家出
2025-04-28 13:55

家出

#家出 の思い出。#是枝裕和 監督の映画のこと #そして父になる #誰も知らない #ネグレクト #虐待
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皆さんは家出したことありますか? 私は6歳ぐらいの時に家出をしたことがあります。
今日はその家出の話をしたいと思います。 片親でしたので、普段は兄と母との3人しか家にいないんですが、
まれに突然男性が家に入ってくることがありました。 毎回人が違うんですが。
その日も、夜、知らん男の人が突然家に入ってくる。 こちらとしては大変気分が悪いんですよ。突然ヌッと入ってくるものですから。
こんばんはとか、名前を名乗るとかだったら、 こちらもこんばんはとか言いようがあるんですけど。
唐突に男が入ってきて、そこに当たり前みたいに座るから嫌なんですよ。
その日は私は夕飯ができるのを待って、 食卓についていたんですけども、
モエルお兄さんっていう当時流行ってた漫画を読んでました。 すごい好きでした。
競技が悪いんですけど、机の上に足をあげて読んでました。
そしたらそこに知らん男の人が突然ヌッて入って座るんですよ。
黙ってこっち見ていて、なんなんだよっていう気分でした。
するとその男が、足を下げろと、テーブルから下ろせというふうに命令してきたんです。
それに腹を立てて私は無視しました。何にも言葉を発しませんでした。
なんでかって言ったら、お前はまず誰なんだっていう気持ちでイライラしてたんですよ。
このくつろぎの時間をまた知らん男が邪魔しに来たっていう気分だったからなんですか。
そしたらもう一回、おい足下げろって言ってんだろって言われたので、 箸を投げつけてうるせえって言いました。
台所から母親が飛んできて、出て行きなさいって言って、私を抱えて外に出しました。
私はその当時、ガラスドアを開けるといきなり外、玄関がなく、靴は外に置いてた貧乏家庭だったんですけど、
速やかに靴を履いてその場を去りました。
多分普通の子供だったら、ごめんなさい開けて入れてって言うのかなって思うんですが、
私もう本当に頭に来ていって、アホくさって思って、速やかに靴を履いて立ち去りました。速足で。
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で、よく行っていた公園まで走っていって、この滑り台の上に隠れた、というか身を潜めたという形になります。
そうして、困ればいいんだって思っていました。すごく嫌なこのままなんですけど、
どうせ子供がいなくなったら困るのはそっちだろうっていうのも分かったので、
ざわみろっていう気持ちでそこにしばらく潜んでいました。
その時のことをすごく覚えていて、公園の隣にお買い立ての支援住宅があったんです。
その支援住宅の滑り台のすぐそば、2階にあたる場所で、ガラス戸からもくもく湯気が出ていて、
ザバーザバーって言って、お風呂のお湯を使う音が聞こえてたんですよ。
で、いいなーって思っていました。
温かそうだな、お風呂入ってんだ、いいなーとかって、ああいう家庭が良かったなーって思っていました。
で、その公園からちょっと離れたところに別の公園があって、
そこの公園だと、梯子を登った上に小屋があるみたいな、トムソーヤの冒険に出てきそうな、
子供が喜びそうな遊具があったんで、屋根があって窓があって、子供が2,3人入れるくらいのサイズだったんですけど、
そこに行ってそこに住もうかなとかって考えていました。
子供らしいなと思うんですけど。
お腹空いたら草でも食おうと思う。
で、そうしていたら、だいぶしつこくそこにいたんですけど、
そうしていたら、母親とその男性が入れ替わって立ち変わり、
懐中電灯を持ってうろうろしているのが見えました。
ああ、探してんだなって思いました。
で、ざま見ろって思っていました。
本当に嫌な子供だった。
行ったり来たりするのを、その滑り台の上から見て、
この公園にいることに全く気づかないその大人2人を滑稽だなと思って眺めていました。
最終的に自分から飽きて、母親の方にここだよって言って走って行きました。
なんか勝手に向こうは感動して泣いてました。
家族ごっこ的な感じがして、自分はそれを冷静な感じで受け入れて家に帰るっていうのをやりました。
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そのまんまご飯も食べないで布団に入ったような気がするんですよ。
で、兄は隣の布団にすでに寝かされていて起きてたんですけど、
枕元にビックリマンのカレースナックっていうのが当時流行ってて、
それが枕元に置いてあって、
でもそのカレースナックはケンタが食べたから食べない方がいいよって言われたんです。
ケンタっていうのは当時飼ってた猫でして、猫がそのお菓子食べたから汚いから食べない方がいいよと、
そのことすっごい覚えています。
たぶん兄としたら外に出されて逃げた妹をどう思ってたかわかんないんですけど、
きっとご飯も食べる前に出てったから腹減ってんだろうなと思って取っててくれたのかもしれないんですけど、
猫が食べちゃったからごめんねみたいな。
なんかちょっとその子供なりの布団のお目もお疲れさんだねみたいな懐かしいというか微笑ましいというか。
こっちも合いんですけどでしたが、今日はどうもありがとうございました。
帰ってきたんですけど補足でもう一回撮っています。
これだひろかずさんっていう方がいて、映画監督なんですけど、
もともと確かNHKのドキュメンタリーを撮っていたプロデューサーの方で、
子供の虐待の問題などを取り上げてた、そういったことを調べて映画にしているような方なんですけど、
そして父になるっていう、そして父になるっていう映画が結構前なんですけどありまして、
福山正春主演なんですけど、これも実際にあった事件の映画でして、
取り違い事件ですね。子供、赤ちゃんを間違えて別の親に渡してしまって病院側の過失だったんですけど、
そのまま6歳になるまで育ててしまって、それが病院側で発覚して、
それぞれの子供を交換しようっていうことになったっていう内容の映画です。
その映画の中で、突然にお前は今日からここの子だからって言われたのに対して、
子供が、何で、何で、分からんって言うんですけど、
この何でって、ずっと何で、何で、分かんない、分からんって繰り返している反応がものすごくリアルだなと思いながら見ていました。
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後から調べたら、そこのシーンは大人側の福山雅春側のシナリオはあったんですけど、
子供はそれに自由に反応してくださいっていう風でセリフは決められてなかったらしいんです。
子役がその場に応じて自分の気持ちで反応していたらしいんですよ。
本当にその通りだと思います。
急にここの子だからって言われたって、分からん、何で、その通りだと思うんです。
何でこの話を出したかっていうと、自分も子供の時に、この男に問い入れば幸せな生活ができるから、
いい子にしなさいって言われていれば、それなりの対応をしたと思うんですよ。
嫌だって突っ跳ねたかもしれませんけど、少なくとも突然人が入ってくることの不快感っていうのがなかったから、
もう少し違う対応をしたと思うんですね。
普段自分の家はものすごく汚かったです。
でも唐突に綺麗になることがあって、そういう時は誰かが来るって察しがさすがにつきます。
それから食事の時に食器が用意されるなんてことはまずありえなかったんですが、
その日は箸が並べてあったんで、もう誰か来るんだなっていうのもそれでわかっていました。
事前に言葉で何らかの説明がなされていれば、もう少し態度を改めてたと思うんですよ。
嫌だったからわざとテーブルの上に足を乗っけてたと思うんです。
そういう説明が一切ないままに出て行きなさい。
何の質問もなくどうしてそういう態度をするのっていう風に出て行きなさいっていう風にするのは短絡的だなと思うんですよね。
なんでしか思わないです。
その男の人と母親が少し後に弟か妹欲しいって聞いてきたことがありました。
すごくニヤニヤしていて不愉快でした。
6歳ですが、さすがにそれは勘付いて子供ができたよっていう意味だと思ったんですけど、
私はその人が父親になるっていうのは嫌だったので、他人の子供ならいらないって答えました。
数日後、テーブルの上にピンク色のお薬って書いた袋が置かれるようになって、
大人になってから察するに、たぶんその時母親は妊娠していて、私が突っ跳ねたから下ろしたんじゃないかなって推測するんですが、
その後から虐待が酷くなりました。
小枝監督はその虐待、ネグレクトっていうのも題材にして映画を作っていて、題名は誰も知らないっていうタイトルです。
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これが確か1988年に実際にあった事件だと思うんですが、間違っていたら申し訳ないんですが、
そこで自分とほぼ同年代の子供が母親から置き去りにされて赤ちゃんが亡くなっています。
そういう内容を題材にした映画なんですが、ものすごくリアルで自分の家にそっくりです。
ただ私は大学生の時に映画を作成するサークルに所属しておりまして、その一環でこの映画を見たんですが、
その初めて見た時って大変な過程もあったもんだな、気の毒にっていう感想でした。
大学生になっていたその当時ですら、自分はネグレクトをされていたとか虐待を受けていたっていう感覚が全くなかったんです。
自分でそういう風に思ったことがなくて、むしろ母親は立派な人だ、女で一つで育ててくれたっていう風に見ていました。
でも、生きづらくなってカウンセリングを受けるようになってから改めてこの映画を見た時に、
まんま自分の生活にそっくりだったので、環境も状況もそっくりだったので、ものすごくびっくりしました。
話がそれてしまいましたが、子供だって説明されれば理解できることだってあるよっていうことが言いたくて補足しました。
じゃあさようなら。
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