デジタルネタ、ITネタが散りばめられていて面白いドラマ「アップロード〜デジタルなあの世へようこそ」の紹介です。死を迎える前に意識をアップロードすることで、VR世界で生き続けられる近未来を描いた作品で、Amazon Prime Video見られます。
=== 目次 ===
PrimeVideoで「アップロード」を観た
死後も意識はメタバースで行き続ける近未来
生きてる人とも会話したり会ったりできる
印象に残ったデジタルの小ネタ
ストーリーの軸は主人公の死の謎
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アシカガキャスト。
アップロード、デジタルなあの世へようこそ、というドラマの話です。
Amazonオリジナルのドラマで、プライムビデオで観ることができます。
現在、シーズン2まであって、まだ完結していません。
だいたい1話30分くらいで、長さはまちまちなんですが、シーズン1が全10話、シーズン2が全7話です。
シーズン1は2020年、シーズン2が今年2022年に公開になっています。
アメリカのドラマで字幕でも見ることができるんですが、私は日本語吹き替えで見ました。
死ぬ前に人間の意識を仮想現実にアップロードすることにより、デジタル空間の中で死後も生き続けられる。
そういう近未来を舞台にしたちょっとブラックなコメディです。
VR空間、メタバースと言ってもいいと思うんですが、
肉体はなくなってしまった人間がメタバースの空間の中で生き続けられる。
そんなことになったら、どんなことが起きるのかな?
そのメタバースのサービスはどんな感じになるのかなと。
デジタルネタ、ITネタが散りばめられていて、そこにまず興味を持ちました。
ただ、デジタルあるあるみたいなコメディ要素はあくまでもエッセンスの一つで、
話としてはちょっと謎解きの要素があったり、恋愛要素があったり、
全体を貫くストーリーがあって、結構ちゃんとしたドラマでした。
アメリカのコメディだとシットコムと呼ばれるシチュエーションコメディ。
ドラマの中に笑い声が入っているような。
アイカーリーとかそういうものもありますが、
アップロードはそういうお気軽に見れるシットコムではなく、
もっとちゃんとしたドラマでした。
主人公の男性は最初は生きてるんですが、
自動運転の近未来の車で交通事故にあって病院に運ばれるんですね。
そこで生きてるうちに意識をアップロードすることを恋人に勧められます。
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ここもコミカルに描かれてるんですが、
タブレット端末で同意書にOKして、
主人公は若くして肉体を失い、
意識だけがデジタル空間にアップロードされて、
そういう人たちが集まっているメタバースの住民になるんですね。
またこのメタバースの世界も、
一企業がサービスとして提供しているものなので、
何かとお金がかかるんですね。
服であったり食べ物だったりも、
いいものを手に入れるには課金しないといけないんですね。
地獄の沙汰も金次第という言葉が浮かんだりもしました。
生きている人がお金を払い続けることで、
死んだ後の人がメタバースの世界で生き続けられるんですね。
主人公の恋人が家がお金持ちなので、
その彼女がお金を払い続けていることで、
高額な良いプランで主人公はいい生活ができているという設定でした。
一方で安いプランもあるんですが、
安いプランで2GBの容量制限があるプランがあって、
そのプランの人たちは病室のような、
何も飾り気がない質素な部屋で、
容量制限を気にしながら生活してるんですね。
この容量制限は通信量の制限のようでした。
肉体を失いアップロードされた人たちのこともアップロードと呼ぶんですが、
アップロードの人たちも未来の携帯電話で、
生きている人たちとテレビ電話で会話ができるんですね。
主人公が分け合って2GBの制限があるプランになっていたことがあるんですが、
その時テレビ電話をするだけですぐに2GBを使い切ってしまい、
フリーズ状態になってしまっていました。
その時は恋人の人が追加料金を払うことで、
容量を増やしてまた動けるようになっていました。
なおこの世界での携帯電話というかスマホっぽいものは、
手の親指と人差し指をL字型にしてラビットポーズみたいにすると、
そこに画面が浮かび上がるんですね。
端末自体は腕に巻くブレスレット状のものでした。
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リアルの世界の生きてる人はVRゴーグルを使って、
アップロードたちがいるメタバースの空間にアバターとして入っていくことができます。
なのでそのメタバースの世界の中でアップロードの人とリアルの生きてる人とが普通に会って、
話をしたり散歩したり食事したりもできるんですね。
なおそれぞれのアップロードされた人には担当の顧客サービス係の人がいるんですね。
顧客サービスの人たちはもちろんリアルの生きてる人たちで、
毎日オフィスに出社してパソコンに向かって顧客サービスをしてるんですね。
顧客サービスの人はエンジェルと呼ばれてるんですが、
アップロードの人がエンジェルに呼びかけるとすぐにメタバースの空間にアバターとして駆けつけています。
エンジェルの人に何かやってもらうとアップロードの人はその評価を星何個かでつけるようになっていて、
空間に星が浮かんで何個か選んだりするんですが、
その評価でエンジェルの評価や査定が決まると。
アマゾンオリジナルドラマなのでアマゾンっぽい要素も入っていました。
デジタルな小ネタとして印象に残っているものをいくつか話します。
ウェブサービスとかでログインするときにロボットではありませんと。
人間かどうかの確認に使われるキャプチャという技術があります。
キャプチャのいろんな種類の中で画像認識のものがあって写真がいっぱい並んでいて、
この中から横断歩道を選んでくださいとか信号機を選んでくださいとか言われる面倒なのがありますが、
あれのパロディで建物の中に入る鍵として入り口のところにディスプレイがあって、
画像認識のキャプチャが表示されているというのがありました。
このアップロードの世界には見た目は人間ですがAIで動いているロボットがいるんですが、
そのAIロボットはキャプチャを全然クリアできないんですね。
でも主人公はキャプチャをすぐに成功させるという描写が面白かったです。
あとこのアップロードの世界にシークレットモードというのがあるようで、
アップロードたちが夜シークレットモードに設定して思い思いにくつろいだりしているんですが、
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運営会社の人たちはシークレットモードになっても関係なくずっと見て監視しているという描写があって、
ブラックユーモアだなと思いました。
運営会社のサーバーが攻撃を受けたことがあって、
攻撃を受けた後アップロードの世界が人物も物もカクカクした荒いポリゴンの世界になったのも面白かったですね。
このドラマのストーリーの軸となっているのは、
そもそも主人公の交通事故が何者かによって仕組まれたもので殺されたんじゃないかと。
主人公はこのアップロードのビジネスに変革をもたらすようなアプリ開発をしていたんだけど、
アップロードされる際にその記憶も何者かに消されていると。
その謎を自分の顧客サービス係の女性と探っていく。
2人の間には恋愛感情が芽生えると。
そういう続きが気になるドラマになっています。
ちょっと話を引っ張りすぎにも感じてしまいますが、
次のシーズン3も期待したいと思います。
今回は以上です。
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