モブ野球部の苦悩
頭と尻尾はくれてやれ!投げい始まります。 今日のテーマは、モブ野球部と彼らの苦悩、です。
野球部の後輩に手を引かれ、人気のない野球場の片隅に連れて行かれた私。 真剣な眼差しの彼に突然強く抱きしめられて、もう大変。
私、どうなっちゃうの? こんにちは、アスマです。
この番組では、FX大好きアラフォーゲイのアスマが、週の始まりを明るく楽しくおもとに、ちょっとした暇つぶしになるお話をしたり、
かわせ相場について語っております。 と、毎回工場で言ってるんですけど、かわせ相場について
語ってないですね、最近。 前々からね、後半に喋っていた相場のシナリオの部分が、ちょっと邪魔だよね。
映像もなしに、音声だけだと何を言っているのか、よくわかんないしね。 まあ今後どうしていくか固まってきたので、いずれ動き出したいと思います。
なんて言ってたんですけど、 いや実はね、YouTubeチャンネルを開設したんですよ。
まだ何の投稿もしてないんですけどね。 ポッドキャストの方はトークテーマだけにして、YouTubeの方は
その相場シナリオのチャートの映像をくっつけて配信したら、どうかなーなんて思ったんですよ。
が、あのこれまで配信したエピソードの遺跡だとか、動画撮影をするとなると動画編集も必要になってくるので、
こりゃ一筋縄にいかんぞと思いまして、とんざしてるんですよね。 このままポッドキャストだけやってたら、ゲイと投資と40代の投資部分が抜け落ちて、ただの40代ゲイになってしまいますね。
てか自己紹介の回でも話したんですけど、今の自分実際に40代ですらないので、ポッドキャスト番組ゲイになってしまいますね。
何の番組だよ。 でね、先日たつきくんとコラボ配信をしまして、たつきくんの推しポッドキャスターを聞かせてもらったんですよね。
で、一つ弁明をしたいんですけど、あの ゲイライフを考えるのチャンネルですって言われた時に、俺えって言ったじゃないですか。
えって反応違うだろって自分でも突っ込んだんですけど、あの 元々ね、たつきくんと俺と交互に紹介して、いったんたつきくんの無しにしてくださいって言って無しにしたんですよ。
で、じゃあまた改めて撮るってなったから、俺てっきりね、同じ内容をちょっと肉付けして話されてると思って、 よしじゃあ初めて聞く反応しなきゃみたいな感じで心構えをして聞き始めたんですよ実はね。
そしたら、あの全然違う方向から違うチャンネルを紹介されたんで、え?と思って、それでのえ?でした。
何そのチャンネルみたいな、そういうことのえ?ではないので、ここで弁明をさせていただきます。
真古代のおかわりどうですかっていうチャンネルを紹介していただいてね、 俺本当に申し訳ないんですけど、あまりちゃんと聞いたことがなくて、番組名はね、アートワークもすごい可愛いし、
とびとびで聞いたことはあったんですけど、ちゃんと聞いたことがなくて、 で紹介していただいて、1から全部バーって聞いてたんですけど、そしたらね、割とすぐに大輝さんと真古代のおかわりどうですかのチャンネルに
Xでフォローしていただいたんですよ。もうそれにめちゃくちゃびっくりをして、たつきくんにすぐフォローしていただいたんだけど、つって報告をしましてね。
それだけにとどまらず、なんとですね、岡堂のチャンネルで、当チャンネルに触れていただいたんですよね。本当にもう、それもね、たつきくんも発狂案件で、すごい感動しておりまして、2人でね、ちょっと感動を分かち合いました。
はい。 あんなね、人気番組に紹介して触れていただけるなんて、本当にありがたいことですし、
本当になんていうか、あのゲイのユータのピーチクバーチクのユータくんも言ってましたけど、ゲイっぽ界隈の人たちって、すごい温かい人が多いなと思います。
自分もそんな温かい人間でありたいなと思いますね。はい。
もう一つね、本当にこれ、ポッドキャストを始めた当初から申し上げております、
七夕にコラボしたい相手方がいらっしゃるんですよ。で、さすがにそろそろと思って、先日あの、ぜひお話しさせていただけないですかっていうお話をしたら、なんとOKをいただきまして、いや本当に嬉しい。
けど、とてつもなく緊張してますね。 いつも配信されている音声だけしか聞いてない方と会話のキャッチボールをするんでしょう。
いやー、喋れるかしら。とても心配。 まあでも変に暴走しないように、相手方のいいところ、いろいろ聞けたらいいなと思います。
はい。さて、そろそろ本題に行きましょうか。 今回は冒頭に工場行ったからいっか。はい、ほんじゃサクッと参りましょう。
オープニングでも触れたんですけど、先日辰木くんと対談をした時に、 ゲイの後輩に感動しながらも全然タイプじゃないんですけどって、かなり念を押されてすげー笑ったという話をしたんですが、
それからその話をした時からね、当時のことをいろいろ思い出しましてね。 当時は体育会に所属していた時の
起きた出来事っていうのを、それはそれは熱意高くミクシーに日記としてしたためていたので、 見返すとね、なかなか過去の自分に刺激を受けることもあります。
今日はその中で野球部のことの思い出を一つ語りたいと思っています。 自分は東京の名前はまあ普通に知られているような大学に通っていました。
大学に通っていた方でも意外とご存じないと思うんですが、 大学内には部活というものをやっている体育会という人たちが存在します。
基本的には大学に入学をして、 先輩方から勧誘を受けて入部をするっていうパターンが多いんですが、大学のビジネスを
勧んでいるスポーツはそうではない場合が多いです。 例えば箱根駅伝とか出雲駅伝を走る陸上部。
陸上部は名の知れた大学であればあるほど推薦枠というものしか用意されていないはずです。 また野球部もそうです。
大学野球で全国大会に出たりとか、 ドラフトでプロ野球に行ったりすると、とてつもない広告党になるのでスカウトされたりとか推薦をされたりということで大学に入学をして寮生活をして野球づけの大学生活を送っています。
そんなガチガチのビジネスを勧んでいる部活に入っていることを普通に入学して、 勧誘を受けて部活に入りましたっていう人とステージがそもそも違うんですが、
基本的にどの部活もきついはきついので、 大学生になってまで体育会をやろうという人はやっぱり特殊なんですよね。
だから横のつながりというか仲間意識というのは強い方なんです。 自分はその中でも野球部の子と特に仲が良かったんですよね。
自分が体育会にいた約20年前の当時と2025年の現在では状況もだいぶ違うと思うんですが、
当時の野球部は1学年に20人から25人、 全学年で言うと100人近くの部員がいました。
それが寮生活をしているんですからそれはもう大変です。 そして野球部というのは9人でグランドに立ちます。
ベンチ入りするメンバーを考えてもトータルで30人程度。 あれ?部員100人以上いるのに30人って他のメンバーは何してるの?
と思われるかもしれませんが、当然ながら試合には出られません。 ユニフォームを着ることもなく大学の制服
ブレザーなんですけど、ブレザーを着て一般人と同じ観客席で応援係をすることになります。
とても残酷な話ですが、大学生活4年間、 ユニフォームを着て試合に出るという経験を一度もしない子もザラにいます。
スタメンというのはそう簡単に変わるもんじゃないんですよね。 ベンチ入りするメンバーもそうです。
他の大学の生徒だったり、よく野球場に応援に来るおっちゃん、 大学の内部の人間ですら、そのあぶれた数十人の野球部員たちはモブとしてしか見ていません。
毎回試合に出ているメンバーは名前とかポジションとか出身高校とかも覚えられているけど、 モブの子たちは顔も名前も誰も覚えていません。
だから腐ってしまう子がとても多いのです。 野球部として大学に入ってきたものの、当然大学生は大学生ですから、普通に授業に出て単位を取らなきゃいけないわけなんですけど、
やさぐれてゲーセンに入り火だったりだとか、禁止なのにタバコを吸ったりだとか、 練習だってスタメンとかベンチ入りのメンバーの土台にしかならなくて身が入らないから目が出ない。
だからずっと活躍できない。 だからずっとユニフォームすら着られずブレザーを着て応援席になきゃいけない。
野球部の思い出
本人の努力の問題だろうと思うかもしれないですけど、自分だったらどうかなと考えると同じように腐ってしまうのではないかなと思ったんですよね。
俺はその野球部の現状を知った時に、これはなんとかせねばならないと思ったんですよね。 みんなただの野球好きの子っていう枠組みじゃないんですよ。
スカウトや推薦を受けてきているわけですから、各地方の高校野球でキャプテンをやっていたりとか、
地方大会で何年ぶり、何十年ぶりに優勝をもぎ取ったキーパーソンになった子だったり、それぞれが野球というステージで活躍してきた経歴を持っている子たちなんです。
それだけでとても素晴らしいことなのに、モブ扱いされることで輝きを失ってしまうなんてそんなもったいないことありません。
そこで自分が取り組んだのは、野球部暗記カードを作ることでした。
約20年前は、昨今と状況が違うところ多いかもという話を冒頭でしたんですけど、その顕著な例として挙げられるんじゃないかなと思うのが、
当時は大学の野球部の公式のね、ちゃんとしたホームページに各野球部員の顔写真と名前と出身校と生年月日とポジションが掲載されてたんですよ。
あ、ポジションってタチとか猫とかじゃなくてね、ピッチャーとかファーストとかね。
今のコンプラじゃ考えられないですよね。当然今見たら載ってなかったんですけど。
で、自分はですね、その顔写真を全部印刷して、フラッシュカードの表に貼り付けて、その裏に名前と生年月日と出身校とポジションのステータス状況を書いてね。
で、時間がある時に本名でインターネット原作をして、その子が高校野球で活躍した過去のニュース記事なんかがあればね、その内容を書きたりしたりしてね。
全部印の暗記をしたんですよ。もう当時からネットストーカーの気質ありありですけどね。
まあ別にネットストーカーではないんですけど。それでね、野球部は大学に行く時も制服、あのさっきお話ししたブレザーを着ていかないといけないしきたりだったので、
大学内とか野球場とかですれ違うとすぐに分かるんですよ。うちの大学の野球部の子だなっていうのがね。
だから必ずすれ違ったり会ったりした時に名前を呼んで話しかけて、時間が許せばその子が活躍した時の高校時の話とかをしたりしてね。
最初は、「なんで俺の名前知ってるんですか?」とか、「えっ、なんでキャプテンだったの知ってるんですか?」ってすごい驚かれるんですけど、話してるとすごくね、
生き生きと語ってくれてね、「あーそうだよね、やっぱりこうじゃなくちゃ!」って思ってました。
野球部の同期からは、「俺ですら1年の名前全部覚えてねーのに、あすまおめえすげーな!」って言われたりもしましたけど、
まあそんな感じで特にね、野球部の子とは仲が良くて、ありがたいことにとても慕われていました。
野球部の寮は部外者の一切の立ち入りが禁止なんですけど、時々ね、あのこっそり泊まりに行くみたいなイベントもあったりしてね。
誰が俺と寝るかで野球部員同士が喧嘩するみたいな、もうリアルやめて私のために争わないでみたいな状況になったりもして、
出会いの瞬間
あれが多分人生で最初で最後のモテ期だったと思いますね。 そんな野球部の子たちとの思い出を語り出したら一晩じゃ語りきれないんですけど、
今回は一つ下の後輩、龍馬くんという男の子とのちょっとドキッとした思い出について語りたいと思います。
本筋までがやたらと時間かかってしまいました。ごめんなさい。 その日野球場に応援しに行っていた自分なんですが、
うちの大学の試合の前の試合が長引いてしまっていて、開始時間が少し押してしまってたんですよね。
なんで俺はいつも時間があるとそこに座っている野球場の外の、 ちょっと緑豊かなところに腰掛けてたんですよね。
で、大体俺そこにいることが多かったんで時々野球部の子が話しかけに来てくれていたりもしたんですけど、
そんな感じでその日もボーッと座ってたら、 アスマさんと声をかけられました。
ん?と思って横を見たら、声をかけてきたのが龍馬くんでした。 龍馬くんは西の方の出身で結構はっきりとした顔立ちをしていてね。
身長も178ぐらいあったのかな。 体格もすごく良くて、でもすごく明るくてね。
寮にいると、ねーアスマさーんキャッチボールしようよーと無邪気に話しかけてくるような、 とてもやんちゃな男の子っていう感じでした。
まあそんな龍馬くんにね、アスマさんと声をかけられて、 おー龍馬ほよーと返して、ただ彼を見た時にあれ?と思ったんですよね。
今までに見たこともない、とても深刻そうな顔をしていたのは、 もちろん気にはなったんですけど、最も驚いたのは彼の格好でした。
ただそんな頭に浮かんだ疑問を解決する間もなく、龍馬くんは、 アスマさんちょっと来てもらっていいですか?
と、やはり深刻そうな表情のまま、重い声でそう伝えて、 俺の返事を完全に待つことなく、スタスタと歩き出しました。
俺はなんだ?と思いながら、無言で歩みを進める彼の後ろをついて行ったんですが、 なぜか野球場の中に入って廊下に入った後、
中央口とは反対の外野の方に向かって歩いていくのです。 大学野球っていうのは大した観客数がいないので、シャッターが開いているのは中央口とかその近辺ぐらいなんですよね。
だから外野に近い入り口っていうのはシャッターすら開いていなくて、 野球場の廊下からは外野側に向かって歩いてはいけるんですけど、
別に行く意味もないので、誰もそこには立ち入らないというか、人の気配はないんですよね。
え、何何?と思って不安になりながら、数歩前を歩く彼を見てね、もう一度彼の格好について想像を巡らせました。
俺の数歩前を歩いていく龍馬くんは、その日ユニフォームを着ていたんです。
彼はいつも野球場にいる時にブレザーを着ている姿しか見たことがない。 つまり応援要員としいう形でしか会ったことがなかったのです。
ユニフォームを着ているということは、つまりそういうことだよね。 なんて思いながら
スタスタ歩いていく彼の後ろをついていったんですが、最も外野側の本当に人気のない、ちょっとシャッターも開いてなくて薄暗くて、野球場特有の湿った土の匂いというか、
なんていうんだろうね、あの金属っぽい匂いというか、そんな匂いを感じるところに到着したら、彼がね、
くるっとキビスを返して、突然ガバッと俺に抱きついてきたのです。 あまりにも急なことに、俺はエッと潰れた声を出してしまったのですが、
混乱状態の俺に龍馬くんがね、泣きそうな声でこう言ったんですよ。 アスマさんどうしよう、俺ぶっちゃけ怖い、どうしよう
って言ったんですよね。 俺は何事と思いながら、分かった分かったちょっと話聞くから一回話してって言って話してもらったら、
彼はね、もうでかい頭体に匂わずすごいしょんぼりとして俯いてるんですよね。 でどうしたのって聞いたら
ずっと試合に出たい出たいと思ってたけど、 実際に出るってなったら、なんか全然喜べなくて、俺どうしよう
ヘマするんじゃないかと思って不安だよ って言ったんですね。
あ、そうか今日試合に出るんだ、やっぱりと思って。 でポジションはどこで出るのって聞いたら
DH って言われたんですよね。 で俺は、えっいきなり?と思って
あのDHっていうのは指名打者というものを指すんですけど、 自分たちが出ていた大学野球のリーグっていうのはDH制をとっていたんですよね。
あの野球そんなに詳しくないんで間違ったことしたら大変申し訳ないんですけど、 あの高校野球とかはピッチャーが
投げて、でもピッチャーもバッタースタンドに立つ、 打者をやるっていうものが多いんですけど、その自分の出ていた大学野球はDH制なので
ピッチャーはピッチャーに専念する、つまり打席に立たないんですよね。 でそのピッチャーの代わりに守備はしないけどバッティングだけする人員
それが指名打者と呼ばれるポジションなんですよね。 つまりバッティングスキルを特別買われている人が選ばれるものでもあります。
まあそれってすごいことだと思うんだけど、 それ故に打てなかったら選出された意味がないわけで、なるほど
とてつもないプレッシャーを感じているのだとすぐに察しがついたわけですね。 ただ俺自身もあまりにも突然のことだから
どうしようなんて言ってあげたらいいんだろう 頑張ってとか軽いしどうしようと思って
とりあえずあの俺頑張って応援するからさって言ったんですけど そしたら
あすまさんいつも普通に頑張って応援してるじゃんって言われて いやもう今日は龍馬が一番だと思って応援するから
もうあのえっと一生懸命応援するからって言って もう何の一つも気の利いたことが言えなかったんですよね
でもそうやってあたふたしている俺を見て笑ってくれましてね 絶対打ってくるって言って控室に走り出していった背中を見送ったわけですよ
でね野球部員同士仲間でもあり強烈なライバルでもあるんですよね 当然龍馬君が dh として出るからには dh を下ろされた子がいるわけですよね
まあそれ以外にも先も言いましたけれども 一度も試合に出られてない子もいるわけで
そんな世界の中で試合に出られるけど喜べなくて不安なんて 口が裂けても言えないんだろうなと思ってね
で体格も良くていつもやんちゃな顔をしている男の子があんなに深刻そうな顔をして 地元親元から離れて相談できる人も近くにおらず不安を抱えているような子たちが
まだまだたくさんいるんだなと思ったんですよ で多くの野球部のことを仲良くなって満足した気になっていたけどまだ俺にはできることが
あるな 頑張らなくちゃと強く思ったわけです
試合の結果
その決意によって変えられたことっていうのもあるんですがまあそれは別のお話で
そんなこんなでその日の試合はとても熱い思いで見ていたんですが どちらのチームも打線に日が全くつかない状態で9回まで
両者ゼロ点みたいな そんな中結果的にうちの大学が勝ったわけです
キーパーソンとなったのは dh である龍馬くんでした
なんかドラマみたいですよね 不安に打ち勝ってチームを勝利に導くことができたということでいやー見事なものです
試合終了後話せるかなぁと思って急いで野球場の出口で出待ちをしてみたんですけど 試合がだいぶをしていたっていうのもあってみんな足早に
寮に向かうためのバスに乗り込もうとしているところだったんですよね あー話せなかったと思ったんですが少し離れたところでその乗り込んでいくバスを
眺めていた俺とバスに乗り込もうとしていた龍馬君と一瞬だけバチッと目があったんですよ そしたらね彼は俺ってすごいやろと言いたそうな満足そうな顔でピースをして
きて まったく調子のいい奴と思いながらとても温かい気持ちになったのを今でも覚えています
そんな素敵な思い出でした さーて今週も仕事頑張ろうっと