こんにちは、上野綾です。しゃべりながら考える、この番組は、仕事で街や人の声を聞くのは好きな私、上野が、自分自身の身の回りの出来事、見たもの聞いたもの、
長年向き合えなかった好きなものなどについて、考え考えお話ししていく音声配信です。
あっという間に10月が終わりますが、今月は人に会う機会が多くて、久しぶりにお会いする方とのお約束とか、初めましてでランチ行きましょうとか、
長年の付き合いになる学生時代の友人と久しぶりにランチしましょうかとか、家族行事としてご飯お祝いがあったり、あと運動会があったりと、
なんかこうイベントシーズンっぽい感じになってますね。人に会っていろんなお話をさせてもらっています。
いろんな分野の知り合いに会っていろんな話ができるので、この人とはこの話、この人とはこの話、
それが着地するしないとか関係なくキャッチボールを楽しめる相手であることも多いので、
なんか話が思いもよらない方向に転がっていくっていうのをね、意識的にこう話す機会作らないとなかなかないですよね。
仕事で雑談も減ってくるし、人に会う機会もないまま仕事が進むことだってあるし、私も割とそうなんですけど、
なので時間をいただいて会ってもらえるのはありがたいことだなと思っております。
さて今日なんですけれども、そんな中直接会うとも違うけど、直接見たもの聞いたものの話、古川ゆたかを7年ぶりに見たよという話をさせてください。
いや7年ぶりだった。びっくりした。そんなに空いてる感じしなかったんですよ。自分の中ではね。
ローピングパンダのフロントマンでもある古川ゆたかさんのソロのバンドセットのライブ、全国ツアーの最終公演が
先週の日曜日、東京新大阪のフィーバーというライブハウスで行われまして、見に行ってきました。
まあしょうがない。私はスターの話をするときは私とスターを切り離せないというか、私自身のこともお話ししてしまうので、
それも織り混ぜつつ、今回のライブで感じたことなどお話できたらいいなと思っております。よろしくお付き合いください。
あんまり7年空いてる感じしないんですけど、2015年ぐらいから北九州とか福岡とか山口とか、その辺りに2年ずつぐらい住んでたんですね。
その間ずっと古川さんはコンスタントに福岡でライブされてたんですよね。アコースティックとか弾き語りとかバンドセットとか、いろんな形態なんですけど。
なので振り返るとね、たぶんその頃2015年から19年ぐらいは年に3回ペースで見てたんです。たまに東京での公演に行けると思って行ったりとかもしてたしね。
コロナ禍ですね。山口から始まるはずだった47都道府県ツアーのまさに山口公演、初日チケット取ってたんですけど、公演がなくなってしまって行けなくなったんですよね。
そのままご無沙汰しているという感じだったんです。その間、バンドとしてもドーピングパンダが再指導したりとか、古川豊としてもアルバムが出たりライブに回ったりとかはしてたんですけど、
私自身の生活スタイルのサイクルと、興行のサイクル、東京でやるタイミングとか、あとはその場所だったり日時だったりというのが噛み合うタイミングがようやくこたびしっかり噛み合ったという感じだったんですよね。
まずはその7年ぶりかというところにびっくりしてしまって、ちょっと緊張しちゃったんですけど。さらにもう一つ緊張する要因があって、今回ね整理番号が私めちゃめちゃ抽選だと思うんですけど、良かったんですよ。
近くで見ることができたんですね。これまでずっと社会人になってライブハウスに行くようになってからというもの、もうほぼ真ん中より前には行ったことがない。
真ん中より後ろで、できればちょっとゆとりがある、後ろでもいいと。壁際でもいいと。ゆとりがあるところで、ルンタルンタしながら見るとか、全体のお客さんの跳ねてる様子を見るとか。
自分も跳ねるときでも真ん中ぐらいかな、行ったとしても真ん中ぐらいだった気がするんですよ。
それがね、この整理番号なら最善いけるんじゃないのっていう友達の言葉に文字通り背中を押されまして、会場してテクテク入っていって、そんな別に走ったりなどしませんよ。大人ですから。
進んで行ったら前空いてまして、スルッと入れていただいて、ステージの柵前で見た。初めて見た。びっくりした。全然世界が違いました。あんなに違うんですね。
近すぎて緊張するし、後ろのお客さんがどんな感じかもやっぱりちょっとは気になるし、でもそんないろんなことを気にしてる場合じゃないぐらい、演奏始まっちゃったら、ライブ始まっちゃったらもうね、目の前の景色
に集中するしかないんですけど。
まずそこにあわあわしちゃって。でも近くで見るとなおさらギターボーカルの方の所作とか、すごいんですよ。ギターめちゃめちゃ弾いてるんですけど、ギュインギュインな曲も割とあって、リフでイントロ出してカッティ
ングに切り替えて歌って、ソロ弾いて、それでお立ち台立って、またリフ弾いて、歌戻ってとか。
その一連の作業、作業ね、もう所作ですよ。職人の所作を見せつけられているようというか、見せていただいているような感じでしたね。ありがたいありがたい。もちろんこう音楽に身を委ねる瞬間もあったんですけど、視
覚情報がやっぱり強くてね、これが最善の景色かと思いました。
バンドのアンサンブルも良かったんですよね。フォックスキャプチャープラン。今の朝ドラブラッサム?あ、山口だ。岩国だ。岩国の話じゃないですか。宇野千代さんね。あの朝ドラの音楽を担当しているフォックスキャプ
チャープランというバンドがありまして、そのバンドのドラマー、井上司さんが今回のツアーのドラマーを務めていて、
ウニガメタクトさん、ベーシストがいらっしゃって、ギターボーカルでスターがいるという3人のアンサンブルだったんですけど、それもまた万尺でね、がっつりセッションしている感じ。土台はしっかりしてブレないんだ
けど、その上で自由にセッションしていて掛け合いも可能みたいな、その生のやり取りが見られた。しかも近かったというので、視覚情報と、まあ聞こえてくるもちろん音もなんですけど、
作品を生で聞けたというのもあるんですけど、そのライブとして生物としてその場で起きていることを視覚情報を含めて受け取ることができたっていうのは本当に良かったですね。
3人のテクニックももう一人一人がんみしても追いつかないぐらいの速さだったり凄さだったりするんですけど、それを3人こう、どこ見たらいいんだろう、やっぱりスターかなみたいなことを考えながら視線を動かす
のも、まあ視線を動かさなくても見えてるんだけどね。3人わーって見えてはいるんですけど、贅沢にも浴びることができたのは、いやー良かったですね。
私ね、特にその、北九州、福岡、山口に住んでた頃はある程度、自分の中でも腹が決まっていた感じがあるんですけど、特に北九州、福岡に住んでいた頃ね、2年おきに住まいが変わったり、次どうなるか分からない、
次どうなるか分からないってことは生活が不安定だから、そこで仕事をどれぐらいやったらいいのか分からないとか、
お役に立てるのかも分からないとか、誰が一緒に仕事してくれるのかも分からない、みたいな状況になってたことがあって、仕事のことだけじゃなくて、生活全体が不安定というか定まらなかったんですよね。安定はして
たかもしれない。空に困るとかのそういう不安定さとは違うんだけど、先が見えない。
特にどっちに行けばいいのかっていうのが、自分がこうしたいはあるかもしれないけど、それが本当にしばらく続くのかとか、途中で進路変更を余儀なくされてしまうのであれば、もう最初からその道には進まない方がいい
んじゃないかとか、結構考えてしまう、考え込んでしまう時期だったんですよ。
そんな頃に聴いてたスターの楽曲が、今もそうなんですけど、ドーピングパンダが解散して、ソロが始まってっていう時系列なんですけど、特に初期の古川豊作品って、日本語がね、初期から中期、今はもうですけど、ど
んどんどんどん深まっていくというか、
日本語で飾らない言葉で不安とか、自分の柔らかい部分みたいなものを表現する楽曲が結構多くて、当時はそれはそれで、スターこんな歌詞を歌われるんですか?みたいなびっくりはあったんですけど、それをびっくり
しつつも、結構励まされてた部分があるんですね。
自分がこうしたいとは、違う力が働くかもしれない。じゃあ、だからといって歩みを止めるのか、止めるわけにもいかないなとか、そういうなんかいろいろグタグタ考えてた。自分にまっすぐ、わりと届いてきたことがあ
って、もう先が見えなすぎてね、夜一人で小倉の街を徘徊してたこととかあったんです。
公演とか、まあ散歩なんでね、そんなに危ない大会じゃないんだけど、でも夜散歩しながら、ずっと聴いてた楽曲とかを思い出したりして、結構私の中では支えになってくれていたというか、どんなことがあって、どんな先
が見えない状況にあっても、手は動かし続けて、曲は生み出し続けて、言葉も綴りながら作品としてコンスタントに届けようとしている姿も含めて、すごく励まされていたんですよ。
そう、そういうのも思い出した。当時の状況からすると、今の暮らしも全然様変わりしてしまって、それはそれで不安定っちゃ不安定なんですけど、でもこうやってコンスタントに歩みを止めず、さらに途中でその日本
語の表現とか、音楽的にも変わってるとか、ボーカルが変わってきたとか、そういういろいろなディティールの変化とかもあるんですけど、
スターのファンへの向き合い方の変遷みたいなものとかも感じてしまって、私は特にスターが当時、今もですけど、自分の枠を決めずに押し広げていく様がとてもすごいなと思っていて、ロックスターだからとか、ドーピ
ングパンダの人だからとか、古川豊さんだから、こういうことしないよね、みたいなところをたまに広げていく瞬間があって、
今までやらなかったことをやってみようって言って、弾き語りツアーが始まったりとか、そう、一回ね、スケジュール的に敵わなかったんですけど、一回東京であった年末のライブで、物販にサンタブーツを自分で準備した
ってことがあって、その動画もね、公開して、柄でもないけど、ファンに向けて愛を届けるなら、まあそれでもいいかっていう趣旨で、異役ですけど。
サンタブーツを詰めてるスターの動画が上がった時に、もう痺れましてね、こんなことするんだと思って。ライブにはいけないことがわかっている。でも、物販にはいこうと思って、そのサンタブーツを買いに、子供のお迎
えをちょっと早めて、車に乗せて、これからお買い物に一緒に行ってくれる?って言って頼んで、うんいいよ、みたいな返事をもらいながらですね、
会場の物販に並んでサンタブーツをゲットしに行ったことがあります。そのままお家に帰りました。でもそういうとこなんですよね。限界とか、俺はここまでしかやんないよとか、どんなにキャリアを重ねても、自分で柵
を越えていくというか、たぶんそこにはきっと枠があったはずか、まあでもな、その枠があったかどうかは私にはわかんないですけどね、厳密には。
でも、スターはこう、みたいなものを、自分の力で押し広げて進めていく、それを作品にして届けていく、みたいなことが、私なかなか押しって言葉を使うのに抵抗があるんですけど、押せるポイントそこだなってすご
く思いましたね。
そうなんですよね。で、それを見てると、期待のロックスターがサンタブーツに、しかも自分の顔のプリントのアクキーと自分の顔のプリントのマシュマロをつめつめして、ファンに届けようと急いで準備してる様を見せら
れて、お前は何をそんなに自分のいるエリアで縮こまってるのって思っちゃうんですよ、スターの姿を見るとね。
さっきご紹介してた生活が不安定でとか、私のご迷惑にならないようにっていう配慮ではあるんだけれども、それを先回りして、本当にご迷惑になるかどうかはさておき、ご迷惑に違いないからこれはやめときましょう
って言って、先回りして何かを止めてしまったりとか、対話の機会を自分から閉じてしまったりとか、そういうことを割とやりがちなタイプなんですけど。
何をやってるのって言われてるみたいで。ロックスターがこんなに枠を押し広げようとしてんのに、お前はそのあるかわかんない、よくわかんないそのちっぽけな檻の中で何をしてるんだねって自分自身に思ってしまうん
ですよ。
で、ちょっと吹っ切れたりとか。もちろん周りの方にご迷惑をおかけしないのが一番だとは思いますけど、対話を閉じることなく状況になった時に相談するとか、そう、一人で勝手に先回りして閉じるっていうのはやめ
よう。
もしできるなら自分の力でグイグイ、やっぱり年齢重ねていくとなおさらそうだと思うんですけど、限界とか私はここまでみたいなのを決めた方が安全だし安心しますよね。でもそれを少しずつでもいいから広げていきたい
なという気持ちにさせてもらってる気がしますね。
なんかそんなことを全部思い出しました。いや、ライブ見てる間はね、思い出す余裕なかったけど。要所要所で今回またセットリストがさ、まんべんなくて、これまでの13年間のキャリアと発表してきた作品の中から、
その構成に合わせてうまいことこう組み立てられていて。
定番曲も結構多かったっちゃ多かったんですけど、でもだからこそ燃えるみたいなことはありますよね。7年ぶりだしね。いやー、ぶち上がりましたね。
で、その7年ぶりと言いつつサンタブーツを買いに行った2024年の11月秋には、ドーピングパンダのライブも実は見に行けているので、そう古川豊さんという人を7年ぶりに見たというわけじゃないんですけど、や
っぱりドーパンとソロ活動は成り立ちも違うしスタンスも違うと思うので、ソロ見られてよかったなという気持ちでおりました。
私本当推しという言葉を使うのを本当に苦手で、はばかられると思ってしまうのと、あと生身の人間をどんな職業であれね、推すっていう感覚が結構自分と相性よくないと思っていて、コンテンツは好きなんです。作品は好
き。
だからその古川豊だったら、アルバムが好きとか音楽が好きっていうのはもうゴリゴリに言えるんですけど、でも人を推すとなると、いやー推しかつ向いてないと思うんですよね。こう距離感がわからなくなってしま
って、すごく引いてしまう部分もあるから。
ですけど、でもまあその先ほどお話しした点、自分で枠を広げている部分に関してはやっぱりスターのことは推せるなと思っているので、そういう意味では唯一に近い推しなんだろうなと今回も思いました。
で、一緒にいてくれた友達が、推しのライブで最善に行けるのに最善で見ないなんて嘘だみたいなことを言ってくれて、私はすぐ後ろにいるからあんたはここで見ろって言ってね、ちゃんと最善譲ってくれて、いやー大変よ
かったです。見たことのない景色が見られました。
おりしも、今回の今年8月に出たばかりの最新アルバム絶景って言うんですけど、まあまあ絶景っちゃ絶景だった。すごかった。ありがとうございました。続けてくれてありがとうございました。もうありがとうは無限に
出てきますよね、本当にね。
心身健やかに、その時々のコンディションに合わせて作品が出てくることを本当に楽しみにこれからもしています。だってスターはどんな時でも作ってきたんだものっていうのを受け取ってきたので、見せてもらえる
ことを楽しみにしてますし、またライブ行かなきゃなと思った。7年空けてる場合じゃないなとも思いました。
1回行くとそう思いますよね。もちろんその生活サイクルがまた、なんですか、惑星同士の出会う周期みたいなもんで、周期的に重なる部分っていうのは、あと何年先になるかわかんない。毎年行けるかどうかわかんない
けど、これまでのその7年間に比べたら、そこまで激動じゃないんじゃないかなとはちょっと楽観的に思っているので、またライブ行かなきゃな。
行けるように日々を乗りこなしていこうという気持ちになりましたよ。まあもちろん古川豊かに限らずね、ドーパンもそうだし、ドーパンだけじゃなくて他のライブにも行きたいなって思うし、どうしても生活の変化でな
かなかそれが叶わない状況になることも、もちろん私だけじゃないと思うんですけど、みんなこういう局面にぶち当たることはあるんだよなとは思ってますけれども。
でも大人になったら大人になっただけ。あと生活環境が変わったら生活環境が変わったなりに楽しめる方法って広がっていくと思うので、現地が難しかったら配信で見るとか、それぞれの形で。でもやっぱりライブ会場で見
られるものってやっぱり大きいなと今回は特に思いましたね。
よかった、本当に職人の所作をあんな近くで見せていただける機会があるなんて。なくても楽しめていたからなおさら知らない景色を見ることで得たものがたくさんありました。今回ね、アルバムがサブスクで聞くと特に
ジャギジャギしてるんですよね。
CDもそのライブ会場で買って、グッズがほとんど売り切れてて、残念ながらタオルとかアクスタとか買えなかったんですけど、CDは現地で買うぞと決めていたので、現地で買って帰ってきたんですけど。なんかこう
CDプレイヤーで聞いてみるとまたちょっと聞こえ方が変わって、サブスクと違うのは古川さんのこのアルバムに限らずだと思うんですけど。
でも、これまでの古川さんのアルバムと並べて聞いても、今回のアルバムは特にエッジーというか、ジャギジャギしてる気がサブスクで聞いても特にするので、よかったら聞いてみてください。CDが欲しい?お持ち
します。友人・知人各位お声掛けください。
わぁ、CDとサブスクで聞こえ方違うって言ったりとかさ、ブックレット熟続したりとかさ、機会としては一頃よりは減ってしまいますもんね。何組そういうことをするかみたいなことも含めて機会としては減ってしまう
ので、またこういう機会を増やしていけたらなと思っています。
しゃべってしまった。お付き合いありがとうございました。この番組では皆さんからのお便り、メールやX、スポティファイのコメント欄からお待ちしております。お気軽にどうぞ。Xのハッシュタグは、しゃべりながら考
えるでお待ちしております。ではまた来週です。しゃべりながら考える上野綾でした。