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2025-01-19 16:01

私は好きです。英語の教科書が。#29

30代男性B型は英語読めないくせに英語の教科書が好き
TsuNさんから頂いたテーマ「エメラルド」です。TsuNさんいつもありがとう🦀
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サマリー

このエピソードでは、英語の教科書に対する思い出や印象深い物語が語られています。同級生との会話のきっかけとして、教科書についての話題が取り上げられています。また、深い穴に関する不思議な物語が語られ、都会の汚れがその穴に吸収される様子が描かれています。さらに、英語の教科書がこの物語にどのように影響を与えたかについても触れられています。

国語と英語の教科書の思い出
国語の教科書の話ってすごく面白いじゃないですか。 少年の日の思い出のエーミールの話とか、ツイミーの話とか、オツベルとゾウの話とか、おじさんと傘みたいな。
なんかいろいろこうね、やっぱりちっちゃい頃に見たお話だから印象に残ってて、それを懐かしむ感じで話す。これやっぱり面白いんですけど。
これ、国語の教科書だけじゃなくて、英語の教科書もこれ話題に上がって叱るべきなんだなって思うんですよ。
ともすればね、英語の教科書の方が文章そのものに向き合っている時間は長かったはずなのに、英語の教科書の思い出ってまず話題には上がらないわけじゃないですか。
だから今回は英語の教科書っていうこの不遇の存在に対して一筋の光を当てまして、一例として僕の英語の教科書の思い出っていうのを話したいんですけど。
英語の教科書の話の中で強く印象をついているものが3つあって、それがエメラルドリザードの話と、ターミナルベロシティの話と、そして最後大井出てこいの話なんですよ。
この3つがとても印象に残っているんですよね。教科書はずっとニューホライゾンという教科書だったんですけど、これ教科書の話題あるあるなんですけど、やっぱり世代によって使っている教科書っていうのは大きく変わっているわけで、
もしかしたら共有できない、そういう感じあるかもしれないんですけど、もしこれをきっかけに英語の教科書にどんな話が載ってたかなとか、そういうのを思い出していただければと、そういう意図で話すんですけども。
教科書の話題って特に同級生に、さっきも言ったように世代で分かれるんで、古い同級生と会った時なんかに話題の一つとして使えるわけですよ。
意外と久々に同級生会った時って、最初に今何してんのみたいなありきたりな話題が終わった後って、何話したらいいかわからないじゃないですか。その時に教科書の話題っていうのが使えるんですよね。
そこでメジャーなのは、さっき言ったように国語の教科書なんですけど、ここで英語の教科書っていう斜め上の角度からの話を入れれば、さらに親密になれるかもしれないんで、英語の教科書っていうのもストックしておいた方が絶対にいいんですよね。
だから今回あの話すのは僕が印象に残っているエメラルドリザードの話で、エメラルドリザードの話どうですかね。同年代の人はもしかしたら知っているかもしれないんですけど、
あらすじとしてはですね、昔、グアテマラに司祭が住んでいたんですね。で、その司祭の下に一人の貧しい男がやってくるんです。
で、男は言います。妻は病気で子供は飢えていて、どうにかしてやりたいけど私は貧乏でどうすることもできないと、それを解決するためのお金がない。
一体どうしたらいいのかって。で、それを聞いた司祭がね、この貧しい男を救ってやりたいと思って神様に祈ると足元にトカゲが現れるんですよね。
で、そのトカゲを司祭が手に取って男の手の上に乗せたところ、そのトカゲがね、見る見るうちにエメラルドに変わって、
で、男はそのエメラルドリザードを手に持って、で、司祭はこれを売って生活の足しにしなさいって言うんですね。
で、男は言われた通りにエメラルドを売って、その売って得た金で家族を幸せにするわけですよ。
薬を買ったりとかね、子供にご飯を買ったりとか。で、その後も家族のために懸命に働いて人財産を築き上げるんですけど、
人財産築き上げたからといって豪華な暮らしをするわけではなく、変わらず質素な暮らしをして、お金が増えても周りの人にお金を分け与えたりとか、そういうことをするんですね。
で、そういう生活を続けていったある日、男は司祭のことを思い出して、あ、そういえば恩返しができてなかったと。
だからエメラルドを買い戻して、その司祭に返しに行くんですよね。
で、その買い戻したエメラルドリザードを司祭に渡すときに男が、あなたは長年人々のために働いてきたので、このエメラルドを売ったお金でね、どうかね、少しだけでも休んではどうでしょうかと、そういう提案をするわけですね。
そしたら司祭は微笑んで、そのエメラルドリザードをそっと床に置くんですね。
そうしたらエメラルドリザードはまたただの普通のトカゲに戻って逃げていきましたっていう話なんですよ。
で、これ今見るとですよ、昔はまあただの童話だなって思ってたんですけど、かなりキリスト色強いですよね。
当時は気がつかなかったですけど、神を信じてとか隣人を愛してとか真面目に働いてって、なんかすごいキリスト教チック、かなりキリスト教っぽいメッセージが含まれていたんだなぁって、今思い出すとね、色々わかるなぁとかね。
この話の素敵なところって、トカゲがエメラルドに変わった理由の考察だと思うんですよ。
最初僕は男の手の上に乗った後でトカゲがエメラルドに変わったっていう点から、元々男が持っていた信仰心みたいなものがエメラルドっていう宝石の形で実際に現実に現れたのかなって思ってたんですけど、どうやらね調べていくとそういうことではなさそうで。
エメラルドっていうのはキリスト教の中でも一種特別な意味を持った宝石らしく、ヨハネの目視録の中に天国でエメラルド色の虹がかかる玉座が描かれたりだとか、キリストの最後の晩餐で用いられた聖杯、これがエメラルドでできていたっていう伝説があったり、神の存在とか神の力みたいなものを垣間見せるときのアイテムとして登場するようなんですよ。
キリスト教の世界観で言えば神以外は、神っていう圧倒的な存在があってそれ以外は平等の何でもない価値のないものというか、何でもない者たちなわけですよ。
でもその中でも宝石とか僕たちが価値を感じるものっていうのが神様の力に近づいているものっていうか、力を受けたものみたいなね、そういうパワーを持ったものとして描かれる、そういうのがエメラルドの描かれ方らしいんですよね。
それで考えると、男の信仰心がエメラルドになったっていうのはちょっと傲慢な解釈違いで、シンプルに神様の力、神様の慈悲としてエメラルドが与えられたのかなって。本当シンプルなキリスト教の話っぽいんですよね、エメラルドリザードって。
ターミナルベロシティの発見
だからこういうふうに大人になってから改めて教科書の話とか見ると、新たな発見が面白いんですよね。この発見っていう意味では次に紹介するターミナルベロシティの話、これも英語の教科書の中ではすごく印象深くて、いまだにターミナルベロシティって言いたくなるぐらい好きな響きの言葉なんですけど。
これね、空に向けてピストルを発砲したらどうなるかっていう話だったんですよ。だからフィクションの話じゃなくて、実際の物理の話なんですよね。当時ね、ただでさえ英語がわからないのに、なんでこの英語の教科書の中でさらに物理の話を混ぜてくるんだよって思いましたけど。
これ話自体は面白くて、空に発砲すると弾丸っていうのがビューンと空に上がっていくわけじゃないですか。当然ですけど、弾は重力とか空気抵抗でだんだん速度を落としてある地点で止まるわけですよね、空中で。
そこから落下っていうのが重力に引かれて始まるわけですけども、どんどんどんどん重力によって加速して、これが無限に加速されていくかっていうとそうではなくて、加速すればするほど空気抵抗っていうのが働いて、どこかでその重力の引っ張る力と空気抵抗で抑えられる力っていうのが均一になって一定の速度で落ちていくらしいんですよ。
これがターミナルベロシティ、これ以上加速しない速度、終端速度っていう、そういう話なんですよね。
鉄砲で上に打ったら空から弾が落ちてきて、その弾の速度っていうのは重力と空気抵抗で釣り合った速度のまま落ちてくるよっていう話なんですけど、これ僕知らなくて、なんとなくですけど空に発砲したらどこかに飛んでいくというか、フラフラフラフラ弾丸が飛んでいくみたいなそういうイメージがあったんですよね。
だから結構衝撃で、弾の形状にもよるらしいんですが、そうやって落下してきた弾丸って貫通こそしない、人体に当たっても貫通こそしないものの、もしかしたらその打ちどころっていうか当たりどころが悪い、頭に当たったりしたら十分に即死する可能性がある、それぐらいの威力があるらしいんですよね。
だからそういうのが空から降ってくるって想像したら恐ろしいですよね。
今でもある紛争地域ではね、縮法に実弾を使ってこういう事故が起こるらしいんですよ。
よくよく考えればね、それ上に打った弾が下に落ちてくるの当然なんですけど、直感と違うというか、狙ってなければ当たらないみたいな、そういう意識の中でそういう事故が起こるのかなとかね。
なんかそういういろいろ考え深いというか、いろいろ考えちゃうなーみたいなそういう話とかね、あったりとか。
英語の教科書って英文には向き合うけど、話全体のことって意外と覚えてないじゃないですか。
でも思い返せば面白いことやってたなって、やっぱ教科書作る人もプロなんで面白い話だったんだなとかね。
面白い話、この面白い話に焦点を当てたら一番いいのが大井出てこいなんですよ。
大井出てこいの話。これ、星新一って小説家皆さん知ってますかね、ショートショートめちゃくちゃ書いてる人。
これ星新一のショートショート英訳したものが英語の教科書に載ってて、これはもうね名作も名作ですよ。
僕もね星新一の本って一冊しか読んだことなくて、大井出てこいを実際に読んだのは、英語の教科書に載ってたのを知ってから読んだっていう時系列なんですけど、本当に名作で。
これあらすじっていうかもうほとんど小説本文の話になっちゃうんですけど、ショートショートってすごく短いお話なんでね。
不思議な穴の物語
この大井出てこいの話のあらすじっていうのは、ある時台風が来て、街がぶわーって飲み込まれて台風が来た後に直径が約1メートルの深い穴が突如として現れるんですよ。
みんな集まってきて、最初見かけた若い人が狐の穴なんじゃないかと思って、大井出てこいって声をかけるんですよね。
狐が出てくる様子だとかそういうものがなかったんで、そこに小石を投げてみるんですけど、その小石が反響する音さえしない。
そういう不思議な穴、どこまで続いているのか、どこに続いているのかわからないような不思議な穴っていうのが現れたっていうのが話の冒頭で、ここに大勢の矢島がいろいろ詰めかけるわけです。
いろんな職業の人が調査をするんです。でもやっぱり結論が出なかったので、ある科学者が、これは埋めてしまおう、こういうものは埋めてしまうに限るなってことを終わらせようとしちゃったんです。
じゃあもう興味ないなーって引き上げていく矢島の中で、一人、私が穴を埋めるので、この穴を譲ってほしいっていうふうに男が訴え出るんですよね。
その男は穴埋め会社というのを設立して、数千年は大丈夫で、地上に影響がない原子炉のカスの処分に打ってつけっていうキャッチコピーを作って、穴の営業をするんですよ。
そうしたらやがてね、トラックに積まれた廃棄物が穴に運ばれてきたりだとか、外務省とか防衛省の人とかもね、機密処理をそこにどんどんどんどん捨てるわけですよ。
都合のいい穴だったわけですからね。でもそんなことしても穴が埋まる気配は全くなくて、どんどん入れちゃえよっていう気風になってね。
伝染病の実験に使われた動物のいたいたとか、都会のゴミとかも埋め立て地とかに回すより全然クリーンなわけだから、そこに管を通してね、どんどんどんどんゴミを捨てていったわけですよ。
誰も穴の底がどうなってるかなんて考えもしなくて、都会の人々が作った後始末をどんどんどんどんしていったわけですよ、その穴がね。
余計なものはすべてその穴に吸収されていったわけですね。
そうしたら都会の汚れが減って、それまで環境問題で汚染されていた空がだんだん綺麗になって、青々と光り輝くようになっていくわけですよ、空がね。
そしてどんどん産業はね発展していって、その空に向かって次々とビルが建てられていくんですね。
あー良かったこれで平和になったって思ってたある日、その建設中のビルの鉄骨の上でね、作業員が休憩してたわけですよ。
そうしたら急に空からおい出てこーいっていう声を聞くんですね。
あれって思ってでも気のせいかなーと思ってたら、その作業員の足元に小石が落ちてきたっていうところで話が終わるんですよ。
英語の教科書の影響
これ面白すぎませんか。
これ物語が面白すぎて、僕も当時ね英語で読み解くの夢中になった記憶がありますもん。
これ良すぎて、もう何がどうとか言う必要ないぐらい素敵な話。
英語の教科書でこれ知ったんですけども、載せてくれてありがとうって感じでしたよね。
こういう感じでね英語の教科書について今日話したんですけど、今回もねテーマをいただいて話しました。
みんな違ってみんないいっていう通称ミンチがのつんさんから、エメラルドっていうテーマをもらって今回英語の教科書のね、記憶が湧き起こったんでこれについて話しました。
つんさんのポッドキャストもね面白くて、と言うよりもねつんさんのキャラクターって言うんですかね、美意識みたいなものが割とアウトローっていうか、
言葉を選ばずに歪んでいるんです。ねじ入れているというか、社会で押し固めて作り上げられた普通みたいなものにかなり嫌気がさしているというか、
それってつまんなくねっていう気持ちが強い人なんですよ多分。
嫌気がさしてるんだけど、現実自分もその普通とか常識みたいな概念にのっとって生活してるっていうのも見えてるんですよね。
なんか俯瞰で全部見えてるけど自分の感情もこういうところがあるって全部見えてる人なんですよね。
そのなんか穏やかな葛藤の中で生まれる話みたいなものがミンチがって詰まってて、これ他の人にはなくてすごく面白いんですよね。
リスナーの皆さんもしご興味あればね聞いてぜひ聞いてほしいんですけどもね。
ちょっと今日は割と普通な話にまとまりましたけど、皆さんもなんか折りがあればね、英語の教科書について何載ってたかなとか、
マイクとかデミとかね、登場人物の名前なんだったかなとかそんな風に思い返してみればね、一日何かこうこれを思い出した日みたいな感じでイベントっぽくできるのかなって思います。
ここまでご静聴ありがとうございました。
西山でした。
16:01

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