こんにちは、アシカガコウジです。
最近、ミンネとスズリからの作家さんの撤退ラッシュが起きていました。
これは一見すると、戦争に加担するGMOのサービスから撤退しようと旗振りをした人がいて、それに従う人が多く現れたと見えます。
でも実際は、最初の発言をした人が先導したというよりも、その話題が拡散される過程で大げさなおひれがついて不安を煽ったというのが実情です。
そしてこれは以前、Googleの規約変更であなたの画像がAIに学習されてしまうと、ここの設定をオフにしましょうといった話題が拡散されたことと似ています。
これも拡散される過程で大げさなおひれがついて不安を煽ったという構図だったんですね。
次系列で古い方のGoogleの規約変更の騒動の話からしたいと思います。
これはGoogle検索の設定に検索サービス履歴という項目が増えて、その中のメディアを保存がオンになっていると、
画像検索やGoogleレンズで使った画像や音声入力した音声、動画などが保存されるようになるんですね。
これは実は6月ぐらいから順次適用されていて、今年の7月30日の規約変更とは同じタイミングでは実はなかったそうです。
そしてそのメディアの保存ですけども、設定のところから見れる説明文では、
アクティビティを検索サービス履歴に保存すると過去の検索ジャーニーを再確認できるようにするなど、
ユーザーに合わせてサービスがパーソナライズされるほか、Googleの生成AIモデルの改善に役立ちますと書いているんですね。
ここのGoogleの生成AIモデルの改善というところに不安を覚えた人がいて、
AIに画像を学習されるかもしれないからこの設定はオフにした方がいいんじゃないかと発言した、投稿したわけですね。
で、ちょうどGoogleの規約変更のタイミングだったので、規約変更でそうなると。
これは本当はそうではなかったんですけども、規約変更でAIに学習されるようになるとそこがうまく繋がってしまい、
違ったストーリーができちゃった面もありますね。
ただその人は内容はちゃんと理解していて、自分の免許者の画像を使って画像検索するみたいな、
個人情報を含む画像で画像検索をする人は気をつけようぐらいのニュアンスでした。
ただこの情報が拡散される中で明らかに間違っている尾ひれがついてしまいました。
Googleを使っているとスマホの写真が全部AIに使われてしまうとか、
普通に保存しただけの画像もAIに使われるみたいに偉い飛躍して、
Googleが悪いことをしようとしていると、エビルなことをしようとしていると思われちゃったんですね。
実際に保存されるのはGoogleレンズ、囲って検索、画像を使っての画像検索の画像、
あるいは音声検索、サーチライブの録音、Google翻訳の発音練習などの音声、
その他検索や翻訳のためにアップロードしたファイルや動画ということです。
調べるためにGoogleに渡したメディア、画像や音声や動画やファイルということですね。
もともとGoogle検索はユーザーの検索の履歴とかを利用して、
よりユーザーにパーソナライズされた結果を返していこう、便利にしようという考え方があったので、
そこの設定、Webとアプリのアクティビティがオンになっている人は、
メディアを保存するのもデフォルトでオンでいいよねという発想なんですね。
そもそもそうやって履歴として保存されるメディア、画像が生成AIモデルの改善に役立ちますというのが、
画像生成AIの素材としていわゆる食われる、学習されるという話とは全然別なんですね。
もし万が一学習されるとしても、プライベートなあなたの写真、免許証の画像をAIが記憶して、
他の人が画像を生成した時に出てくるみたいなことは、生成AIの仕組みとしてまず起こり得ないと言っていいです。
ただメディアが保存される設定をオンにしておけば、その画像自体がGoogleのサーバーに残り続けると。
最長4年残るらしいんですけども、残り続けてもしかしたら漏洩するかもしれないし、
もしかしたら学習に使われるかもみたいな心配が残ることは確かですよね。
じゃあGoogleはなぜ履歴が残るように、そういう仕様にしたのかということですけども、
みんなの画像をあわゆくは生成AIに学習させたいというわけではなくて、ユーザー側にもメリットがあると考えているからですね。
画像をアップロードして、画像検索した履歴が残って遡れると。
もう一回同じ画像で検索し直すとかそういうことができますと。
音声を使っての検索でも履歴が残りますと。
その方が自然ですよねということですね。
あとやっぱりGoogle側のメリットが大きい部分もあって、
画像検索とか翻訳とかで実際にどういうシーンで多く使われるのかとか、
ユーザーの求めていることを知ることができることで精度を上げていってライバルに勝ちたいということですよね。
なので私は履歴としてメディアを残すという設定はオンにした上で、
機密性の高い画像、プライバシーの乗っているような画像を画像検索などに使わない、アップロードしないというように使えばいいと思います。
でもやっぱり自分がアップした画像がGoogleがAIの精度を上げていくのに使うということが気に入らないと、
画像が残ることが心配だという人は設定をオフにすればいいと思います。
メリットとデメリットを天秤にかけて考えるべきだと。
自分で考えて正しく怖がりましょうということですね。
続いてミンネ・スズリの撤退騒動です。
ミンネの運営がGMOグループということで、
GMOグループがアメリカのパランティアという軍事AI企業と関わりを持つということを問題視する投稿が、Xへの投稿がきっかけでした。
ただこれも最初のその投稿をした人は、軍事AI関連企業と接点がある企業のサービスからは距離を置きたいよねと。
軍事もAIも自分としては関わりたくない領域なので、
ちょっとキナ臭い感じがするので、距離を置きたいくらいなニュアンスだったと私は感じました。
なのでこの人が旗振りをしてミンネユーザーはみんな撤退しようと言ったわけではないので、
この人が手間を撒き散らした、この人が悪いとは言い切れないと私は感じています。
先ほどのGoogleの例と同じで、この話題が拡散されるときに尾ひれがついちゃったんですね。
ミンネ・スズリの手数料が軍事費になるとか、ミンネ・スズリを利用するだけで戦争への加担になるみたいな飛躍が起きてしまったんですね。
ミンネやスズリにアップしている作家さんたちのデータがAIに利用されるみたいなとんでもな尾ひれもあったようです。
さっきの元の投稿の人はスズリについては言ってなかったんですけども、
同じGMOグループのサービスと作家さん向けのサービスということでミンネ・スズリから撤退しようというムーブメントになりました。
この尾ひれ部分については明らかにおかしい話が飛躍しすぎだというのはわかると思うんですが、
この騒動に関しては元の投稿の内容もかなり大げさであったり事実誤認がありました。
パランティアという会社がアメリカの軍事AI企業というのも一面としては正しいんですが、ちょっと言い過ぎで民間向けの事業もしていますし、
アメリカのデータ分析AIソフトウェア企業で軍事情報分野にも深く関わっている企業くらいの言い方が正確ではないかということです。
ヨーロッパでは悪名高いAI企業として知られていますとその人は書いていたんですが、
これも言い過ぎで人権とかプライバシーの観点から批判している団体は存在していますが、
イギリスでは政府とか軍医療分野でパランティアと大型契約しているそうです。
フランスからは完全排除とも書いていたんですけども、
これはフランスの首相が国内情報機関DGSIの契約をパランティアからフランスの企業に変えると発表したということであって、
フランスの民間企業にはパランティアはサービスを撤退しているわけではないということです。
ただこのパランティアがどうこういう話以前に、そもそもGMOとパランティアは業務提携とか契約とかしているわけではないんですね。
これはミンネとスズリを提供しているGMOグループのGMOペパボの社長が、
GMOペパボおよびミンネとパランティア社の間に契約、業務提携、製品利用、データ提供などの事実上の関係はないと話題になったその元の投稿へ返信していました。
これを受けてその最初の投稿をした人はその投稿を削除して謝罪することで騒動はひとまず鎮静化しています。
GMOグループはではなくGMOペパボを主語で言っているのはGMOペパボの社長だからなのか、
GMOグループと切り離した話なのかちょっと疑問もあるんですが、作家さん含め多くの人たちはこれで一安心というか関係がないんだったら良かったと受け入れているようです。
ただGMOグループが防衛安全保障領域に事業を広めているというのも事実です。
2025年に元陸上自衛隊の人を迎えてサイバー防衛部門を新設していたり、
2026年6月に陸上自衛隊の警備用ロボットシステム導入検証業務を受託したと発表したりしています。
2026年3月に政府向けの政策提言としてGMOがまとめた内容として、
災害から安全保障まで情報を統合・可視化する米国バランティアテクノロジーズの日本版構想、
3間額の脅威情報を統合分析するデータ基盤の構築という項目があるんですね。
ただこの日本版バランティア構想というのがバランティアのシステムを導入しましょうというよりも、
バランティアのシステムのようなものを日本でも作りましょうということのようです。
なので話はちょっと複雑ではあるんですが、