音声と動画を使い分ける視聴スタイル
あなたは普段、家事や通勤をしながら音声番組を楽しんでいるかもしれません。 ただ、ここで驚くべきデータがあります。
あのー、Aキャストの調査によると、視聴者の88%が音声だけでなく動画も併用しているという結果が出ています。
はい、これは非常に高い数字です。 もはや音声メディアは耳だけで楽しむものという前提が崩れつつあります。
本日は複数の記事をもとに、あなたの視聴スタイルが今後どのように変わるかをひも解いていきます。
なるほど。正直なところ、画面を見ずに何かをしながら聞けるのが最大の強みだったはずです。
それなのになぜわざわざ動画の需要が高まっているのか、最初は不思議に思いました。
ええ、その背景にはですね、リスナーが利用シーンに合わせた柔軟な選択肢を求めているという理由があります。
柔軟な選択肢ですか?
はい。例えば自宅のソファーでくつろいでいるときは画面を見て動画として楽しみます。
そして外出時や移動中は画面を見ずに音声だけで聞く。
視聴者は自分の状況に合わせて最適な受け取り方をその都度選択しているわけです。
ああ、確かに。メディアの形に人間が合わせるのではなく、人間の生活スタイルにメディアが合わせているといえます。
おっしゃる通りです。プラットフォーム側もこの動きに素早く対応しています。
Amazon Musicの事例がありますね。
日本を含む6カ国でビデオ・ポッドキャストの提供を開始しました。
アプリ上で動画と音声をシームレスに切り替えられる仕組みを導入しています。
はい。配信サービス側も同様の動きを見せています。
番組の音声ファイルを保管した配信するトランシスターは、
全画面の動画プレイヤーを全面に出した画面デザインのシネマを公開しました。
はい。各社が動画と音声を行き来しやすい環境を整えているというわけです。
ただ、ここで新たな疑問が浮かびます。
どのような疑問でしょうか?
選択肢が増え、動画と音声の境界線がなくなる中で、
リスナーは無数にある番組の中からどのように聞くコンテンツを選んでいるのかという点です。
トピック検索とRAIDER
あ、それについてはアメリカの調査会社SSRSのデータが明確な答えを示しています。
ほう、どのようなデータが出ているんですか?
番組選びの決め手として最も多いのはトピックに関する内容で64%を占めています。
次にパーソナリティが53%と続きます。
なるほど。誰が話しているかよりも、何について話しているかが重視される傾向にあるわけです。
ええ、そうです。
トピックがそれほど重要なら、自分が興味のある話題だけを効率よく探したいはずです。
ここで新しい検索技術の登場が鍵になります。
はい、パーティクル社が発表した検索エンジンであるRAIDERというサービスがあります。
これが非常に興味深い技術です。
ええ、とこのサービスは13万以上の番組を対象にタイトルや説明文ではなく、実際に話された会話の中身を検索できる技術です。
実際に話された内容を直接検索できるんですね。
はい、放送後数分以内に内容が文字起こしされ、誰が発言したかのラベル付けまで行われます。
つまり、企業名や人物名で検索すれば、番組内のどこでその話題が語られたのか正確な場面を見つけられるわけです。
そういうことです。タイトルや概要欄の文章に頼る必要がなくなります。
これは情報へのアクセス方法が根本から変わることを意味しています。
自分の求める情報が番組の何分何秒にあるのか、そこにピンポイントで到達できる仕組みです。
ええ、リスナーは無関係な話題を飛ばして、関心のあるトピックが登場した瞬間にすぐアクセスできます。
圧倒的なスピードで目的の情報にたどり着けるわけです。では本日のまとめに入ります。
動画化の推進により、リスナーは状況に応じた視聴スタイルを選べるようになりました。
はい、そして会話の文脈まで検索できる技術が、求める情報へのアクセスを圧倒的に早くしています。
音声と動画の切り替えによる多様化と、中身を直接探せる技術が、今後の新しいメディア体験を形作ります。
間違いありません。情報の探し方と楽しみ方がここから大きく変化していくと考えられます。
必要な数分だけを聞く時代?
最後に、これを聞いているあなたに新しい視点を投げかけます。
番組内の会話がピンポイントで検索できるようになれば、私たちは番組全体を最初から最後まで聞くのをやめてしまうのかもしれません。
なるほど。
必要な数分間だけを切り取って消費する時代になるのだろうか。そんな新しい問いを残して、今回は終わります。