非喫煙者のカリッの思い
タバコのメンソールってあるじゃないですか。 吸う前にカリッと潰して吸うあれですね。
あの僕はね、生まれてこの方タバコを吸ったことはなくて、メンソールタバコの吸い味がどうだとか、そういうことは全くわからないんですけど、
吸う直前に潰すあの感じが、焼きたてのパンとかね、 取れたての野菜とか、フラズに開けるアロマ缶コーヒーとか、
あとお祭りの時のサイリウムとか、ホットドッグにかけるケチャップとマスタードが一緒になったやつとか、
ああいうフレッシュなものたちは想起されて、なんかそれを独り占めしている感じ。 それがなんかすごく羨ましく見えるんですよ。
にも関わらずですよ。この羨ましさがあるにも関わらず、 非喫煙者がカリッとできるタイミングって全くないじゃないですか。
このためにね、タバコを30次から始めるっていうのもまあ少しはばかられるし、 どうにかあの快感を味わいたいなあって考えまして、
そこで今日はね、非喫煙者でもカリッができる、そんな未来予想、 未来がこんな風に進んでいけば、非喫煙者もカリッとできて、 あの爽快感が味わえるはずだぞっていう、そういう妄想を聞いていただきたいんですが、
カリッっていうこの擬音でまず最初に思い浮かぶのって、 皆さんあのサイボーグ009って知ってますかね。
加速装置で速くなるあのサイボーグ、 石上翔太郎先生の漫画ですけども、
このサイボーグ009の加速装置のスイッチって奥歯にあるんですよ。 で奥歯のスイッチを押すことでものすごい速さで動くことができる。
これロマンあるじゃないですか。 この奥歯のスイッチをカリッと押す感じと、
ソニーが開発している匂い提示装置を組み合わせることで、 非喫煙者でもカリッとできる、
そんな素敵な未来が待ってるんじゃないのかなって思ってまして、 ソニーが開発している匂いカートリッジ、匂い提示装置っていうのは、
あのカートリッジを使用することで好きな匂いをね自由に提示することができるっていう。 これを奥歯に仕込むことで欲望がね達成できるんじゃないのかなって思うんですよ。
皆さん実際に考えてほしいんですけど、 奥歯を押すことで好きな匂いを出せるって状況って良くないですか。
僕お酒が大好きで、ススキノに毎週飲みに行ってた時期があったんですが、 飲みに行った後、
シミジミっていうシジミラーメンを出しているラーメン屋さんで、 で最後シメで食べてから帰るっていうのがいつもの流れだったんですよ。
そのシミジミっていうお店にバジルオイルが置いてあって、 シジミラーメンを食べ進めててね味に飽きたら、
バジルオイルを途中でかけて最後まで食べてみてくださいっていう、 そういう味変の調味料としてバジルオイルが置いてあったんですよ。
でシジミラーメンはやっぱの貝のラーメンなんで、 貝の出汁とバジルが合わさって一気に洋風のちょっとパスタみたいな味になって、
最後まで飽きずに食べることができるんですよね。 だからこれがもし、奥歯にバジルオイルの匂いが仕込まれた状態でシジミラーメンを食べたら、
いつでもね奥歯を噛むことで味変できて、 爽やかな香りとともに食事の満足度っていうのが上がるわけじゃないですか。
今あのバジルにしましたけど、これあのコーヒーとかでも良くて、 毎朝コーヒー飲んでる人っていると思うんですけど、まあ僕もそうで。
未来の匂い体験
これも奥歯にコーヒーの匂いを仕込むことで、 毎朝起きてすぐ奥歯を噛んでコーヒーの匂いをね、
味わうっていう、朝が始まったなって感じることができる。 あとはソフトクリームとか食べている時にちょっと甘くてね、
あもう食べにくいなーってなったら、 奥歯をカリッと噛んで、アホガードみたいにできるわけじゃないですか。
あとはねシャブシャブなんかでも一緒で、 卸ポン酢で最初は食べてて、だんだん飽きてきたなーって時に、まぁだいたいゴマダレとかが味変で用意されてますけど、
これも奥歯に仕込むことでね。 アプリでゴマダレの方にして奥歯でカリッと噛めば、いつでもゴマダレ味のシャブシャブが食べることができるんですよ。
匂いの強いものを食べた後は、奥歯をミント味にしてカリッと噛むと。 そしたらいつでも清涼感あふれるね。モンダミンイラズの口になれるわけです。
これどうすかね。めちゃくちゃ良くないですか。 でこれ今のところ奥歯に限定しましたけど、実はね奥歯だけじゃなくて、
耳の裏?耳の裏にビビダムみたいなイボみたいな形で、これをセットするわけですよ。匂いを。
カレーとともにね、匂いが気になってくるわけじゃないですか。自分の体臭っていうものが。 耳の裏をプチッと押すことで、金木犀の香りがするとか。
自分の好きな匂いでいいんですよ。もちろんベーコンの匂いでもいいですし、 ラベンダーの香りでもいいですし、そういういい香りを耳の裏にセットしておいて、
ふとした時とか、来客があった時に押すことで、いつでも綺麗な香り、良い香りをまとっている人になれるわけです。
人によっては脇の匂いが気になるとかね。汗かくとどうしても脇から匂いがしてしまうって人は、
ビビダムみたいなプチプチを脇にたくさん入れておいて、ホワイトティーとかね。 あるじゃん。紅茶の匂いとか。脇から発生させて、
いつでもお茶の香りがする素敵な人。そういうのも演じることができるわけですよ。 もしかしたらね、こういう未来がいつでも自分の好きな香りを体のどこからでも出せる、そんな未来が近づいているかもしれませんので。
メンソールのカリッカがね、どうしてもしたくてタバコ吸おうかなって、その起承者になろうかなって考えている人もしかしたらいるかもしれませんが、
あの、きっとソニーがね、そういうビビダムみたいな形のつぶつぶを体に埋め込む技術っていうのを発展させてくれると思うんで、それまではどうか待っていただいて、健康被害っていうのは大きいんでね、タバコは。
僕たちはね、これからね、何の匂いにしようかなって。体に何の匂いをつけようかなって。 靴売り場の匂いでもいいですし、掃除機の後ろから出る匂いでもいいですし、
あの、冷凍庫の何とも言えない匂いとか、何でもいいんでね、そういう好きな匂いを今のうちに探しておいて、これからあのプチプチ入れますけど何の匂いにしますかってなった時に、
おそくざに自分の好きな匂いにできるように、反応できるように、ちょっとこれから未来に対してね、ちょっと備えっていうのを作っていきましょう。
はい、って言うんで。 はい、今日もちょっと変な話になりましたけどもね。
はい。
はい、今日もスコブール元気な田山の話でした。ご静聴ありがとうございました。