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2023-02-14 09:39

動くARをGIFアニメとAdobe Aeroで(第623回)

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3Dではなく2D画像でARコンテンツを作る話です。GIFアニメを配置して再生しながら動かすことができました。

=== 目次 ===
Adobe AeroとAR
アプリ不要でARコンテンツ
2Dの画像でAR
AR上でGIFアニメを再生
マーカー上への配置も可能
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アシカガキャスト、Adobe Aeroという、Adobeが提供する簡単にARコンテンツを作れるツールがあります。
以前、アシカガキャストで、このAdobe Aeroについて話したことはあるんですが、
その時から進化して、他の人に簡単にARコンテンツを使ってもらえるようになりました。
まずは、簡単にARについての説明ですが、
現実世界の中にデジタルで作ったものを表示させることで、
現実を拡張させる、便利になったり楽しいことができたりという技術ですね。
スマホのカメラを使って、今リアルタイムで見えている現実の風景の中に、
ポケモンGOのようにポケモンを表示させて遊んだり、
例えば、街の中でカメラを向けたら、そのお店の情報が表示されるとか、そういうのがARですね。
日本語では拡張現実と呼ばれています。
スマホだけでなく、AR眼鏡、ARグラスと呼ばれるものもあるので、
眼鏡型のデバイスをつけるだけで、現実の世界の中に何か違った情報を、
デジタルの情報を表示させられるようになるということも期待されています。
Adobe ARでは、スマホのカメラで映している現実の空間の中に、
3Dのオブジェクトを配置できるんですね。
その3Dのオブジェクトを移動させたり、回転させたりできますし、
3Dのオブジェクト自体に最初から動きをつけておけば、
Adobe AR上でスマホの画面上に見えているそのオブジェクトをタップしたら動き出すとか、
そういう設定をすることもできるんですね。
で、なんで3Dかというと、現実の世界と合成して表示した時に、
スマホを動かして斜めとか横に回った時に、
3Dのデータじゃないと、そのオブジェクトの斜めから見たところが表示できないですよね。
ARにしろVRにしろ、自由な視点で見ることができるような、
そういう空間を作るにはやっぱり3Dの技術が必要なんですね。
とはいえ、2Dの平面の画像をAdobe ARで空間上に配置することはできます。
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今回その話をしたいんですが、
その前にAdobe ARで作ったARコンテンツを簡単に人に見てもらえるようになった話をしたいと思います。
Adobe ARで作ったARコンテンツを人に見てもらう場合に、
アプリをインストールする必要がなくなったんですね。
ARコンテンツを作るんじゃなくて、ただ見たい、楽しみたいという人は、
Adobe ARのアプリをインストールすることなく使えるようになりました。
とはいえ、本当はARコンテンツを見る用のビューワー的なアプリを自動でインストールするんですね。
これはiOSの場合はアップクリックという技術で、
Androidの場合はインスタントアップという技術を使っています。
通常のアプリのようにアプリのストアを使ってパスワードを入れるとか認証するみたいな作業が不要で、
必要な時に自動で一時的にアプリをインストールするという仕組みです。
これすごく便利なんですが、実際に使ってみると微妙に分かりにくかったりします。
Adobe ARのARコンテンツを共有するために、共有リンクを作るか、QRコードを作ることができるんですが、
そのリンクを開いた後のステップ数が微妙に多いですし、
インストール不要の方法に自動的に誘導されずに、
どっちかというとAdobe ARをアップストアでインストールする方に誘導されがちなんですね。
画面の上の方に小さく表示されているAdobe ARをアップクリップで開くの横の開くボタンを押せばいいんですが、
画面の一番上にあるとはいえ、ちょっと気づきにくいんですよね。
なので、人に見てもらうという時には、かなり細かく説明をしてあげないといけないなと思いました。
作るためのAdobe ARのアプリは、モバイル版ではiPhone、iPad用しかないんですが、
見る場合にはAndroidも使えるようになったというのも嬉しいところですね。
ただ、Android用のインスタントアップのプレイヤーが今本当に使えるのかどうかは分かりません。
ただ、Adobe AR PlayerというアプリがAndroid版でリリースされていることは確認しています。
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対応機種としてはAndroidは10以上、iPhoneは10以降ということです。
そして今度は作る方の話ですが、3Dじゃなくて2Dの平面の画像でも複数配置して、前後関係、奥行きがあればそれなりに楽しいかなと思ったんですね。
かき割りみたいな感じ、平面の縦看板が配置されているような感じですね。
カメラが横に回るとペラペラと厚みのない紙が立っているイメージということですね。
Photoshopのレイヤーに分かれたファイルを配置すれば、レイヤーごとに奥行きを設定することがAdobe AR上でできます。
そしてじゃあ2Dだけど動かすことができないかなと考えてみました。
そこでGIFアニメとして動くファイルをAdobe AR上に配置して動かせるかやってみたんですが、ちゃんと動いてくれました。
配置しただけでは動かないんですが、Adobe AR上でアクションをつけることができるんですが、例えばそのGIF画像をタップしたときに再生すると動くというような設定ができました。
GIFアニメとして動きながらかつAR上で動きをつける。移動するとか拡大縮小するとか回転するとかそういうことも可能でした。
最近のアシカガキャストでAppleのキーノートにGIFアニメを配置してGIFアニメを動かしつつキーノートのアニメーション機能でさらに動かせるという話をしましたが、それと似た感じですね。
GIFアニメを作るときに気をつけるのは背景を透過させること。背景を透明にすることですね。
背景が白のGIFアニメだとARで空間上に配置したときに白い背景の紙が一枚配置されているみたいになってしまいます。
なおAdobe ARでは机の上とか床とか好きな空間にオブジェクトを配置することができるんですが、マーカーを設定してその上に配置する作り方もできます。
最近もお菓子のパッケージをカメラで写すとその上にARコンテンツが表示されるといったお菓子を売るためのキャンペーン的な使われ方がありますが、そういう感じのコンテンツを作ることもできます。
ポストカードを販売してそのポストカードをカメラで写したときにだけ何かが現れるARコンテンツを作ったりできるということですね。
09:11
まだちょっと敷居が高い印象ですが、一応機能的にはアプリをインストールすることなくAdobe ARのコンテンツをiPhoneの人もAndroidの人も楽しめるようになったということで、今後いろいろ面白い使い方が出てくるんじゃないかなと私も使っていきたいなと考えています。
今回は以上です。
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