【テーマ】
企業の進展と発展―経営を続ける目的―
【内容】
・お金儲け→企業の存続→新しい物を生み出すこと(イノベーション)が必要。
・経営者は、儲けたいから経営を続けるのか?
・松下幸之助…生産こそ復興の基盤。産業人の使命。
→雇用をして失業を無くす→豊かさの実現。
・シュムペーター…社会の発展には変革が必要で、それを担うのが起業家(企業家)。
→起業家の使命はイノベーションを起こすことである。
・進展=漸次的に良くする(1を2にも3にも磨いていく)
・発展=イノベーション。非連続的、飛躍的。(0から1を生み出す)
・進展も発展も企業の仕事。
→安定的に製品やサービスを提供することと、新しい物を生み出すことの両方が必要。
・物が売れなくなっている現代には、発展が重要。
→少し良くなるくらいでは購買行動に繋がらない。
→私たちは今までにない物にはお金を出す傾向がある(生活を変えてくれる)。
・ひとつの会社が進展と発展をするのは、意外と難しい(ベクトルが逆)。
→人が発想の転換をする難しさ。どちらかに寄ってしまいがち。
・例)SONY(進展が得意)とApple(発展が得意)
・合理的な競争優位の獲得(進展)
情報の流れ:企業←顧客(市場)。顧客のニーズに応える。分析。
・創造的なアイデア創出(発展)
情報の流れ:企業→顧客(市場)。新たなニーズを創り出す。提案。
・合理的な経営と創造的な経営を上手く両立するために、経営者の裁量が必要。
【出演】
佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)
いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
★皆さんからのおたよりもお待ちしています!
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【番組一覧表】
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【使える経営学シリーズ】
“ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。
日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。
リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。