売上高は10年前より2割増えていて、
2022年度で2兆2000億円っていう、
多いんだか少ないんだかよくわかんない感じなんですけども、
九州7県合計を足し算してみたら4000億円あって、
全国の18%なんですよね。
全国の2割弱の6次産業化シェアを高いと見るのか、
それとも食料供給基地を立っている割には低いじゃないかと見るのか、
意見分かれるところですけれども、
ただ九州7県でこの6次産業化に取り組んでいる事業者の数、
農業生産法人もあれば個人経営の場合もあるかと思うんですけど、
全国シェアは1割なんですよね。
ですから九州の場合、一つの事業者あたりの事業規模っていうのは、
全国より大きくて、農業の経営規模拡大っていうのは、
全国よりも進んでいるというふうに言えるかと思います。
この統計で九州各県の6次産業化の特徴を調べていたら、
とても面白いことに気づきました。
何でしょう。
農産物加工売上高の九州のナンバーワンは宮崎県。
全国順位は北海道に次ぐ2位で、
農産物直売所売上高の九州の1位は熊本県。
観光農園の売上高の九州の1位は福岡県。
農家民泊の売上高の九州の1位は大分県。
農村レストランの売上高の九州の1位は鹿児島県。
分け合ってますね。
綺麗に得意分野が分散しているイメージですよね。
そんなに個性というか特徴が出るとはね。
佐賀県というのが今現れてきませんでしたけど、
佐賀県の六次産業化の売上高は全国の真ん中よりちょっと下の30位なんですが、
人口規模が佐賀県の場合全国41位ですので、
それを勘案するとかなり健闘していると言えるかと思います。
また長崎県も現れていないんですけれども、
六次産業化の売上高は全国37位と九州7県では一番低いんですが、
長崎県の場合は毎年の漁獲量が全国ベスト3に入っている水産県ですから。
水産業がやっぱり盛んで、あとは平地が少ないですよね。
農業はちょっと不利ですよね。
農地に向いた。
その代わり松浦のアジフライは全国ブランドになっているようですね。
美味しいですもん。
水産確保に強みがあるということだろうと思います。
09:04
私たちは食料供給基地九州って一言で表現することが多いんですけど、
中身見てみると非常に多様性に富んでいるっていうのが、
六次産業化の事業分野にもはっきり現れているかと思います。
足下の九州の産業面での話題って言ったら、
ほとんどTSMCの半導体、いわゆるシリコンアイランドっていうのと、
トヨタ日産がEVの電池工場を作るぞっていうので、カーアイランド九州ですよね。
この二つのアイランドの話題に大きく偏っているんですけれども、
食料供給基地、フードアイランド九州っていうのも、
九州各県の強みの分野をお互いに学び合うことによって、
九州全体の六次産業化の推進予知っていうのは、まだまだあるんじゃないかと思うんですよね。
全国レベルで話題にならないんだったら、九州知事会と九州経済連合会と、
産管学一体になったところで、もっとこの六次産業化の九州版みたいなのを、
もっと展開していくと面白いんじゃないかなと感じているところです。
わかりました。鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は長崎県立大学教授、鳥丸さとしさんでした。
バッテン少女隊の春野きいなと、青井りるわです。
RKBラジオでお送りしている、ガールズパンチ!
バッテン少女隊のバッテンラジオ隊は、ポッドキャストでもお楽しみいただけます。
ラジコ、スポティファイ、アップルポッドキャスト、アマゾンミュージック、ユーチューブミュージックで、
バッテンラジオ隊と検索してフォローお願いします。
11:38

コメント

スクロール