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2022-05-20 23:07

【使える経営学 #15】最も能率の高い組織形態とは

【テーマ】

効率を上げるためには、どのような組織作りをすればよいのだろうか?

“効率”に焦点を当てて解説します。


【内容】

・おさらい「組織とは?」→能率を上げるために意図的に仕組まれたもの。

   組織を作る時の工夫→専門化の原則、命令一元化の原則。

・ライン部門とスタッフ部門。

・過程的分化(第一次的分化)、要素的分化(第二次的分化)、部面的分化。

→組織が大きくなると要素的分化が起きる(人をバックアップする部門)。

→さらに大きくなると部面的分化が起き、マネジメントを専門的に行う(経営者がやるべき仕事を一部担う)部署が必要になる。

・組織が大きくなるほど色々な役割分担ができる→効率アップ。

・現代の組織の多くが、ラインアンドスタッフ組織。


【深堀り】

・効率の高い組織を追求することは重要だが、突き詰めると何が起こるか?

→今回のテーマは“効率を上げることが経営の全て”と思われていた時代の話。

→「管理」と「マネジメント」の話と関連。

→現代組織でも効率が落ちている場面は見受けられるので、管理の知識を活用することも重要。

・現場(ライン)の前線の人から「上司は現場のことをやらない」「あの部署は現場のことを知らない」という不満が聞こえる…。

→とても日本的な指摘。アメリカ経営学の輸入のため、感覚的に日本には当てはまらない部分はあるかも。

→管理者(上司)の仕事について理解をしてもらうこともひとつの方法。

→現場を手伝うのが本来の管理者の仕事ではない。現場と管理者としての仕事の両方が中途半端になる危険性。

→部下の側も管理者の仕事について理解する姿勢が必要。


【出演】

佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)

いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)


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