1. SCP話
  2. #339 ⑦ SCP-CN-590 - 既生仍生..
2024-11-06 43:08

#339 ⑦ SCP-CN-590 - 既生仍生、將死未死? (既に生くれど猶も生くれば、将に死なめど未だ死なずや?)【リクエスト】

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紹介SCP/Taleタイトル: SCP-CN-590 - 既生仍生、將死未死? 原語版タイトル: SCP-CN-590 - 既生仍生,将死未死? 訳者: BenjaminChong 原語版作者: AIeditor059 ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-cn-590 原語版ソース: http://scp-wiki-cn.wikidot.com/scp-cn-590 作成年: 2019 原語版作成年: 2018 ライセンス: CC BY-SA 3.0SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3©️SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/ 1・3・6・9・12・15・1821・24・27・30日更新予定#SCP #SCP財団 #podcast

BGMタイトル: Night Light 作者: Blue Dot Sessions 楽曲リンク: https://freemusicarchive.org/music/Blue_Dot_Sessions/Nursury/Night_Light ライセンス: CC BY-SA 4.0

00:05
SCP-CN-590 堀 ④
えー、何でしたっけ? なんか、アクシデント、インシデントが起きたデータログと、
ホームページに誘導されるメールが、全職員に送られてきて、みたいな感じですよね。四つ星共栄をはじめとする、
CN支部に対しての誹謗中傷があったメールを読み上げて、その後、
複製体のO5-9から財団CN支部への、財団CN支部O5-9へのメール、
警告みたいなものですかね。 法的に財団は地球の統制権を失うことになります。よく考えてください、みたいな。
私たちはあなたたちを攻撃することができます。 最終勧告。
ということで、複製体のO5-9ってもっとヘラヘラした人を舐めたような態度じゃなかったですっけ?
まあ、分体だからこういうビジネス的な言い方になっている脅し文句なのかなぁ、みたいなことを言ったかもしれませんが、
続きですね。 コア編集者の権限を確認しました。非表示の内容を開示します。
ようこそ、あぜくらによるホイ4不規。 ホイ4関連メールログ。
私のせいだ。私のせいだ。クソ。 今はもう2024年2月17日だ。
もう2024年2月17日だというのに。 先生に着く前からあの公開所を見つけられたのに。疑いもしたのに。
なぜあれと同時に隠蔽されていたこのメールは見つけられなかった。 迂闊に動くなと先生に言われたのになぜ追及をしなかった。
なぜ今さら奴らの陰謀を気づかせた。 運命が私をもてあそんでいるというのか。
私の迫楽を私の迫楽を奪っておいてすべての責任を背負わせるなど 私には耐えられない。
到底耐えられない。 私に何かの罪があるとでも言うのか。
なぜよりにもよって最終の決断に迫られるのが私だというのか。 想像だにしなかったことが一瞬のうちに起きるなんて。
03:00
ああ神よ、なぜだ、なぜそんなことに。
あぜくらここに突起する。 2024年2月17日メモ
To Dr.UJU from 059 件名
UJUくんらの海外支部研修に関わる新しい注意事項について 機密指定メール管理者によるアクセスを禁ず。
内容、セキュリティクリアランス検知ミームが作動中です。 予期せぬ被害を防ぐためにアクセス権限のない閲覧者は10秒以内に当ページを離れてください。
注意、当コピーはミームを除去しています。 身分を認証しました。内容を開示します。
UJU博士 このメールを受け取り次第すぐ調査活動を中止するように。
今すぐだ あの偽物か四星協栄の連中かに契約違反行為
つまり君の調査活動が悟られてしまった。 君の人生は信用するつもりだが、これほどぬかりのない計画がどうやって漏れてしまったのか
検討もつかん。 昨夜は一晩中調査計画を眺めていたが、最悪の想定をした場合でも計画の穴は見つけられなかった。
内部者による漏洩の可能性を排除するために君のメンバーに対しては調査をした方がいいだろう。 再度強調する。勝手な真似はするな。
行行などを当てにせずほんの少し関係のある活動でも全て止めるのだ。 今すぐに。
そしてもう一つ、CN支部に内通者がいるのか、それとも偽物が私のことを四星協栄に教えたのかわからんが、
奴らは私の公開してはならないことや財団の機密保持で脅してきたのだ。
君たちの方に勝手な真似をする人間がいないことを期待している。 後々の心配になりかねないのだ。
そんな人間がいたらどうすべきか君はわかっているだろう。 君ならば私の望むように行動するだろうと常々思っている。
私を失望させるな。これまでに君は一度も失望させたことがないのだからな。
一度もですね。 私はある種の予感がする。確かな予感がな。
それを君にだけ話すことにする。 ここ数日、今までの奮闘気がフラッシュバックのように脳裏で繰り返されている。
それのどこかがおかしいと思う気持ちがあったのだ。 どこからともなくそんな予感が。
06:04
私の偉業が、私の行動が間違っていると。 だがその気持ちが一瞬のうちに消え、私はまた自分の行動が正しいと思えてくる。
誠に奇妙な感覚で、それが不快であった。 いずれにしても君がたとえ君自身の利益か何かのために目標を達成しようとしていても、
私はすでに君に信頼を負いたのだ。 それに私はもはや天外孤独とも言えよう。
彼女のことはもう諦めてしまった。 子孫たちも私から財団の役職、権力や財産をもらうことだけが望みだった。
彼らには与えてやったが彼らからは何も。 阿勢倉君の前ですら私は自分を偽らなければならない。
最終的に君だけを信頼することを選んだのだ。 君だけが私がどうなっていようともついてきてくれると信じているからだ。
そして、いや、これ以上は控えよう。もう言わない。 そこでだ。君にはもう一つの任務を与える。
この任務は極秘で頼むがおそらく知られることはないだろう。 それに偽物との約束にはギリギリ引っかからないものだ。
たとえバレてしまってもこちらにも言うことがある。 成功率が高い任務と言えよう。
この件は君だけで実行する。 具体的な計画の策定も全部君に任せよう。
ズバリ言うと君が前に行っていた奴らを内部から分解させる計画だ。 超自然的な手段で探知されないように。
ここであえて奴らの名前を伏せておく。君にはわかるはずだ。 内部で工作する際にはデマのルフもリカンも両派閥間の対立を煽るのに使えるだろう。
買収もいいかもしれん。だが買収の場合相手の選択はくれぐれも慎重にだ。 奴らの結束力は見た目以上に強いように見える。
なるべく疎外化されている人間を選ぶといい。 無論焦りは禁物だ。この計画では焦ってはならん。
ゆっくりと少しずつ矛盾を試させる。 それがいずれ爆発するだろう。
早急にこの件を終わらせる必要がない以上慎重にことを運ぶのだ。 1年2年も10年も20年も待ってやらんでもない。
09:09
私はある限界点を待っている。 タイミングがくれば私が連絡を入れてからもっと派手に動いて構わん。
その時になったら指導者議会や13人の偽物を尻滅裂にしてくれる。 私の知る限り四つ星競泳とやらを操っているのはおそらく例の偽物一人だけだ。
奴らの内部を乱すことができたら反撃の余裕を与えず 今日ついて我々が動けば望むものが手に入れられるだろう。
一つ注意をするが今の奴らの分裂に目を眩まされて油断するな。 なんとなく奴らの間の矛盾は根幹を揺るがすほど大きなものではない気がするのだ。
奴らの分裂もおそらく表面的なものでしかない。 私の勘はよく当たる。
君もくれぐれも注意するように。 だが覚えておくことだ。全ては極秘で頼む。
少しでもバレる兆候があればすぐさま活動を中止しろ。 この計画を
死向き計画と呼ぶことにする。 後でこのメールを入念に隠蔽することを忘れないように。
すべての手段を駆使して。 SCPでもmemeでも何としてでもだ。
このメールは一文字でも漏らすわけにはいかない。 特に
かつての私をあれほど信用していたあぜくら君に対してはなおさらだ。 覚えておけ。
ちなみになぜ私が漏洩の可能性のある情報を破棄しないのか 君はずっと疑問に思っていたが一応説明はする。
奇妙な話ではあるが簡単に言えば私がそう望まないからだ。 客観的に見ると破棄は最善の策かもしれんがこれらの情報は私の成功の道への記録でもある。
この世のすべての権力を首中に収めた時また振り返って閲覧すればさぞかしい 得も言われぬ達成感と優越感を味わえるだろう。
これを考えると破棄なんてもってのほかだ。 なにせそれらの情報を私と私のために行動する君以外の人間の脳から排除すればそれが破棄されるも同然だ。
12:03
あまり心配せんでいい。
O5-9 2015年5月16日
To O5-9 From Dr.Uju
懸命注意事項に対するお返事及び緊急報告 機密指定メール管理者によるアクセスを禁ず
内容も同じですね。検知memeが作動中ですが当コピーはmemeを除去しています。
尊敬するO5-9様 賢りました。
あなたに言い渡された任務は必ず完璧に完遂します。 私は今胸を踊らせています。
メールであの懐かしいあなたを見ることができましたから。 正直な話を言いますとあなたもご存じかもしれませんが
いつからか私はこびへつらうばかりの人間になっていました。 これは異業を前にしてあなたとはどこか距離感を感じていたからです。
あなたからすれば心にもない言葉だったそれが私自身の不安の現れだったかもしれません。
あなたがどこかへ行ってしまわないように私がやむなく行使した自衛手段だったかもしれません。
ですがどうか信じてください。 たとえ嘘にまみれていてもあなたの命令なら剣の山でも火の海でも越えてみせる
という言葉に決して虚偽はありません。 あなたが救ってくださった命なのです。
あなたの教えがなければ今の私はいません。 あなたのご恩に報いることができるよう尽力する所存です。
あれからまたあなたからそんな言葉が聞けるなんて思いませんでした。 まさかそれが本当に起きるなんて。
私は生きる希望を取り戻せたのです。 あなたの信頼は私の最も大切なものでありこれからも大事にすることを保証いたします。
余談はここまでにします。 現在、九段のマダガスカルでの調査活動をすべて中止しています。
そしてどうかご心配なさらないでください。 その複生体059やら四星協会やらは確かに厄介な相手ではありますが、別に対処できないわけではありません。
こちらで容疑がありそうなものを一名発見いたしました。 すでに処置済みです。
15:02
しかしまさかこれまでに聞いたこともない組織が我々に察知されることなく 財団に浸透することができるとは思いませんでした。
しかも彼らは財団の忠誠度テストを突破してきています。 対処法を持っているに違いありません。
ですので九段のSCPがもたらす脅威はすでにそれを研究することで得られる価値を超えていると思います。
これはかなり危険な兆候です。 もし野放しにすればインシデントBに続いてまたインシデントC、インシデントD、インシデントEが起こるかもしれません。
しかもインシデントが起こるたびにCN支部ひいては全財団は外部から壊滅させられる危険に見舞われます。
以上を鑑みて私からはあなたの名義でGOCに連絡して SCP-CN-590を対処させることを提案いたします。
以前支援のためにそちらに派遣した職員は記憶処理を施されましたが、 総長と指導層は記憶処理を免れています。
彼らは根本は決して忘れないと言いました。 そして契約も結んだのです。
あれがある限りさすがに契約を違反しないでしょう。 GOCを援助したのはまさに今という時に使うためではないでしょうか。
ここぞというタイミングで偶然と見せかけてGOCにカオスインサージェンシーを引き連れてもらい、
SCP-CN-590で暴れさせた後、混乱に乗じてGOCの部隊を入れて超脅威を破壊するという名義であの偽物どもを対処させるというのはどうでしょうか。
内部紛争を起こして漁夫の利を得るより、いっそ情報収集を放棄してそれを根絶やしにした方が加根を残さないし、財団の立場とあなたの権威を脅かすものをすべて排除できるのではないでしょうか。
ウージュ博士 2015年5月16日
To Dr.Uji from O5-9 件名 海外支部からのフィードバックに対する意見及び当地での任務の更新
ウージュ博士 君の気持ちはわかっている。これ以上は言わんでくれ。私は君たちの働きには満足しているということだけを知っていればいい。
GOCの連中に関しては最初から離反なんて心配していなかった。 創立時に打った芝居は私が策定したものだったし、各国政府に対する情報規制も私がやったのだ。
18:13
超脅威の破壊に成功した最初の数回も、彼らに流したSCPがあったこそのものだった。
あってこそですかね。 君の言う通り、彼らの創立メンバーの指導層と一般職員はほとんど財団の元構成員だった。
そしてGOCの総長は私の目一つの血筋でもある。 彼もつい前日に経費を要求しに来たのだったな。
彼を含めて指導層のバイタルサインは全てこちらで把握している。 そして我々もバイタルサインで影響を与えるSCPを複数保有している。
これが何を意味しているかさすがに分かっているだろう? GOCは中層部と下層部を除いてそもそも財団のものだったのだ。
だが、GOCに問題がないとしてもカオスインサージェンシーがこの計画に乗るかは別問題である。 万丈の情勢があまりにも複雑だ。
しかも記憶処理をし損ねたあのインサージェンシーに願えた老いぼれがまだ生きているかは分からない。
GOCと財団の関係をインサージェンシーが知っているのかも不明だ。 それに、だ、もし本当にこんなことをしでかしたら残りの12人は黙ってはいられないだろう?
覚えておけ。 今の情勢はあまりにも複雑だ。
些細な動きでも全極に影響を与えかねない。 コマが十分にあるにしても簡単に目立つ動きができるわけでもないのだ。
なるべく定視性を保たなければならん。 四つ星共鋭絡みでもう十分に目立ってしまったからな。
加えて590なんて死に損ない老いぼれの複生体があるところは、おのおの見張っているに違いない。 だからくれぐれも目立った行動は控えるように。
最後に奴らのことを根絶やしにするなんて考えたことはない。 奴らには興味が湧いてきたし、奴らも私を怒らせた。
奴らに隠されたという秘密も知りたくてしようがないのだ。 聞いたこともないマザーなる惑星。聞いたこともない複数のアノマリーを保有する組織。
元地球に忌み嫌われて収容される、それ。 そしてそこに存在しているという神秘的な宗教。
21:02
これらのすべてが分かれば、我々が利用できるものは他のO5よりも数倍膨れ上がるのだ。 その中に隠される秘密は、財団の言誘する考えを覆すほどに大きいものだと直感している。
オブジェクトを破壊するだなんてとんでもない。 あまり深く考えるな。内部工作の用意をするのだ。 そのすべてを知ることを待ち望んでいるぞ。
ちなみに偽物の公開場に対して一応簡単な隠蔽措置を施したが、君からもう一度隠蔽しておくといい。
死向き計画の開始をここに宣言する。 O5-9、2015年5月16日。
死に向かう、向かう死と書いて死向き計画ですね。 はい。
以上がホイ4となります。ではホイ5。 ホイ5、2つありまして、上の非表示、括弧非表示と書かれている方をチェックしていきます。
ようこそ。 O5-9の全関連書類、資料まとめ。発見したその日から隠しておいたものだ。
機動部隊のメンバー以外に隠しリンクは見えない。 このホイの執筆はすべての始まりになるだろう。
編集者、あぜくら あぜくらより
このホイはもう私たちチームの人間以外は知らない。 誰に対してこんな言葉を書き記すのか、私にもわからない。
計画と私たちの目標がすべて達成できたら、もしかすると公開になるかもしれない。
先生の講座も、後世の人々によって論じられるべきだろう。 私たちチームの独断で追加され、私の知り得る最も複雑な隠蔽・暗号化措置と最も危険な身分認証ミームが適用されたこのホイは、
まだO5-9、カッコ・チャイルドを信用していた頃の私たちが、その秘密命令に従って調査活動を展開していた際に、先生の端末を復元し、無断に侵入したことで手に入れた関連書類を編集したものだ。
O5-9・チャイルド本人によると、今回の秘密調査命令はある取決めにより、ウージュ氏に通達されていない。
ただし、その取決めの内容は不明である。ここが線で消されています。
その取決めは、O5-9とウージュ氏が策定した、すべてを今日のこの状況にしてしまった指導者議会の内部を大混乱に陥れるクソったれな死無戒計画だった。
24:01
自分が恨めしい。申し訳ない先生、申し訳ない。誠に申し訳ない。私のせいだ。
彼らの陰謀をもっと早く気づいていれば、もっと早く阻止していれば、あなたを失くすこともないのに。
もうすべてが手遅れだ。すべてを背負う覚悟はまだできていない。でも、私が背負わなければ。
これらの書類には先生が経験した様々な事件、マザーや計画に関するすべてが記録されている。
本部が知りたがっている、未だに全容がわかっていないSCP-CN-590についてもすべて書記記されている。
また、本保委での登場人物はすべてマザーに存在する人物であるため、
特記のない限り引用符付きの表現は使用せず、登場人物はすべてチャイルドの人物と同名のマザーの人物を指している。
偶然にも私たちが力を尽くして解明できた情報は、マザーでのイベントタイムラインと遠隔の騒乱をまとめるのにちょうど十分な量だった。
これは本当に面白い偶然としか言えない。
本保委では、各イベントの資料はその種類と内容でファイル別にまとめてある。
ファイルごとに一つのイベントが記述されており、ファイルは時間順に整理されている。
これらのファイルが示した情報は、チャイルドでの未来の出来事の参考と考量になる。
そして、私たちが現時点で利用できる情報のすべてでもある。
その中で、ファイル3とファイル6は本筋との関連性が薄いため、閲覧はオプションとする。
前者は評価の上でのオプション指定であるが、
後者は先生によって別フォルダに保管されていた唯一のファイルで、事件との繋がりも弱いためオプション指定とした。
なお、後者が保管されていたフォルダのフォルダ名は、「敬・敬礼の敬・尊敬の敬」であった。
私たちが今行っているすべてがそれへの肉体的構想というのならば、
このホイも人類のそれへの精神的構想と言えよう。
以上、願わくば計画が達成されること。
人類の不屈の投資へ、不屈の精神へ、すべてを覆すであろう計画へ、
それの手にかかり、四つの大罪、優越で滅んだ名もなき異性文明へ、
信者へ、先生へ、そして人類が永遠に届かないであろう執着心を持つ、
27:00
我らが最後にして最強の大敵、それへ、崇高なる敬礼を。
文明民族主義万歳、世界公民万歳、人類価値万歳、万歳、万歳。
人類精神のために、2016年2月13日、
2024年2月17日更新。
ファイル1 既にイクレド ウージュ博士
ミームは除去しています。
警告 このファイルにアクセスしている無許可の職員は、
ベリーマン・ラングフォード ミーム殺害エージェントにより即座に処分されます。
適切なミーム摂取なしに下部へとスクロールを行えば、即座に致死性の心停止が発生します。
待機してください。
あ、またちょっと違うミームですね。
ミーム殺害エージェント。
槍 槍を
ミニ…なんだこれは?宇宙空間みたいな感じで、左側がちょっと赤い波打っている感じで、
右側というか、3分の2ぐらいがもう青色の宇宙、
空間のような中に、ブラックホールっぽい黒い丸、真っ黒な丸。
で、その縁からこう、ニュルニュルというかオーラみたいなものが出ている。
黒い丸いものがあって、左下に向かってその黒い丸と繋がっている
槍みたいなものがこう、左下に向かって突き刺さろうとしている。
これが今回のミーム殺害エージェントなんですね。
ミーム殺害エージェント作動、生命調香の継続を確認、安全装置を解除。
そろそろだ。時期はもうすぐ。ついに来るのだ。
宇宙君、私が今どんな気持ちかわかるか?わかるか?
君にはわからないだろう。未来永劫、言葉では言い表せない。絶妙な快楽だ。
絶妙な快楽なのだよ。そう、まるで地球がゆっくりと目まぐるしく回転しながら小さくなり、
やがて手に収められるほどの大きさに凝縮されていくようだ。
そして私は果てしない宇宙に立ち、虚空に浮遊したまま、星の輝きに照らされながら、このすべてを見渡している。
あらゆるものがかくも眩しく輝き、手が届くほどに近い。
その本質に内包されている美は、完全に、徹底的に、余すところなく、
30:04
結合され、誘拐され、粉砕され、吸収され、私の体と同化されていく。
私が思えば財団の手に届くすべてが、私の手にも届く。
私が望めば、考えるだけですべてが、私のもとへやってくる。
これほど至極の快楽は、数百年以来初めて体験したものだ。
これぞ純粋なる権力。
このすべて、すべて、すべて、すべてが。
だが、しかし、そう、これはまだ本当に手に入れたわけではない。
悪い、取り乱してしまった。
最後の最後で踏み間違えると、また、2027年のように、
とっくに知られてしまった、ずさんで稚拙な、三脱計画で囚人服を着せられ、
放誕に座るあの十二人に断罪され、屈辱的にも手に入れたすべてを失うことになりかねない。
すまない。
とにかく、もう準備を始めるといい。
何の準備かは、君ならわかるだろう。
ミーム抹殺エージェントでは、この件を知ろうとしている彼らを止められないだろうが、
今後はもう、戦線強強としなくてもいい。
我々はすでに自力を尽けたのだ。
彼らの言いなりになど、二度とならぬ。
ついに、望むことが自由にできる。
宇宙くん、今日は記念すべき日だ。
059、2271年3月5日、一気に進みましたね。
で、この権力…
臨界証だっけ?に、なってるっぽいですね。059は。ちょっと兆候が見られますね。
059様、冒頭部分に同一のミームと警告文が記載されているため省略。
ついに、この時が来ましたか。心からお喜びを申し上げます。
しかし誠に僭越ながら、先ほどのメールは再度隠蔽措置を施させていただきました。
十分に自力を尽けたとしても、先生、どうかご慎重になさってください。
あの時のあの出来事に、あなたはもう触れて欲しくないかもしれません。
しかし申し訳ございませんが、それを再度提起させていただきます。
当時の私たちでも、一応退路は用意できたのですが、今回では計画を始動させたらもう二度と引き返せません。
正直に言いますと、当時の私たちが完璧だと思っていた機密保持措置は、他の05からすれば張りぼて同然だったのです。
33:08
お忘れにならないでください。
あなたが保身のために色々と画策していた時から、数百年後の21世紀初頭までの間、
最初に用意していた退路こそ、他の05の意表をついたものの、その後の三奪計画はすべて彼らに筒抜けでしたし、
あなたは計画が露見していないとも思い込んでいたのです。
当時のあなたは経験のなさで、ベリーマン・ラングフォードや義・賢明、そしてメール管理者によるアクセスを禁ずという文言だけで、すべての秘密を隠せると妄信していました。
それは別に仕方のないことだったと思います。
しかし、裁判をかけられ、盗獄されて百年間の獄中生活を経験したあなたが、
事前に用意していた退路で05の役職を何とか確保し、
我心小短の思いでゼロからようやく再起を果たしたこの万全な時にこそ、油断はあってはなりません。
たとえ十分の力を身につけたとしても、です。
2027年の屈辱が非常に嫌な思い出なのはわかりますが、私からはあえてご忠告いたします。
どうかご油断なさらないでください。
正直な話、私と同じように、また百年間刑務所に放り込まれるのはもうたまったものではない、という気持ちはあなたにもあるでしょう。
もし今回の計画がまた失敗したら、
もはや罪状は0513の暗殺、カオスインサージェンシーの煽動、
支部統制権の拡大化やCN支部での集権化、なんて生ぬるい話にとどまりません。
失敗した場合、他のO5に対するいかなる牽制もこうそうしないでしょう。
以上、どうかお気をつけください。
悟穂博士、20271年3月5日
悟穂博士、冒頭部分に同一のミームと警告文が記載されているため省略。
認めたくはないが、これは確かに私の問題だ。
忠告・感謝する。
ここで言うべきではないことはもう言わないことにしよう。
いつ、何をするかは、君ならわかっているはずだ。
あの時の件は嫌な思い出だと君は言ったが、確かにそうである。
私は今非常に腹が立っている。
私をピエロのようにもてあそんで、知らんふりで私の独り芝居を眺めていた彼らの気色悪い顔が脳裏に浮かぶのだ。
36:04
私はまだ覚えている。
わざと登録せずに研究員をCN支部に派遣し、わざと他支部でCN支部を批判し、
わざと支部の指揮権を自ら差し出してまで、ただ内部闘争におろそかだった疎かった私を激怒させ、
他のO5を排除するよう行動を誘導し、そしてそれを口実に私を逮捕しようとした彼らのことを。
あいにく彼らは知らない。
私はもはやあの元O5-7によって仕立て上げられ、彼女が消えた後に一日として安らかな日を送れなかった財団数学専攻で、
収容違反の対処やデータ分析しか知らないO5-9ではないのだ。
今の私の行動は保身の術を拡作していた頃より遥かに厳密さと複雑さに富んでいる。
ピエロのようにもてあそばれていた頃の稚拙な計画は言うまでもないだろう。
君の忠告は正しい。釈放されてから百年間の努力は無駄にしない。負けるわけにはいかないのだ。
感謝する。すべてが終わった後、私によって裁かれるあの十二人がどんな表情をするか非常に楽しみだ。
用意しておいた態度でO5として地位を保つのがやっとだった私は、
あれからずっとやむなく低姿勢な態度をとってきたが、もしかすると彼らには百年後の私がまだそうであると見えているかもしれん。
だが彼らは想像だにしないだろう。もうすぐ世界が、すべてが覆ることになるとな。
059、2271年3月5日。
ファイルにも読んで今回は終わりにしましょうかね。
ファイルに。読めない。
ちょっと漢字を。
なお、かなこれ。
なおもいくれば、かな。
なおですね、はい。
ほい、じゃない。
ほい5、非表示の中の私が残した情報、本当のやり取りなのかな。
がファイル1から6まであります。
これでも、私がこのファイルを残したのが2016年、2024年に更新。
そしてこのウージュ博士と05のやり取りが2271年。
現在と過去がなんか入り混じってますね。
ではファイルに。なおもいくれば。
059、2271年3月28日。
39:07
冒頭部分に同一のmemeと警告文が記載されているため省略。
ウージュくん、GOCに連絡を。そろそろ彼らの出番だ。
だが今はまだ本職を全うするようにと伝えておけ。
他の事項はおいおい連絡する。
愚者の日、エイプリルフールに誰が愚者かをはっきりしてくれる。
世界各国政府に次ぐ。
本日よりSCP財団は独立条約を破棄するものとする。
SCP財団代表059、2271年4月1日。
059、2271年4月4日。冒頭部分に同一のmemeと警告文が記載されているため省略。
やはりさすがは本部だ。私をここまで追い詰めてくれるのは本部しかない。
まるで冗談のように、一夜にして戦線を800キロほど南進させることができようとはな。
だがアノマリーを使ってきている以上、ここからは狂気の競り合いだ。
まだ覚えているか。あの予備の計画は必ず使うことになると再三言っていたものだ。
こんなことにはならないと君は堅くなにそれを予定表に組み込まなかったが、こんなことにはなっただろう?ほらな。ほらな。
予備計画の前提条件は見事に満たしている。
人類存続のためにそれらを使わないのが暗黙のルールだと彼らは思い込んでいるのだ。
なんと爪が甘いことか。
まだこの私を一週間前のような過去100年間にずっと戦線強強としながら彼らに言いなりだった傀儡O5だと思っているのか。
残念だったな。このO5-9を誰だと思っているのだ。
かつての傀儡O5がこれほど緻密な仕掛けを用意してくれるとは思わないだろうし、
三脱計画が筒抜けだったことでもてあそんでいた傀儡O5にまだこんな勇気があるとは想像もしなかっただろう。
だがこれは断じて勇気などではない。私が奮闘する最高目標なのだ。
傀儡君、君に通達する。ケテルを準備せよ。
ここに宣言する。第三次世界大戦は一週間以内に終息する。
これがファイル3…ファイル2ですね。
では次回はファイル3からやっていきましょうか。
42:02
これ一応この名前が既にイクレド、なおもイクレバの前に漢字が書いてるんですよね。
おそらく中国語で放題を言ってるのかなと思って無視してたんですけど、
ファイル3はちょっと違いますね。
なんか日式なんとか校さんって書いてますね。
ああ、美しき国土、カッコオプション。
次回はこのファイル3オプションから読んでいきます。
あと堀3つで終わりかと思ってたけど、
中に入れ子構造で長いのが入ってるとまだまだちょっと終わらなさそうな気もしますね。
では今回は堀5、非表示になっている状態の途中ファイル2までを読み上げました。
また次回。お疲れ様です。
43:08

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