00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-2377-JP オブジェクトクラス ケテル
特別収容プロトコル SCP-2377-JP 及びその痕跡を目撃した人物には記憶処理がなされます。
SCP-2377-JPの異常性を隠蔽するための情報改ざん、カバーストーリールフ、偽情報キャンペーンを、
SCP-2377-JPの痕跡が完全に崩壊するまで並行して実行してください。 SCP-2377-JP-Aは現在、プロトコルカーママーラによる管理下にあります。
説明 SCP-2377-JPは、地球外領域を含む不特定多数の地域に対して断続的に発生する確率論的異常現象です。
SCP-2377-JP発生時、対象となった地域では、複数の偶発的な事象、自然現象が一貫性を持つ形で発生することによって、
最終的に様々な方法で言語不定の文字列が形成されます。
この文字列は対象地域を聴観した際にも、最も反読が容易であるよう構成されてあり、
完全な形成後は一般的に予想されるものと同等の速度で自然崩壊します。
SCP-2377-JPは、アメリカ中西部の中央平原における大規模なミステリーサークルの報告によって初めて発見されました。
この現象は、下草が一定方向に薙ぎ倒されることによって、
ラテン語で「偉大なるものの誕生」という文字列が形成されているという異常な様態から即座に財団によって捕捉され、
類似事象の追跡が開始されました。
その後、10年間に渡り、SCP-2377-JPに関連する異常現象が断続的に発生していますが、
その頻度と規模は年々増加増大傾向にあります。
特に近年の一般社会における天体観測制度の向上や、
Google Earthを代表とする衛星写真技術の発達と普及も相まって、直接的な人類種に対する脅威ではないものの、
SCP-2377-JPの収容は、レベル0、Kクラス、ねじられたベール・シナリオに関する喫緊の財団重要課題となっています。
03:06
スピーカー 2
以下は、過去に発生したSCP-2377-JP実例記録の抜粋です。
実例58 発生地域 モンゴル ゴビ砂漠の約1620平方メートルの一区画
現象 突風により砂が…水石かな?
し、ドイツ語で、ともこそ彼の宝になるだろうと形成された。
多分…
あ、堆積でした。
実例94 発生地域 ロシア バイカル湖 北西三域
現象 小規模な崖崩れが発生 瓦礫はヘブライ語で、真の強者とは、転んでも泣かず立ち上がるものと形成した。
スピーカー 1
実例605 発生地域 インド洋海面
スピーカー 2
現象 漂流ゴミの集合により中国語で学問への道を登り始めると形成。
実例1941 発生地域 ルーマニア ホイヤ バキュー森林
現象 一帯において大規模にノウムが発生し、ギリシャ語で1位おめでとうと形成。
実例2399 発生地域 月 静かな海
現象 小隕石の落下により3メートル四方にインダス文字とおぼしき12文字のシンボルが形成された。意図は不明。
実例5507 発生地域 ポーランド マウオポルスカ圏一帯
現象 上空に予想されていなかった雷雲が発生。 複数の集中的な落雷によって発生した焼け焦げた跡がタイ語で100点満点と形成。
実例8256 発生地域 太陽表面
現象 黒天に 太陽風
なお、これにより複数の観測機器が日本語で最高となるメッセージを記録した。
実例17672 発生地域 木星大石半
かな? 大きい赤いマダラ
現象 渦のパターンにより英語で 世界一の湖と形成
保位1 実例17672 一番最後のやつですね。
06:03
スピーカー 2
実例17672で形成されたについて、日本に在住する10歳の若年男性 SCP-2377-JPAと指定の氏名であることが特定されました。
SCP-2377-JPAの出生日時は、SCP-2377-JPが初めて発見された日時と前後しており、
複数のSCP-2377-JP文字列で偉大なるものなどとして言及される人物は、 SCP-2377-JPAを示唆しているものと推測されています。
スピーカー 1
財団によるその後の追跡調査によって、 SCP-2377-JPは、
スピーカー 2
SCP-2377-JPAが何らかの分野、主に学業において称賛されるような成績を収めた直後に発生していることが判明しました。
スピーカー 1
SCP-2377-JPA本人は、学業への高い意欲を示しているものの、 SCP-2377-JPを認知しておらず、異常な素振りを見せる様子もないため、
スピーカー 2
SCP-2377-JPは、 SCP-2377-JPAが非自覚的に行使している異常性による現象、
もしくは、 SCP-2377-JPAの行動を常時監視している未特定の異常な存在に起因するものであるとの仮説が唱えられています。
SCP-2377-JPを恒久的に停止するため実行された SCP-2377-JPAの直接収容施行は、
実行直後に発生した SCP-2377-JPAの救助を求める旨のレベル4クリアランス制限に渡る前例のない大規模な SCP-2377-JP現象により即時中断されました。
また、 SCP-2377-JPAの成績評価システムへの介入・改ざんの試みについても、
SCP-2377-JPAへの不当な扱いを休断する旨で同様の SCP-2377-JP現象が発生しています。
スピーカー 1
これらの試行と、その度に発生した SCP-2377-JPに対する広域隠蔽工作が複数繰り返された後、
現時点では、 SCP-2377-JPAの直接的な収容を伴わない、
09:00
スピーカー 2
SCP-2377-JPの効果的な抑制方法が模索されています。
保位に、2000年1月22日、変則的な SCP-2377-JP現象が発生しました。
当時、SCP-2377-JPAは、通常の学力テストにおいて平均点を大きく下回る100点中23点を記録した旨を教室内で通達されており、
その後日、月の裏において、その点数数値の反復と思われる SCP-2377-JP文字列がごく小規模な形で形成されている様子が発見されました。
また、2000年4月19日には、SCP-2377-JPAが同種のテストで100点中41点を記録し、同様のSCP-2377-JP現象が発生したことが確認されました。
財団の調査によって、両事例の共通点が、テストを受ける数日前から、SCP-2377-JPAがゲームや遊戯などの娯楽に注力しすぎた結果、勉強をおろそかにしていたということが判明した後、
プロトコル・カーマ・マーラが実験的に立案・開始されました。
概要、プロトコル・カーマ・マーラは、SCP-2377-JPを間接的に抑制することを目的として、SCP-2377-JPAの成績状況悪化を誘発させるために、SCP-2377-JPAの行動・思考リソースを弁学ではなく、他の娯楽に潜入させることを目的としています。
プロトコル・カーマ・マーラの実行要素には、SCP-2377-JPAの周囲人物、両親、親族、隣人、担当教員、友人などのEクラス職員としての一時的雇用を必要とし、その協力の下で具体的には以下の行動がとられます。
ゲーム機器など、娯楽用に特化されたコンテンツの積極的供与、主に友人による遊戯・外出への頻繁な勧誘、主に両親・親族による旅行やテーマパークへのSCP-2377-JPAを伴った遊覧、趣味・思考に合わせた多様な分野の活動への誘惑。
12:01
スピーカー 2
プロトコル・カーマ・マーラが効果的だと判断された場合、SCP-2377-JPAの成長及び趣味・思考の変化に合わせ、これらの実行要素を継続的に更新していくことが必要となるでしょう。
プロトコル・カーマ・マーラが開始されてから、SCP-2377-JPAの成績及びSCP-2377-JPの発生件数は緩やかな低下傾向にあります。
このまま効果的に発生抑制が可能と判断された場合、SCP-2377-JPはEuclidクラスオブジェクトに再分類される予定です。
Kクラスシナリオ・ケテル・テレパシー・人間型・地質・変容・天候・惑星・時空間・未収容・知性・確率・精神観音・素で喧嘩コン21というコンテストのSCPなんですね。
注釈が一つ。木星の氷層雲の中に存在する直径約16500kmに及ぶ超高気圧性の巨大な渦。
どれのことだ?
木星…木星…あれ、ない。
木星の氷層雲の中に存在する巨大な渦。
あった。木星大石藩かなって言ってたやつですね。
実例17672、17672のやつです。
勉強の成績が良いと異常現象が起きるので、それを妨げようというものですね。
なんでこの子に関与しているのかは謎と。
ともこそ彼の宝になるだろう。
真の教者とは転んでも泣かず立ち上がる者。
スピーカー 1
学問への道を登り始める。
一位おめでとう。
100点満点。最高。世界一の子。
ちょっとグッドオーメンズのあれを思い出しましたね。
スピーカー 2
ではまた次回お会いしましょう。お疲れ様です。